平成17年度社団法人奈良県臨床衛生検査技師会

通常(決算・予算)総会議事録

開催日時:平成17年4月17日(日) 13時40分から14時35分まで
場  所:奈良県社会福祉総合センター 5階研修室(橿原市)
現会員数:485名(4月16日現在)
出席者:377名
    (当日出席者120名、委任による出席者257名)
欠席者:108名


T仮議長挨拶
  木田事務局長より議長選出が完了するまで仮議長を担当する旨、挨拶があった。

U 開会の辞
  倉本副会長が、平成17年度社団法人奈良県臨床衛生検査技師会通常(決算・予算)総会を開催する旨、宣告した。また、「臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律の一部を改正する法律案」が3月29日衆議院本会議で可決され、参議院本会議に送られることとなり、35年ぶりの法改正が漸く現実的なものになったとの報告があった。

U 会長挨拶
  増谷会長より、学会に引き続いての総会出席に対するお礼が述べられた。また、平成16年度は大さなイベントとして第44回近畿医学検査学会が当会の担当で成功裏に開催できたことについて、会員および賛助会員の皆さまのご協力に重ねて感謝とお礼が述べられた。さらに本総会では平成16年度の事業報告と決算さらに平成17年度の事業計画と予算について十分審議頂き、当会が公益法人として社会に貢献できる団体として発展するよう協力のお願いがあった。

W 来賓挨拶
 仮議長より,来賓者の紹介があり,代表して奈臨技顧問の岡本康幸先生より挨拶が行われた。
 当会の会員の総力が結集できた素晴らしい第44回近畿医学検査学会が成功裏に無事終えたことについて祝いが述べられ、さらに本日の奈良県医学検査学会においても多くの会員が活発に検査、研究に励んでいることについて敬意を表された。

X 議長選出
 仮議長より議長候補について出席者に自薦、他薦を求めるも無く、仮議長が岡田賢二郎(近畿大学医学部奈良病院)、瀧本順三郎(天理よろづ相談所病院)の2氏を提案、過半数を超える拍手多数で承認され、議長就任の挨拶の後、議事に入った。

Y 議 事
1.総会役員の選出
 議長より総会役員の候補を出席者の中から自薦、他薦を求めるも無く、議長より下記の提案があり、過半数を超える拍手多数を持って承認された。
●資格審査委員(兼議事運営委員)
 資格審査委員長
  西本 照夫 (おかたに病院)
 資格審査委員
  中山 章文 (奈良県立奈良病院)
  吉田恵三子 (天理よろづ相談所病院)
  野村  真 (済生会中和病院)
●書記
  杉村 充子 (天理よろづ相談所病院)
  長谷川 章 (高の原中央病院)
●議事録著名人
  吉田 和弘 (済生会奈良病院)
  仁井  忠 (奈良社会保険病院)

2.総会成立の宣言
 西本照夫資格審査委員長より、本日の出席者数377名(出席者120名、委任状提出者257名)で正会員数(485名)の過半数を超える為、本総会が成立することの宣言があった。

3.議案審議
 議長より、第1号議案:平成16年度事業報告、第2号議案:平成16年度決算報告、第3号議案:平成16年度監査報告について、一括して報告を受けたのちに質疑を受け、承認を求めるとの説明後、下記の担当理事から議案書に基づき説明及び報告があった。

第1号議案:平成16年度経過報告

1)総括:増谷会長
  総括の補足として、昨年の臨時国会に上程していた「臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律の一部を改正する法律案」が3月29日に衆議院本会議を通過し、参議院へと送られた。これは技師の地位向上にむけた第一歩である。今後とも質の高い、そして安全な医療が行えるよう努力と協力のお願いがあった。また、公益法人制度改革が昨年末の行政改革方針として発表があり、平成18年には新法が成立する見通しである。両法は臨床検査技師の社会的認知を高めるうえにも重要と考えられ、今後とも新公益法人を目指した的確な会の運営を心掛け、事業の推進ができるようにさらなる協力の要請があった。

2)事務局総務部:林田理事
  議案書に基づき要旨を説明し補足として、昨年度は役員の改選に合わせて理事2名の増加があり、事業の所管の見直しを行うなど新体制による会運営を行った。また、昨年度総会における定款の改定による外部監事制度の発足と、外部監事登用の報告および、新監事の駒木拓行氏の紹介があった。さらに当会からの日臨技表彰受賞者についても紹介があった。

3)事務局会計部:藤本理事
 議案書に基づき要旨の説明があった。特に会費値上げによる収入の増加が昨年度から見込めるようになり、事業の充実と保険加入による安全性の確保の説明があった。また、昨年度は大きな災害が多発した年であり、度重なる義援金の協力要請が日臨技および奈臨技から行われた。会員の方々の真心より集められた義援金の報告とお礼があった。

4)学術部:丹羽理事
 議案書に基づき要旨の説明があった。補足として、新たに生涯教育研修部門を渉外部から移管し、学術部を検査研究部門、精度管理推進事業部門、生涯教育研修部門に分け、3名の理事にて分担し活動した旨、報告があった。

5)渉外部:新木理事
 議案書に基づき要旨の説明があった。
 追加事項特になし。

6)地域保険事業部:川越理事
 議案書に基づき要旨の説明があった。
 追加事項特になし。

7)組織法規部:猪木理事
  議案書に基づき要旨の説明があり、特に一般・新人会員研修会の参加者が少なかった点について、広報活動などの努力不足の反省と、新人会員に限らず一般会員の広い参加のお願いがあった。

