/ こだまの(旧)世界 / 読み物 / こだま美術館 / ゲソダイ哲学リンク集 / weakly news / web diaries / このサイトの検索 / indexにもどる

KODAMA'S (NEW) WORLD

英米で主流をなす功利主義の論客は「人間の廃止」など歯牙にもかけず、 量的評価と量的比較の倫理観を示し続けるだろうが、 利他主義と明晰さの装いで啓蒙的情熱を傾けつくしても、 何らかの形で自然に「道」を見ようとする多くの市民の支持を得ることは できないだろう。

---島薗進


昨日 / 明日 / 2016年9月 / 最新 / はてな

この日の出来事


02/Sep/2016 (Friday)

某臓器移植の話、某MOOC撮影など

お昼

定時起床。昨晩も冷房を入れて寝たが、難しい時季。 髭剃り、花に水やり、朝食、朝刊。

朝、娘を保育園に送ってから大学へ。午前中は某MOOCの撮影。幹細胞研究。

お昼は弁当をもそもそ。

脳死臓器移植400例目。法改正を見据えた議論をという記事を書いてみた。 臓器移植はまだ考えるべきことがあるな。

お昼すぎ

ちょっと休憩。また某MOOCの準備をしないと。最近こればっかりだな。

夜中

昼下がりまで某MOOCの資料作り。それから、某君に雑用を手伝ってもらいながら、 さらに某MOOCの資料作り。最後の二回分を作成。他人との共同作業のときは、 早めにせざるをえないのでprudentになる。哲学者がprocrastinateするのは、 基本的に共同作業をしないからだろう。

夕方、某君らに手伝ってもらって某事務局作業。

夜、帰宅して夕食。そのあと、娘と花火をしたあと、散歩がてらコンビニに買い物へ。

夜中、娘とシャワー。まだやるべきことはあるが、もう寝るか。


02/Sep/2013 (Tuesday/mardi/Dienstag)

仙台、帰洛、『趣味は読書。』など

昨晩はホテルの部屋が暑かったのか寝苦しくて何度か目が覚めた。少し遅めに 起床。シャワー。ホテルの部屋を開けると河北新報が。朝食はホテル近くのサ ブウェイで。小雨。

午前中は部屋で勉強。お昼前にチェックアウト。昼はまた寿司。このあたりで 折りたたみ傘を失くしてしまう。

お昼すぎにバスで東北大の川内キャンパスへ。某先生と少しお話したあと、某 所にお話を伺いに行く。いろいろ勉強になった。

夕方、外に出ると大雨。傘を失くしたことを悔やむ。タクシーを呼んで急いで 駅に戻り、ホテルに預けていた荷物を受け取って走って電車のホームへ。ぎり ぎりセーフで無事に時間通りに仙台空港に着いた。おみやげを買ってゲートを 通り、ようやく一服する。もうちょっとプルーデントにならないと。

夜に伊丹着。バスに乗って京都駅へ。ようやく斎藤美奈子の『趣味は読書。』 を読み終える。おもしろかった。感想はここ。最 近、めっきり本を読まなくなったので、もう少し本を読むようにしよう。

夜中に帰宅して夕食。あまちゃんを見ながら食器を洗ってからシャワー。娘の 寝かしつけに時間がかかり、真夜中になる。新聞を読んだら寝よう。


02/Sep/2012 (Sunday/dimanche/Sonntag)

まだまだまだ夏休みの宿題など

少し遅めに起床。シャワー。今日も雨模様の空。

午前中に本三駅前の喫茶店に行き、朝食をとりながら少し雑用。冷房が寒いの で早めに出て、お昼前に研究室へ。夏休みの宿題の続き。

昼下がりまで勉強して、夕方に酸辣麺。そのあとまたお腹の調子が悪くなる。 ストレスか。ちょっと雑用してから夏休みの宿題の続き。夏休みの宿題をしつ つも、小さな原稿や校正作業もしている。

