働き盛りの男性は日々仕事に追われ、自分の健康を考える余裕がなく、関心も低いと言われています。今回、働く男性と、これから働くであろう学生が、15分程度で簡単に“健康”を考えることができるプログラムを作成しました。内容は、先輩がどのように仕事し、生活してきたのかをストーリー仕立ての動画にしたものをご覧いただき、振り返りシートに記入するだけです。
このライフストーリーをみて、皆さんは何を感じるでしょうか。共感できること、自分には難しいと感じること、その時の状況によって、感じ方は皆それぞれでしょう。大切なことは、少し立ち止まって5年後、10年後どうなっているのか、どうなりたいのかを意識し、今に目を向けることです。このプログラムが、あなたご自身の健康を振り返る契機となることを期待しています。
このプログラムは、①ライフストーリー動画を視聴する(7~10分程度)、②自分の考えを整理する(5分程度)の2段階で構成されており、所要時間は15分程度です。下記の手順に沿って、実施してください。
企業や健康保険組合、大学等の教育機関の団体で活用する場合は、使用する際の効果的な方法を情報提供しますので、研究者へご一報ください。
この動画は、実際の体験談をもとに作っています。動画の主人公は日々仕事に追われ、家族のことを考えながらも限りある時間の中で、その時々の健康状態に目を向け、できることに取り組んでこられた普通のサラリーマンです。どのストーリーも7~10分程度の短いものです。一度に全て見る必要はありません。まずは関心のある一人を選び、ご覧ください。なお、事例のお名前は仮名です。
気が向いた時、または定期健康診断の時期に実施しましょう。会社全体で取り組む場合は、健康診断前に実施するよう一斉メールする等の方法で実施するよう勧めてください。
住所:〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1番7号
メールアドレス:keiko@sahs.med.osaka-u.ac.jp
TEL:06-6879-2534(直通)
研究代表者:小出恵子(大阪大学)
小出恵子
(大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 准教授)
眞壁美香
(四天王寺大学看護学部 助教)
岡本玲子
(大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 教授)
岡田麻里
(香川県立保健医療大学保健医療学部 准教授)
滝川奈都子
(保健師・産業カウンセラー)
池内知鶴
(株式会社中電工 岡山統括支社)
子育て世代に着目した生活習慣病予防のための
健康生活支援モデルの開発(JP16K20854)