当番世話人挨拶

大辻 英吾(京都府立医科大学 消化器外科 教授)
大辻 英吾
(京都府立医科大学 消化器外科 教授)

 このたび、第39回日本癌局所療法研究会を京都府立医科大学消化器外科でお世話させていただくこととなりました。2017年6月23日に京都市の国立京都国際会館で開催いたします。当教室で本研究会の当番世話人を務めさせていただくのは2004年に第26回研究会を当教室の山岸久一名誉教授が担当させていただいたのに続いて今回が2度目となります。伝統ある本研究会をお世話させていただくことは大変光栄なことと存じております。
 全身療法と局所療法は癌に対する治療における両輪となります。近年では各種分子標的薬剤の進歩や免疫チェック機構阻害薬の開発など全身療法の進歩には目覚しいものがあります。しかしながら全身療法だけで癌を克服することは不可能であり、癌を克服するためには局所療法も進歩していくことが求められています。さらにこの両者を適切に組み合わせることにより、初めて克服できる症例も多いと考えられます。
 このような癌に対する多角的な治療を論ずるには本研究会のように外科、内科、放射線科など各領域のスタッフが参集し、各科横断的に議論することが極めて重要であります。今回も主題として高度進行癌や再発癌など治療に難渋するような症例に対する集学的治療や救急治療における癌局所療法の役割といった、各科を横断するようなテーマを設けました。存分に議論を行うことで、お集まりいただいた皆様の癌診療に対する見識をお互いにさらに高めていきたいと考えております。また、今回も主題ごとに優秀演題を奨励賞として表彰いたしますので、多数応募していただきますよう、よろしくお願い致します。
 実りある研究会の開催に向けて、誠心誠意、準備を進めてまいります。癌治療に携わる医師は勿論のこと、放射線技師、看護師をはじめとしたメディカルスタッフの皆様にも多数ご参加いただき、初夏の京都にて活発な討論をしていただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。