夜中に帰宅して軽い食事。もう寝る時間だ。しかし、夏休みの宿題はまだ終わ らず。今週からいろいろあるので、ちょっとまずいのだが。


02/Sep/2011 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

比較的 平穏無事な 普通の日

定時起床。シャワー、シリアル。

朝、娘を保育園に送ってから、本三の喫茶店でしばらく読書。

お昼前に研究室へ。しばらく勉強する。 昼下がり、某ラーメン屋で遅い昼食。少し通り雨に降られる。 それから夕方まで、某院生と某翻訳の相談。

夕方からしばらく、某翻訳。大雨になり、しばらく帰れなくなる。

夜、雨が止んだところを見計らって帰宅。少し遅めに夕食。朗報一件あり。

夜中、娘を風呂に入れる。 メールを見たりしているとあっという間に真夜中になる。 冷やしたのか、お腹の調子が悪くなる。


02/Sep/2010 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

定時起床。ゴミ出し、シャワー、朝食。家を出る前に少しソファで寝る。

定時出勤(少し遅め)。終日雑用。

夜、某所で某氏らとスペイン料理とワイン。歓談。

帰宅して、新聞。ソファで少し寝る。

夜中、某報告の準備。 毎日時間を見つけてコツコツすることが大事。千里の道も一歩から。


02/Sep/2009 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

朝、ゴミを出してから誘惑に勝てず二度寝。 ヒゲ剃り、朝食。シェーバーでヒゲを剃る練習。

定時出勤(少し遅刻)。午前中は雑用をいろいろ。

お昼は5分前まで某会議があると思っていたが、 キャンセルされたことを思い出し、無駄足をせずに済む。

お昼すぎ、オーストラリアの某先生らとテレビ会議。

昼下がり、某氏と某成績関連の仕事など。某先生と少し相談。

夕方、少し寝袋。それからまた某成績関連の仕事の続き。 少し功利主義アワー。某氏来訪。

夜、帰宅して夕食。某用件で大家さんに連絡。新聞。

夜中、横浜に来ている京都の某氏とネット上で研究会。

真夜中、某功利主義アワー。なかなか進まないが、 毎日少しずつがんばるのだ。

それから少しWiiで運動して、シャワー。もう寝なければ。


02/Sep/2008 (Tuesday/mardi/Dienstag)

少し遅目に起床。シャワー、朝食、朝刊。福田首相退陣。 国が国だったら軍部のクーデターが起こるような展開だよな。 がんばれ民主主義。

昼下がり

午前中は家で某ランチョン・セミナーの準備。お昼は某ランチョン・セミナー。 NHS60周年について。準備不足。

そのあと、本三の某所でカレー。辛い。

戻ってきてようやく一息付いた。心を落ち着けよう。深呼吸、深呼吸。

夕方

今月の予定表を作る作業と、新聞の切り抜きの整理など。 そろそろもう一つぐらい戸棚(何て言うんだっけ)を買わないといけなさそうだ。

今週はゆっくりできるかと思っていたが、予定を確認すると、 今週中にいろいろしとかないとまずいことに気付く。がんばろう。

真夜中

夕方、ジムで筋トレ。そのあと、帰宅して高島平方面に行き、 ひさしぶりに某兄と夕食。いろいろ話を聞く。

夜中に帰宅し、夕刊。

そういえば、某学会の報告の司会を引き受けてしまった。 まともに司会するのは今回が初めてじゃないかな。


02/Sep/2007 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼すぎ

お昼前までよく寝る。 シャワーを浴びてから、 ブランチにパスタ(アンチョビのペペロンチーノ、ニンニクたっぷり)を作る。

先月は最終週に飲み会が続いたが、かろうじて黒字。

お昼すぎから夕方までマンガ喫茶。少し頭がリセットされる。

夕方、千石の喫茶店で1時間ほどGuardian Weeklyを読む。 その後、帰宅し、Tera Term Proのアップデートなど。

真夜中

夕食後、お腹の調子が悪くなる。同じものを食べていた某妻は平気だったので、 食事との因果関係はおそらくないと思う(科学的思考)。 その後、しばらくダウン。楽しみにしていたジョギングもできず。

夜中、少し某妻の論文の構想を聞く。オレも論文書かねば。

先週、飲み会のときに掲示板を作ろうという話になったので、 とりあえず仮に倫理学する人生という掲示板を作ってみました。 みなさまのご協力をお願いします。


02/Sep/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

よく寝て、お昼前に起きる。先日から、クーラーは付けずに窓を開けて生活 している。

そういえば、二日前から、横になると左の脇の下の肋骨のあたりが痛いので、 ひょっとして肝臓かなあと思っていたら、 ネットで調べたところ肝臓はどうも右にあるようなので関係ないようだ。 気付かないうちにどこかでぶつけたんだろうか。

