医療法人 拓生会 奈良公園中央病院
西浦 典子
[所在地]奈良市今小路町2
[診療科目]内科・外科・整形外科・神経内科・放射線科・泌尿器科・肛門科・麻酔科・理学 診療科・脳神経外科・人間ドック
[病床数]136床
[職員数]約200名
[関連施設]
桜井眼科診療所
訪問看護ステーションサクライ
柳生診療所
田原診療所
[現況]奈良市街東部、若草山のふもとに広がる奈良公園に隣接し、1947年に開設した桜井診療所が基礎となり1954年に医療法人拓生会桜井病院として設立されました。以後、地域とともに発展し、1964年に救急病院に指定され現在では地域中核病院として地域医療に取り組んでおります。
2001年9月1日、病院名称を奈良公園中央病院に改称しました。
[業務内容]
生理検査:心電図、ホルター心電図、頚部動脈超音波検査、脳波、肺機能検査、
簡易聴力検査、聴性脳幹反応、NCV、SSEP
検体検査:末梢血液一般、電解質3項目、尿沈渣、生化学検査3項目、
尿素呼気試験、血液型、交差適合試験、便ヘモグロビン定性、
髄液一般、妊娠反応、インフルエンザ定性
その他は全て外部へ委託。
[検査室の現状]
臨床検査室は放射線科に属しています。したがって技師長、主任ともが診療放射線技師です。臨床検査技師は2人で、検体検査と生体検査を少数ながらローテーションで行います。既述のとおり検査の種類が少ないのと、当直や日直、休日出勤がないので2人で事足りています。もちろん、緊急手術や輸血に伴う呼び出しには対応しています。
[検査機器]
@ 生体検査
心電計はルーチンとポータブルを6ch1台で兼用し、出張検診用には3ch1台を使用しています。2年程前にエルゴメーターを導入し、主に企業検診での二次検査にて使用しています。ホルター心電図の解析は外部へ委託しています。
超音波検査用にはモノクロ1台と、これも2年程前に導入したカラードプラ解析が出来るもの1台です。心臓は医師、腹部は診療放射線技師、頚部動脈は医師と臨床検査技師が交代で担当します。
他は、脳波計、筋・神経機能検査機器、スパイログラムが各1台です。
A 検体検査
ひと昔前の検査室または診療所とでも申しましょうか、データは全て手書きです。コンピュータとの接続もありませんので、前回値との比較はやや困難です。アミラーゼ、血糖測定においては比色計を用いる用手法。マイクロピペットと定量分注器はまだまだ現役です。
[病院と患者]
地域との関わりが深く、診療所時代からのおなじみさんが多いので、中には病院であることを忘れているのではないかという方々も…。
また位置的に観光地の中なので、修学旅行生、遠足、旅行者、大会などでの負傷者・急病人が年中来院されます。もちろん外国人観光客や留学生も多く、対応できる医師・看護師・事務員・薬剤師・臨床検査技師が控えています。知らない土地でしかも病院となるとより一層不安が増すところですが、少しでもリラックスして診療を受けていただけるよう、職員全体で心がけています。