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脳卒中とは、脳の血管が詰まったり切れたりして起こる病気で「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」などを全てひっくるめて「脳卒中」と言います。「昨日まで元気にしていたのに今日急に倒れて、、」などというように「突然」起こることがその特徴です。 昭和40年代に日本人の死因第1位であった脳卒中(脳血管障害)は現在第3位となり、脳卒中による死亡者数は年々減少傾向にあります。しかし脳卒中を患う患者数は死亡数の減少に相反して増加傾向にあり、このことは多くの脳卒中患者さんが後遺症をかかえながら残りの人生を送らなければならないということを意味します。 後遺症の中でも重度のマヒや意識障害などは「寝たきり」になる要因であり、脳卒中は寝たきりになる原因の第1位であることも知られています。寝たきりになってしまうと長期の入院を余儀なくされるために、多額の医療費がかかります。死因第2位の心疾患の年間9千億円に対して約2倍の1兆9千億円が脳卒中には費やされています。
脳梗塞とは 脳の血管がつまって起こる病気です。動脈硬化や心臓の病気(心房細動という不整脈など)などが原因でおこります。全脳卒中のなかで最も多い病型(約70 %)が脳梗塞です。予防のためには日頃からの血圧・血糖・コレステロールの管理や心疾患の治療を行っておくことが大切です。また一度脳梗塞を発症した場合の再発予防には抗血小板剤(アスピリン・プラビックス・プレタール・パナルジンなど)や抗凝固剤(ワーファリン)などのクスリが使用されます。詳しくは、かかりつけの先生や担当の先生に御相談ください。
脳出血とは 脳の血管が破れて起こる病気です。最も多い原因は高血圧性のものです。全脳卒中の中で20 %程度をしめます。以前は手術による治療が行われていましたが、最近では手術を行わないことが多いようです。予防・再発予防のためには、日頃からの血圧管理が重要です。
くも膜下出血とは 脳の動脈にできた「脳動脈瘤」が破裂しておこります。全脳卒中の中では約10 %程度をしめるのみですが、最も死亡率の高いタイプのものです。破裂した場合には「脳動脈瘤クリッピング」という開頭手術や脳血管内手術という頭を開けずに血管の中から治療する方法を行い、再出血がおこらないようにします。脳ドックなどで破裂する前に見つかることもありますが、脳動脈瘤のサイズが小さいもの(径<10 mm )は破れる可能性がきわめて低いことも知られています。 |