それはともかく、洗濯と部屋の掃除(ほこりの除去)をしてから、大学へ。 〆切を過ぎた英語の某ペーパー書きをやる。 それにしても、いつのまにか今年の後半にたくさん〆切ができてしまったが、 無事にすべてやり終えることができるんだろうか…。

真夜中

昼下がり、某スタバに行き、数独を解いたり新聞を読んだり。

夕方、新宿に行き、某氏と某兄夫婦と四人でイタメシを食べる。 シチリアのワインを二本空ける。歓談。

喫茶店やCD屋や本屋に寄ってから帰宅。 それから某英語論文をなんとか書き上げ、メールする。 英語の方がクリアになる気がするが、その分、議論のアラも目立つ気が…。

真夜中2

まだ起きてる。お腹が空いてきたが、がまんして寝よう。

今日のニュース


02/Sep/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

夜更ししたわりには、比較的早起き。たまっている仕事がたくさんあるので、 今日はがんばろう。

お昼前

研究室へ。某名誉教授から本が届いていた。

あとがきを見ると、『生活と環境』に連載していたものを加筆修正したものの ようで、たしかに各章は読みものとしておもしろいが (たくさん図や写真もある)、全体的なまとまりは欠けるように思う。 まあ、若い研究者が環境倫理学の全体像を描かないといけないのだろう。

お昼すぎ

某DVDの仕事。昼は近くで蕎麦と天丼。

新聞を読んでいると、ネットを通じた選挙活動が公職選挙法違反に当たるかどうか という議論を目にする。なんでも平成8年に当時の自治省が、 ネットでの選挙運動は文書図画等の数量や掲示に関する拘束(142条、143条等)に 抵触するという解釈を示したそうだが、 なぜそもそも文書図画の頒布や掲示に制限がかけられているのか調べる必要がある。 もし資金がたくさんある候補者の方がたくさんのポスターを作ることができ、 そうでない候補者に比べて有利となり不公平だという理由なら、 ネットは比較的安く宣伝できるから、 お金のない候補者にとっては便利なツールになる。 ネットで草の根運動を展開して一大勢力となったハワード・ディーンなんかは その好例なんじゃなかろうか。この件はもうちょっと考えよう。

ハリケーン・カトリーナの被害はすさまじいようだが、 略奪が起きているという話に興味が行く。 なぜ神戸ではあまり起きなかった略奪が、 ニューオーリンズでは大規模に起きているのか。 単に貧しい黒人が多いという理由だけなのか。 …これもよくわからんのでもうちょっと考えることにしよう。

ところでコントレックスというのは女性の飲み物なんだろうか。 高いからここしばらく買っていなかったが、 こないだこれしか硬水がなかったのでひさしぶりに買ったのだが。 いつもは購買部でVittelかEvianか、ある方を買っている。 軟水はどうも味気ない気がする。

夕方

ちょっとうたた寝しつつ、某DVD鑑賞。 自分の授業を延々と見ないといけないというのは拷問なわけだが、 まあ勉強になる。今後気をつけるべきこと。

DVDの件は自分の分は終わったので(同僚の某氏はみなの分までやっていて偉い)、 プールに泳ぎに行く。1時間で2.25キロほど。 今日は芋を洗うかのように大勢の人が泳いでいたので、なかなか大変だった。

ジムに行く前に、ひさしぶりに書籍部に行く。やっぱり科研費がないと 書籍部から足が遠のくなあ。今年はなんとか当てないと、どうしようもない。 『思想』9月号(メタ・バイオエシックス)、『ケアの社会倫理学』、 『応用倫理学講義4 経済』などを購入。

プールで泳いだあとに購買部で弁当を買い、 研究室に戻ってきてからパラパラと読む。

真夜中

夜中まで明日の勉強会の準備をしてから帰宅。終わらなかったので、 明日は早起きしてやらないと。

今日のニュース


02/Sep/2004 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

早朝

夜中、ちょっと寝てからまた臓器移植の勉強。

BBC7でAdrian Moleの朗読もやっている。 BBC6ではCureの特集をやるようだ。

BBC2でひさしぶりにGod Save The QueenとかMy Wayを聞く。たまに聞くといいな。 クラッシュを聞きたくなった。

お昼前

まだ起きてる。勉強中。

DNA Song(Flash)というのがあるようだ。5番まで歌詞が付いている。 覚えてみるか。

夕方

授業の準備をしていると、けっきょく仮眠できず。眠い。

再生医療についてもっとよく勉強する必要がある。


02/Sep/2003 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

ちょっとベラーの勉強。

いろいろ〆切が…。とりあえず某書評と、某学会誌を優先させねば。

真夜中2 (午前)

