ご挨拶

 こんにちは皆様
 当ホームページでは,これまでの1000例を越える間脳下垂体腫瘍の治療経験を基にして,間脳下垂体腫瘍についての情報をお示ししています.
また,以下に示します,間脳下垂体腫瘍の外科的治療における,私の基本的な姿勢もご理解いただければ幸いです.

  1. 間脳下垂体腫瘍のほとんどは良性腫瘍であり,全摘出により完全に治ってしまうことから,外科的全摘出を目指しています.
  2. 頭蓋底にできた脳腫瘍を頭蓋底から摘出する拡大経蝶形骨手術(拡大Hardy手術)が,脳損傷を回避する意味からも,もっとも理想的なアプローチであると確信しています.
  3. 手術中に,神経内視鏡,ナビゲーション,脳神経モニタリングを駆使することにより,手術成績を向上させる努力を常に行っています.
  4. 手術後の内分泌の障害や再発の可能性もあり,手術すれば終わりではありません.患者さんの術後は,責任をもって,長期に経過観察させていただきます.

 不幸にも間脳下垂体腫瘍になられた患者さんが,喜ばれて退院される顔を見るたびに,手術の苦労などが一気に吹っ飛び,幸せな気分にさせていただいております.患者さんの喜ばれる顔をできるだけ多く見るために,今後も真剣に取り組んでいきたいと考えております.どうか,よろしくお願いします.
 当ホームページを御覧いただき,誠にありがとうございました.またのご訪問をお待ちしております.

富永病院 脳神経外科 北野昌彦