なら糖尿病デー

なら糖尿病デーに参加して

天理よろづ相談所病院 豊田充宏

なら糖尿病デー2002は全国糖尿病週間にちなんだ糖尿病の予防とよりよい治療を目的とする催しで、医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師、栄養士など多くのスタッフが協力して行われ、内容は大きくわけて糖尿病チェックラリーと特別講演の二部構成で出来ています。今回はじめてこのイベントに参加して感じたことを記します。
 糖尿病チェックラリーは、受付で参加者がチェックシートを受け取り、各部屋にて問診、体重血圧測定、血糖値測定デンタルチェック、フットチェックを行い、医療相談を行うと言うシステムで、私は自己血糖測定器をもちいた血糖測定のお手伝いをしましたが、かなりの数の検査を行ったと思います。参加者の反応はさまざまで、痛いと言って顔をそむける人や、思ったほど痛くないと言う人、自己血糖測定器に興味をもち熱心に使い方を聞く人などいろんな人と接することができました。私は病院にても糖尿病療養指導を行っていますがこの様な場で血糖測定のお手伝いができ、自分にとってもいい勉強になったと思います。特別講演は富山医科薬科大学医学部の小林正先生が糖尿病の治療の進歩について講演されました。この講演会場はチェックラリーのゴール地点でもあり会場にはかなりの参加者がおられたと思います。私もこの講演を聞きたかったのですが、講演がチェックラリーと同時進行で行われたため聞くことができず残念でした。このイベントは12時〜17時まで行われましたが、スタッフは10時前から準備をはじめ18時頃に終わる状況で、やりとげたと言う気持ちと疲れたと言う気持ちが混在したような状態で帰路につきました。