遅い晩ごはん。

たまっているガーディアンを読む。

グルジアで従来の薬に対する耐性をもった肺結核(MDRTB=multi-drug resistant tuberculosis 多剤耐性結核)が発生しているそうだ。 MDRTBの発生を恐れているWHOは以前から結核を治す薬を無料で配布するように 各国に要請しており、今回もドイツから薬が無料でグルジアに送られているそう なのだが、給料をもらえない医者が患者から金を取ったりしているため、 きちんと患者に薬が行きとどいていないらしい。 このMDRTB(「羽の生えたエボラ熱」と呼ばれることもあるそうだ) がヨーロッパ全域に広がるのではないかと心配されているそうだ。 (Guardian Weekly, August 14-20, 2003)

真夜中3 (午前)

バリの爆弾テロの判決に関するガーディアンの社説がおもしろいので、 勝手に全訳しておく。

死の微笑 (Smile of death)

Amrozi bin Nurhasyim--バリの「笑う爆弾テロリスト」-- が死刑判決が出たときに勝ち誇って両腕を上げた光景は、 ひどく不快なものであった。 裁判のあいだ、 Amroziは彼が手助けしたおそろしい犯罪に対して、 少しの後悔の念を見せることもなかった。 米国や西洋や「ユダヤ人」に復讐しようと思ったという彼の主張は、 多くのイスラム教過激派が同じような目標を持っているのでなければ、 妄想として退けることができたであろう。 さまざまな信条と人種の202人の無防備な人を殺すことによって イスラム教に何らかの仕方で奉仕したというAmroziの信念は、 病的な精神のたわ言として無視することができたかもしれない。 しかし、判事たちは Amroziにこう言った、 「イスラム教は決して暴力を教えることはない。 お前には他人を殺戮する権利はない」。

インドネシアとそれ以外の国のイスラム教指導者たちは、 熱心な信者とされる人々の多くがなぜ判事たちと異なる意見を持つのか、 よく考えてみるべきである。 彼らはAmroziや彼の共犯者たちに、 殉教者の栄冠は彼らを待ってはいないことを教え、 悔悛しない殺人者たちにはイスラム教の名誉は与えられないことを教えるべきである。

Amroziの冷酷さが悲しむ遺族たちの怒りを激しくしたことは疑いなく、 中には銃殺はあまりに簡単すぎるので、ゆっくりと苦痛を味わって死ぬべきだ と言う者もいた。 しかし、英国から来た遺族を含めた他の人々は、 人間性の欠けていたAmroziによって、 彼ら自身の人間性が奪われてしまうことを拒んだ。 彼らは彼の死刑判決が軽減されることを望み、 彼が欲している象徴的な重要性を彼に与えないことを望み、 そして、彼が生きることによって、 やがて学ぶであろうことを望んだ。 彼らの忍耐は評価にあたいする。 リベリア、イラク、ニューヨークから、 パレスティナ、ルワンダ、ハーグ裁判所まで、 正義の探求は普遍的であり、終わりがなく、非常に不完全である。 正義がまったく存在しないこともしばしばである。 しかし、個人による復讐、集団--あるいは国家--による復讐は なんの救いにもならない。 彼らは希望に死刑を執行するのである。

(The Guardian Weekly, August 14-20, 2003)

あ、そうか、この社説はバリの爆弾テロリストの死刑判決を望まない人々を 誉めることによって、 暗にパレスチナ問題などの復讐の悪循環を批判するのが目的だったのか。 しかし、復讐が「正義」と主張する人々もいるしなあ。

真夜中4 (午前)

まだ起きてる。 「カリフォルニアの電力危機をうまく管理できず、 しかも想像できないほど大きな赤字予算を生み出したせいで、 デイヴィス知事を支持する州民といえば、彼の家族ぐらいである」 (ワシントンポスト)。 `Davis has few supporters in the state beyond his family' という表現がおもしろいが、訳すとあんまりだな。 あ、訳が悪いのか。