8)福利厚生部:福田理事
  議案書に基づき要旨の説明があった。特に奈臨技主催の勉強会や各事業に対する傷害・賠償事故に備えた保険の加入について説明があった。

9)広報部:稲垣理事
  議案書に基づき要旨の説明があった。特に会誌「まほろば」(通巻95号)は第44回近畿医学検査学会特集号として発刊した旨、報告があった。

10)地区担当部:西本理事
  議案書に基づき要旨の説明があった。
  追加事項特になし。

11)第44回近畿医学検査学会について:山本副会長
  議案書に基づき要旨を説明し、補足として学会運営に協力した162名の実務委員および学会発表など学術面から協力した会員、賛助会員に対し、学会が成功裏に終えられた報告とお礼があった。

12)各種委員会会議報告:林田理事
  議案書の資料に基づき要旨の説明があった。
  追加事項特になし。


第2号議案:平成16年度決算報告
1)平成16年度会計報告および財産目録報告
 :藤本理事
  議案書追加資料に基づき報告があった。

第3号議案:平成16年度監査報告
1)監査報告:薮内監事
  議案書追加資料に基づき報告があった。

 以上の報告後、議長から上記報告事項について質問、意見を求めたところ、会場参加者2名から質問があった。

1)第1号議案の第44回近畿医学検査学会報告について、学会プログラムに「スライドカンファレンスのねらい」が漏れていた点と、事前打ち合わせ会の会場が何回も変更となり出題者、解答者に徹底できなかった点について説明が求められた。山本実行委員長から、ねらいの漏れは実行委員会の単純な落ち度であったこと、打ち合せ会は人数の調整と発表会場に近い点を考慮した変更であったが、直前まで変更があった点をお詫びした。

2)第2号議案の決算について、福利厚生の活動対策費100万円の予算について多額であるが、会員のメリットについて説明が求められた。福田福利厚生部長から奈臨技主催の勉強会や各事業に対し、会員の活動中の傷害事故に備えた賠償保険の加入登録費であると説明があった。
  その他発言者は無く、議長は拍手による承認を求め、過半数を超える拍手多数を持って承認された旨、宣告した。

第4号議案:平成17度事業計画案
1)総括および各事業部の計画:木田事務局長議案書に基づき要旨の説明があった。特に、事務局については、平成18年度には奈臨技創立50周年・法人設立20周年の記念事業があり、今年度から一部準備を進めていく予定である。また、県からの公益法人立ち入り調査が3月29日にあった。その結果、概ね適正に会の運営が行われているが、2、3改善すべき点が指摘されたことから、早期に検討し改善する。学術部では、奈臨技学会について今回新たな試みが実施されたが、今後も充実させていきたい。学術生涯教育部についてA教科に該当する新規事業の企画を模索する。組織法規部について、通常の役員緊急連絡網以外に、災害時に備えた奈臨技緊急連絡綱を整備する。福利厚生部について、リンクスの利点を大いに活かし、親睦行事の活性化に取り組みたい。広報部について、会誌発行に協力している企業広告がこれまで以上に会員の目に止まる工夫と、会誌および名簿の保存(ライブラリー)が容易となるよう平成17年度から会誌「まほろば」と会員名簿を統合した会誌の発行を行う。以上の補足説明があった。

 以上、平成17年度事業計画案が提案説明された後、議長より質問、意見を求めも発言者は無く、議長は拍手による承認を求め、過半数を超える拍手多数を持って第4号議案は提案通り承認された旨、宣告した。

 第5号議案:平成17年度予算案
  藤本理事より議案書に基づいて平成17年度予算案が提案説明された。特に昨今の厳しい社会・経済情勢から、会誌広告料については価格を抑え、多くの企業の協賛を得るため、3万円から2万円に減額した。学術部を大きく3事業に分け担当理事が事業に伴う支出を把握し易いよう明確にし、さらに活動が充実するよう増額した。リンクス加入の利点を活かして親睦活動を活発にするため、福利厚生事業の予算の増額を行ったことを補足した。
  議長より質問、意見を求めるも発言者は無く、議長は拍手による承認を求め、過半数を超える拍手多数を持って第5号議案は提案通り承認された旨、宣告した。

 第6号議案:一般提出議題
  木田事務局長より、総会10日前までに事務局に届いた一般提出議題はなしと、報告があった。議長より、会場の出席者の中に緊急的な議案をお持ちの方はいないか確認したところ、会場参加者から執行部に対し質問があった。

 1)今年4月から施行された個人情報保護法について、学会発表等でも規制の対象になると考えるが、奈臨技としての方針はあるのか説明が求められた。
   倉本副会長から、奈臨技としては日臨技の方針に準ずる。日臨技では平成16年度第2回通常総会が3月26日開催されその点の説明があった。また、4月1日には日臨技ホームページに@会員の個人情報のための個人情報保護方針・プライバシー規約、JAMTIS利用規約[PDF]、A検査室における個人情報保護ガイドライン、B検査室における個人情報保護管理システムー手引書資料が掲載されているので、参考にして欲しい。ただし、今後改訂されていく可能性があると説明があった。

 その他、質問はなく、これを以って本日の審議事項はすべて終了したことが議長より宣告された。

Z 総会役員及び書記の解任
  議長より資格審査委員(兼議事運営委員)及び書記を解任する旨の通告と、協力への謝意の言葉が述べられた。

Z 議長挨拶
  議長より議事進行の協力に対して謝意が述べられた後、自らを解任する旨宣告した。

\ 閉会の辞
  山本副会長より社団法人奈良県臨床衛生検査技師会平成17年度通常(決算・予算)総会の閉会宣告が行われた。
  以上、式次第はすべて終了し解散した。

社団法人奈良県臨床衛生検査技師会
  議    長   岡田賢二郎
  議    長   瀧本順三郎
  議事録著名人 吉田 和弘

  議事録著名人 仁井 忠