熊本県腎不全看護研究会

お知らせ

第9回 佐賀県腎不全看護研究会

日時:平成30年1月28日
場所:マリトピア
 今回、マリトピアで開催された第9回 佐賀県腎不全看護研究会に参加させていただきました。雪の中の開催ながら、60名以上の方が参加されており、一般演題3題と、特別講演が企画されていました。
 一般演題においては、①「長期留置カテーテル挿入患者の自己管理能力取得に向けての看護介入」、②「島生活を送るPD患者2人を振り返る」、③「腎不全患者のダイエット」について発表されていました。3つの事例を通し、患者の個別性や生活背景を理解した上での介入が重要になることを改めて感じました。中でも私が特に印象に残ったのは、佐賀の離島で生活されるPD患者様についての演題でした。佐賀市内の病院と離島の診療所とで、トラブル時の初期対応の方法等について情報共有を図り、患者の生活をどのようにして支えているのかという実際を知りました。地域性による医療や看護の違いというものを強く感じるところでもありました。
 特別講演では金城隆展先生の「立ち止まる医療倫理のススメ~透析の倫理問題を中心に~」を拝聴しました。「医療倫理」と聞くとつい難しいものと構えてしまいがちでしたが、今回の金城先生の講演はとてもわかりやすく、自身が患者様と関わる上でのヒントとなることが多くあり、学びの多い講演となりました。"医療のゴールは最善の医療を提供することではなく、患者様の幸せである"ということを忘れず、患者様と日々関わっていきたいと思います。

第20腎不全看護学界学術集会・総会参加報告

開催日:2017年10月21日(土)22日(日)
会場:マリオス(盛岡地域交流センター ) アイーナ(いわて県民情報交流センター)
テーマ:寄り添い、支え合う腎不全看護を未来へつなぐ
 特別講演やシンポジウム、交流集会、一般演題発表等が行われました。今回は、日本腎不全看護学会 20周年記念講演内容を報告します。
「尾木ママの叱らない共感教育」
教育評論家、法政大学特任教授。臨床教育研究所「虹」所長  尾木 直樹(尾木ママ)
 満員の会場に舞台袖でなく座席のあるフロアを参加者と握手をしながらの入場で会場が盛り上がる中で講演が始まりました。一気に皆が、演者に集中する雰囲気になりさすが芸能人だと思いました。講義内容も面白く芸能界情報もある中で、教育に関わる内容もしっかり盛りこまれていました。
 その中で「体罰と心罰」の話は印象的でした。体罰は、法律でも禁止されており、体罰に関する意識や考え方もかなり変わってきています。そんな中で「心罰」 という言葉を使って、相手の心を傷つける事の及ぼす影響や問題について説明されました。言葉で、相手の存在を否定する事で心に罰を与えてしまう良くない対応であり、教育には全く繋がらない事を強調されました。相手の問題に共感する姿勢や態度、表情、行動から関わりを始める事の重要性が解りました。
また、看護師は、人の命だけを預かるのではなく、人の心を預かっている、共感を求められる職業である。「大丈夫?」とは、聞かない。「どうしたの?大変だったねー」をきつい顔でなく笑顔で聴く。共感されたと相手が思うと、エンパワーメント(心の元気)が、働き 問題の解決方法や選択を患者が行う。患者が自分で選んだ事には、結果に対する反応も自己肯定的に受けとめる。レジリエンス(へこたれない心) は、誰しも心の中にある。共感する事より、レジリエンスを引き出すのは、看護師の役割。待ってくれている、共感されたと、感じた時は、レジリエンスがはたらく。失敗しても、指導内容(学んだ事や約束)を守れなくても、叱らない、怒らない。怒るは、感情の表現で相手には、伝わりにくく、心罰にしかならない。
 共感のツールは、相づち、相手の好きな人、好きな歌、等相手が好む物。つまり、相手をよく知っておく。共感ツールを使いながら相手との関係をお互いのよい方向に維持する事も大切であると解かりました。「訴求力」と聞きなれない言葉も共感と同じくらい身につけておくといい力であると説明されました。気長にゆっくり相手のと時間を共有する姿勢が共感でありなかなか難しい事であっても大切である事がわかりました。

第21回腎不全看護研究会

第21回腎不全看護研究会

 この度は研究会へのご参加ありがとうございました。毎年、日曜日に開催していましたが、今年は済生会熊本病院を発信会場、玉名、八代地区はサテライト会場として、Skypeにて繋いで行い、平日夜にも関わらず多数のご参加がありました(熊本会場:92名、玉名会場:34名、八代会場:22名 合計144名)。今回のテーマは、褥瘡、創傷ケアということで一般演題として「重症下肢ASOを経験して~褥瘡を併発した2症例~」「足を守るための新たな取り組み」「透析前の炭酸足浴継続により下肢潰瘍が改善した1症例について」の3症例でフットケアへの取り組みや症例報告をしていただきました。また、特別講演として医療法人社団 廣仁会 札幌皮膚科クリニック副院長 安部正敏先生をお招きして『アナタに伝えたい褥瘡診療都市伝説!』と題して講演して頂きました。ユーモアを交えながらのお話でとても分かり易く、あっというまの1時間でしたが紅斑、紫斑、白斑、色素斑の見分け方やアセスメントの仕方、外用薬の種類など現場で活かすことが出来る内容でした。
今後も研究会においては、現場で活用出来るような内容で開催したいと思っておりますのでご参加頂きますよう宜しくお願い致します。