早朝

まだ起きてる。ちょっとボーリングブルックとバークの政党論について勉強。

もう寝よう。

遅寝遅起き。が、近くで建築工事をしているせいで、 比較的早目に起きることができた。 今日は大学に行く予定。

お昼前

某銀行で年金や市民税などを支払う。それから某スタバへ。目の前に朝日の社 説面を開いている進歩的知識人の女性が座っている。産経新聞を取り出すべき だろうか。

お昼すぎ

ベンタムの勉強。しっかり読まずに「こうに違いない」と推測するのではなく、 テキストの裏付けを得ること。

昼下がり

電車に乗って某大学へ。 今回初めて市営地下鉄に乗ってみた(根岸線じゃなかった)。 しかし、駅から大学まではかなりあるので、 歩いている途中に溶けてしまいそうになった。 なんとか地下鉄を大学方面にもう少し伸ばしてくれないかな。

WinSCPの3.2.1が出てたので 一応インストールしておいた。

椅子を二つくっつけて寝てた。せっかく大学まで来たのに、何をしてるんだか。

勉強。

夜中

まだベンタムの勉強。そろそろバスがなくなるので帰るか。


02/Sep/2002 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

NHKでやっていた英国女王50周年記念のプロム・コンサートを見ながら、 ハーバマスの『公共性の構造転換』をパラパラ読む。 公衆、世論の成立史。よく調べてあっておもしろい。 やはりこのぐらいきちんと研究しないとな。 研究者には資料の海へと潜っていく探究心と根気が必要だ。 足腰鍛えるべし。

「政府は公益に奉仕し、臣民は私利を追求する」(23ページ)。 政治家や官吏を含めてみんなが私利を追求していると仮定して、 どうすればこれが可能になるのかを考えたのがベンタムだと思う。メモ。

真夜中2 (午前)

なかなか寝つけないので、日記の整理。 新聞でも読むか。

早朝

起きる。長野知事選、田中氏圧勝だそうだ。

某大そばのスタバ。

朝から電車に乗ってくる(途中、逆方向の電車に乗ってしまい、時間がかかった)。 車内では新聞。米国経済が株価の下落と消費者意欲の冷えこみで二重不況(double-dip recession)になりかけており、子ブッシュは父ブッシュの轍を踏みかねないという話。

ここでしばらく涼んだら某大図書館で勉強しよう。

Emmeline Pankhurst: 英国の女性参政権を獲得するために奮闘した女性。

お昼

某図書館にて。17世紀から18世紀には喫茶店やサロンで公論(世論) が形成されつつあったという話を読みながら、 1時間ほどウトウトする。 日本の公論はワイドショーの場で形成されているのだろうか。

お昼すぎ

ベンタムの書簡を読みつつ、ハーバマス。

29th Sept. 1819.

あなたがロンドンに滞在する期間、 わたしの隠遁所--実際、そう呼ぶのがふさわしい--は利用可能であり、 あなたが来ることが期待されている。 わたしは70になった独身者だが、けっして憂鬱な暮らしをしているわけではない。 夕食の時間は6時。紅茶は9時から10時のあいだ。就寝は10時45分。 夕食と紅茶は共同。朝食は、ゲストは誰であれ、好きな時間に、 各自でとること。わたしの朝食--朝食のあいだに、 目が痛むのを防ぐために新聞を読み上げてもらうのが習慣である--は、 一人でとる。ワインはわたしは飲まない(…)。 夕食では、フランス人のようにつねにスープを飲む。 これはフランスで学んだ習慣である。肉は、その日によって一種類か 二種類か食べる。甘いものも同様。主にこれらがわたしの夕食である。 デザートは、夕食のつつましさに合ったものが出される。 飲みたい人にはコーヒーが出される。

昼下がり

某社研に来て、FELIXという雑誌検索ソフトでいろいろ調べる。便利。

夕方

社研、法学部図書室、経済学部図書室に行って論文を四本コピー。 途中まですいすい行っていたのだが、 最後の経済学部でコピー機の渋滞に会ってしまい、30分以上かかった。

それから近くの定食屋で遅い昼ごはん。 もう帰ろうかと思ったが、 せっかく来たのでもうすこし近くのスタバで勉強することにする。

「なんだなんだ、スタバはどこでも同じじゃないのか」

「いや、蒲田駅前にはスタバはないし、やっぱり某大のそばのスタバの方が やる気になるじゃないですか。みんな某大生かもしれないし。バイトの人とか」

「んなわけないだろう。なんで図書館に行って勉強せんのだ。新聞もあるだろうが」

「いや、図書館に行くとぜったいに寝てしまいそうなので…」

スタバで論文を三つざっと読む。四本目は明日読もう。 資料の海に深く潜るべし。

夜2

下宿に戻ってくる。帰り、コンビニで少し買物する。疲れた。 トロントから絵葉書が舞い込む。

洗濯中。

イギリス哲学会のウェブサイトを見ていると、次回の大会は20003年になっている。 誤字をあげつらう気はないが、想像するとなんだかおかしい。

田中康夫知事――おともだちを増やそう。今日の朝日の社説の見出し。なんだかおかしい。 というか、知事をバカにしてるのかな。

真夜中

肩と首がたいへん凝っている。屋上でストレッチし、 自分でバシバシ叩いてみる。姿勢が悪いのだろう。

ネットで新聞も見たし、寝よう。

机に向かっている時間…9.0hr
今日の勉強時間…5.75hr
マルクス係数…0


02/Sep/2001 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼前

朝遅くまで起きられず。


02/Sep/2000 (Saturday/samedi/Sonnabend)

[pict] [レスタースクウェア近辺]

今日やったこと。

友人たちとナイツブリッジ駅そばのWagamamaという日本料理屋でお昼を食べる。 アサヒビール系列のチェーン店らしい。大英博物館のそばにもある。

それからその友人たちと一緒にナショナルギャラリーに行く。 今回はSainsbury Wingの一部だけ(中世絵画からルネサンス絵画に移行するあたり) を見た。

[pict] [シャフツベリ通りの近辺]

そのあとレスタースクウェア界隈の喫茶店に入り、 「世界はどんどん悪くなっているか」という議題で議論したりする。 さらに映画に行こうと誘われたがどうにも疲れたので断わる。


09/02/99 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

夕方

昨夜は、某所で例によって例のごとくキムチ鍋を食べたあと (『ドカベン プロ野球編』3-5巻の途中まで)、 下宿に戻る。ちょっと早かったがゴミも外に出す。

ベンタムを少し勉強して寝る。ほんとにやばい。

朝、起きてローティの予習をするつもりだったが、起きれず。 授業開始の1時間前くらいにようやく起きて、 シャワーを浴びたり、パンを買いに行ったり、 ビデオを返したりしてから、某大学へ。

今日のローティ氏は「現代分析哲学のプラグマティズム的見解」 という題名の論文を読んでいたが、 予習をしてなかったのであまり理解できず。 あとで復習するべし。

そのあと、某君と某洋書屋に行く。 ついでに、ベンタム全集の一部は現金で支払う旨を伝えておく。

用事があったので5時前に某情報研へ。 某先輩も来る。 「功利主義学会の論文書けた?」と訊かれて死にそうになる。


今日、先週土曜日のビジネス英語をMDにて聴いた。 米国では20年前の《ペーパーレスのオフィス》という夢はまったく実現していない、 という話。 むしろ、経済成長その他の原因で、紙の生産量は伸びているらしい。

ペーパーレスにならない原因がいろいろ挙げられていたけど、 思うに、もっとも大きな原因は習慣だと思う。 もっとコンピュータ世代が幅をきかす時代になり、 さらに、モニタやコンピュータの性能が良くなって、 好きなページを一瞬で表示できるようになれば、 ペーパーレスの時代が来るんじゃないかな。 いや、来るはずだっ。(来ないか)

それと、米国では、 トルネードやハリケーンに人の名前をつけているそうだが (日本でも以前は台風に人の名前をつけていたんだよね?)、 最近は政治的公正(political correctness=PC)の関係で、 「ホセ」とか「マリア」とかヒスパニック系の名前なども付けるようになったとか。 しかし、これってヒスパニックの人は喜ぶのかな? 「ホセ・ハリケーンで150人死亡」とかニュースでやるわけでしょ?