熊本県腎不全看護研究会対外活動部報告

熊本県腎不全看護研究会対外活動部報告

場 所 : 九州大学医学部百年講堂
日 時 : 平成29年9月10日(日)
主 催 : 福岡県CKD看護研究会
テーマ : 「拓げよう!CKD看護(保存期・腎移植・PD・HD)の輪」
 今回、初めて福岡県CKD看護研究会に参加させていただき大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。天候にも恵まれ、たくさんのスタッフが参加されており大盛況でした。私はワークショップ、ランチョンセミナー、スイーツセミナーに参加させて頂いたのですが、大変勉強になりました。ワークショップでは認知症とどう向き合うか?というお話でしたが2025年には認知症の方が700万人になる見込みであること、生活習慣病をコントロールして認知症の発症を抑える事ができることなどを教えて頂きました。認知症を発症させない事が最も重要であると感じました。また、実際に透析をなさっている中島由紀子さんからのお話では、「わたしの手帖」を自ら作成され、福腎協会員へ配布、今でもわたしの手帖の意義を伝え続けていると言われていました。信念を持って伝えられている生き方に感銘を受けました。これまでお世話になった家族への「最後の愛情」だということを伺い、改めてエンデイングノートの必要性を感じさせられました。研究会のすべての内容が大変興味深く、ぜひ次回も参加させていただきたいと思いました。

熊本県腎不全看護研究会対外活動部報告

熊本県腎不全看護研究会対外活動部報告

場 所 : 鹿児島県青少年会館
日 時 : 平成29年7月30日(日) 10:00~12:50
主 催 : 鹿児島県透析看護研究会
 H29年7月30日に開催された鹿児島県透析看護研究会(会場:鹿児島県青少年会館)に参加しました。参加人数は、70名ほどでした。飲料水の販売コーナーやお茶菓子(飴やクッキーなど)コーナーが会場の一角に設けられており、半日の研究会では珍しい試みだと感じました。
 基調講演は腎移植についてで、鹿児島大学での移植の現状が話されました。生体腎移植に力を入れておられ症例数が上がってきているとの事で、大変興味深いお話でした。弁置換後やバイパス術後でも心機能が4METs以上なら移植適応可能という事や、移植1年後にCr1.5以下なら妊娠を許可していること、鹿児島県では返金制度があり移植費用が実質ほぼゼロという事などにより移植へのメリットが大きくなってきていると感じました。
 一般演題では、3施設からフットケアの現状をテーマに話がありました。下肢末梢動脈疾患指導管理加算が始まり、どこの施設も色んな方法で取り組んでおられること、知識や技術の伝達がなかなか進まないことなど、どこの施設も苦悩は似ていると感じました。
 特別講演では、鹿児島大学の糖尿病看護認定看護師の方から、フットケア外来の現状や透析室でのフットケアの重要性などが話されました。「外来患者様に足を見せて欲しいと伝えても難しい現状があるが、透析患者様は週3回も足を見るチャンスがある」というお話をされ、それは非常にケアする立場として幸運な事という話で、立場が違うと考え方が変わる、見る角度を変えると違うことが見えるということに改めて気付かされた内容でした。
 今回の研究会へ参加し、フットケアの重要性を再認識できたこと、自分のフットケアに対する取り組み姿勢の見直しのきっかけができたことなど、本当に充実した研修でした。また来年も是非参加したいと思いました。

第8回宮崎県腎不全看護研究会  地震について

場 所 : 宮崎市民プラザ
日 時 : 平成29年6月4日
テーマ : 第8回宮崎県看護研究会
内 容 : 宮崎県透析施設における災害対策の現状
 6月4日「第8回宮崎県腎不全看護研究会」に参加しました。内容は地震についてであり、宮崎県の地震が来た際のことを、盛田内科クリニックの森田修一郎先生がお話しされました。先生は、災害対策において10年以上活動をされ、ホームページの開設や災害時の緊急災害メールの配信の導入などを積極的に行って来られました。また、宮崎県の多くの透析施設が海岸に立地していることから津波には弱く、災害時に遠くからの支援も受けにくく、非常に弱い県であると推測されています。そこで、実際の地震が起こった際の透析の時間や水をどうするかなど、あらゆるシュミレーションをされ、対策を考えていらっしゃいます。今後、宮崎県透析医会と技士会、看護師会と連携を取り、相互の連絡網を確立し、密な連携をとることで、補完的で効率的な災害対策を行うことが大切であると述べられていました。熊本県は「熊本地震」を経験しながら、あまり対策が進んでいないところもあるので、宮崎県を参考にし、具体的な対策に取り組んでいく必要性があると感じました。

第20回熊本県腎不全看護研究会

この度は研究会へのご参加ありがとうございました。前回の引き続きで茨城県立中央病院茨城地域がんセンター看護局長 角田直枝先生により「多職種連携よって。できるようになること」と言うテーマで立場による受け取り方の違い、地域包括ケアの捉え方、地域で生活する患者を支えるにはについてのスライドを使った講義と「この事例と同じ状況がもう一度あったら、何ができるだろう」と考えるグループワークを行いました。地域との連携はこれからもいろんな問題をかかえながら対応していくことが考えられるのでとても充実した時間を送ることができたのではないかと思います。来年度も研究会を計画しておりますので多数のご参加をお待ちしております。

お問い合わせ

〒860-4193
熊本県熊本市近見5丁目3番1号
恩賜財団 済生会熊本病院
血液浄化センター内
TEL 096-351-8000(内線2300)
【直通】
TEL 096-351-8093
FAX 096-351-8785

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