しんどい。


今日やったこと


09/02/98(Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夜明け前

昨日は、昼下がりに研究室を出て、 とある本を探しに、 近くの古本屋さんを回った。 しかしあいにく見つからず、代わりに某古本屋で、

なんて本を買ってしまう。あきらめて某スーパーに寄って下宿へ。 しばらく寝てなかったのでふらふらだったが、 素麺のつゆと素麺をつくって食べてから寝る。

起きたら真夜中。 久しぶりに「泥のように」という形容がぴったりの睡眠だった。 シリアルを食べながら買ってきた『論理学概論』をぱらぱらぱらりと読む。 ううむ、この人の書き方は難しいなあ。

この本の中に、 「徳とは何であるか」とか「勇気とは何であるか」 というソクラテス的問いの中心課題は概念の定義であったとあり、 また、 もともとこの種の問いは、 身元や素性を確認する問いに起源をもつように思われる、 と書いてあるのだが(107頁)、そういえば、 アリストテレスの「類と種差による定義」は、 たしかに身元や素性を確認する問いに対する答えのようにも思える。

類と種差による定義」っていうのは、 簡単に言うと「人間とは理性的動物である」のような定義のことだ。 え、これじゃ説明になってない? じゃ、も少し詳しくいうと、 この定義では、「人間」という概念を説明するのに、 まず「人間」という集合がすっぽり包含されるような集合 (上位概念または類概念という。 ここでは「動物」)を挙げるわけ。 だけど、「人間は動物である」だけじゃ定義としては不完全で、 「だったら犬だって動物じゃん」ってことになっちゃう。

そこで、 「動物」という類概念に含まれる
(1)「人間」を、
(2)「犬」やそれ以外の人間でない動物
(これら「人間」や「犬」は、 それぞれ下位概念または種概念と呼ばれる) から区別する違い(種差)を「人間」の定義に付け加える。 そこで、まあ伝統的にはその種差は「理性的」ってことになってるから、 「人間は理性的動物である」が人間という概念の定義になるわけだ。

え〜と、それで何が言いたかったかというと、 この「類と種差による定義」が、 身元や素性を訊ねる問いの答えと考えられるってことだったんだけど、 たとえば、 誰かがおれに向かって、「あなたは誰ですか」って訊くとするでしょ。 するとおれは、 「わたしは火星人ではありません」なんていうと人格を疑われちゃうから、 「児玉聡と言います」って答えるわけ。 すると「児玉聡」ってのはそもそも「児玉家の一員の聡」ってことだから、 「このおれ」を種概念とすると、「児玉」が類概念で、 「聡」が「このおれ」を他の種概念、 たとえば「おれの兄」とか「おれの姉」などから区別する「種差」 だと考えられるでしょ。

この「児玉家の聡です」流の答え方は古代ギリシアでもあったはずで、 これがアリストテレスの定義の由来だっていうのはもっともらしく思えるんだけど、 実際どうなのかな。この本はそこまではっきりとは書いてないしな。

そんなことを考えながらお茶漬けを食べ、シャワーを浴びてから研究室に来る。 もちろん時間は真夜中も真夜中。なんか最近、完全に昼夜が逆転してて。 だけど、なぜかこの方が調子が良いんだよね。 きっと寿命は縮まるんだろうけど。


早朝

わ。こんなことを書いてたらもう夜が明けちゃった。勉強勉強。


広辞苑の第5版が出るらしい。 おれの第4版、バージョンアップしてくれないんだろうか。 あ、そもそもユーザ登録してないか。


研究室の冷蔵庫になぜかトマトとキュウリが入っている。 おそらく4回生の某君が実家から送ってもらったのを、 一部持ってきてくれたのではないだろうか。 神の恵みとみなし、トマトを一つ失敬する。うむ、うまい。 (え、犯罪?)


ベンタムの勉強。あまり捗らず。


お昼前

銀行で家賃を振り込んで喫茶店へ。 『はじめの一歩』、面白い。 最近読んでてどきどきわくわくする漫画は、 マガジンのこれとサンデーの『MAJOR』の二作。

それから銀行でちょっとお金を降ろしてから(残高がない!)、 ルネに寄って一冊本を購入。


あははは。ほんとだ。犯しい。いや、可笑しい。 人権119番。 北大の学生の方らしい。


お昼過ぎ

『世界の名著』で述べられているライプニッツの生涯を読んでくらくらする。 まさに天才万能人。おれも勉強しよっと。


夕方

ふう。ベンタムの勉強。某師匠に名刺をいただく。 おれも作ろっかなあ、post itに手書きで。 わたしの名刺はすぐに手帳に貼れます、とか言って。


09/02/97(Tuesday/mardi/Dienstag)

・夕方・

・昼下がりに起きて登校。一日12時間寝る生活を早くなんとかしないと、 学校が始まったら地獄であろう。


さて、現在ぼくは、カントの『道徳形而上 学原論』(岩波文庫)を読んでいる。と書くと、

「ええっ、きき君はまだグルントレーグングを読んだことなかったんかっっ?」

と(5級あたりに火星人を見たかのような目つきで)驚かれそうだが、実はそ うなのである。まだ完読したことがない。

・この本を購入したのは94年の10月であるが(本の最初に購入日を記入して ある)、そのときに序言を読んだ辺りで挫折している(これも記入してある)。

・正直に言って、今読んでも大変難しいのだ。何を言っているのかほとん どわからん。大部分は日本語が日本語でないせいだと思う が、カントの話の流れも良くつかめん。読んでいて腹が立って来る。けっ。

・しかし、この本は名著であるようだし、読まないと(5級あたりに)馬鹿に されるだろうから、今回はなんとか読み通そうと思う。


それにしても、この手の古典は大学の授業でやら ないんだったら、学生で読書会を是非やるべきだと思う。

(とはいえ、もちろん倫理学研究室でもカントやベンタムの読書会がある わけだが、学部生用の入門的なものではない)

・学部生(や聴講生)にある程度の基礎知識を身に付けてもらうために、修 士や博士課程の学生が骨を折ってもよいのではないだろうか。

・そこで提案。

・毎年純哲、西哲古代・中世・近代、倫理の各研究室の大学院生が中心に なり、それぞれ最低一つづつ入門的読書会を開く。もちろん他の研究室の学生 が来れるように門戸は解放する。

・思うに、研究室間の交流のためにも良いのではないだろうか。そのうち 提案に行ってみるか。


どんどん書く。やっと文庫で400ページ強ある ミルトン・フリードマンの『政府からの自由』(中公文庫)を読み終わった。途 中退屈なところもあったが、最初の方と、最後の方は非常に面白かった。印象 に残った文章を少し引用しておく。


「時間ができると、それを埋めるべく仕事もふえる」という、パーキンソ ンの有名な第一法則が発見されたのは、二十年前のことである。この法則から は、のちに「支出は収入に見合うよう増大する」という系も導かれた。 (p.378)

(別のエッセイだが、直前にこのような文章もある。「そこで私は、政府支 出を抑制するには、税収制限による以外ないと考えるようになった。ちょうど 個人の、あるいは家族の支出を制限しようと思うなら、収入を制限するのがい ちばん効果的であるのと同じである。」(p.378))

「全米自動車労働組合(UAW)のレナード・ウッドコック委員長が、国民健康 保険制度について、「この法律が制定されれば、もうアメリカ人は医療費や入 院費を払う必要がなくなる」と言ったと報道されている。

では、ウッドコックは誰に医療費を払わせるつもりなのだろう。アラビア の王様か。ワシントンを通じて間接的に払うのも、自分で直接払うのも、われ われが医者や病院に払うという点で何の違いもない。違いがあるとすれば、ワ シントンを通じたほうが多少余分に払わされることだけである。」(p.394)


・「自由市場」「小さな政府」を支持するフリードマンは、当然のことなが ら政府の肥大・税金の増大に繋がる福祉政策に反対する。彼の言い分はぼくに は大変説得力があるように思われる。是非一読されたい。

・なお、上の二つ目の文章をしたのは、今日の毎日新聞を読んでいると医 療費に関して同じような文句を言っている人の記事が載っていたため。確か、 「政府はお金に困るとすぐに国民に請求しようとする」とかいう内容だったと 思う。もちろんフリードマンなら「それでは政府はアラビアの王様に請求すべ きなのか」と反論するところであろう。


・昨晩『マーズ・アタック』を観た ので感想を書いておく。あと『サブウェイ』と『フォー・ザ・ボーイズ』を借 りた。

・○(設定「強い」)。


・夜・

・3級と5級が来られてギターとベースを弾いてお暴れになる。

ちと気が早いがホームページ開設一周年記念のアンケートを作っ たので是非ご記入いただきたい。こだまは今後も前向きにがんばります、はい。


・真夜中・

・上記2人と夕ごはんを食べに。国民健康保険制度などについて暴言を吐く。

・戻って来てから3級と5級の「狂熱のライブ」のただ一 人の観客となる。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Sun Oct 2 18:05:06 JST 2016