会長ご挨拶

第56回総会プログラムのご案内

 第56回日本消化器がん検診学会総会を,2017年6 月23日(金)~ 24日(土)の2 日間,つくば国際会議場にて開催させていただくことになりました。プログラム委員と附置研究会世話人の皆様のご協力のもと,シンポジウム2 題,ワークショップ2 題,特別講演,教育講演と附置研究会のテーマが決まりましたのでお知らせいたします。会員の皆様の多数の応募を期待しております。

 本学会の特徴は,医師会員だけでなく,診療放射線技師,臨床検査技師,その他検診事業に携わる多くの会員から成り立っている所にあります。本総会のテーマを「熱き心で正しい検診の継承と創造」としました。職種の異なる参加者が同じ会場で,現在行われている正しい検診の知識を吸収し,問題点を改善し,新たな検診事業への挑戦を目標にしたいと思います。

 まず,胃がん検診では,ピロリ菌除菌時代に対応したシステムを構築し,その成果を世界に発信していくという重要な仕事があります。そこで,シンポジウム「対策型胃がん検診の現状と課題」と二つの附置研究会で,地域・施設の実情に合った理想的な胃がん検診システムを獲得するための課題を議論したいと思います。胃Ⅹ線検診で培ってきた精度管理のノウハウをぜひ新たな内視鏡検診にも応用していただき,活発な議論を期待しております。大腸がん検診関係では,検診の根幹をなす精検受診率を含めた受診率改善を目指したシンポジウムを開催し,安全で高い精度の精検法として大腸CT検査を実施するために必要な医師と技師の要件について附置研究会「大腸がん検診精度管理検討研究会」で議論する予定です。

 また,ワークショップ1 「がん検診の現場における検査困難例への対応─胃Ⅹ線・超音波─」では,がん検診の現場における検査困難例への創意工夫や最終的に検者が撮影中に描出不能と判断する基準な どについて異なる職種による横断的な討議を行う予定です。ワークショップ2 「超音波検診におけるカテゴリー0 (判定不能)を明らかにする」では,総会では初めての試みとして,超音波検査をLive実演し,討論を行う予定です。放射線と超音波フォーラムは技師の方が参加しやすいように土曜日開催としました。放射線フォーラムではシンポジウム「胃Ⅹ線検診のための読影判定区分(カテゴリー分類)について~カテゴリー分類を理解する~」と症例検討会を行います。また,超音波フォーラムでは教育講演と症例検討会を予定しております。

 各シンポジウム,ワークショップや附置研究会について司会のことばと演題募集要項が詳しく記載されております。奮っての参加を期待しております。

 学術研究活動以外に国民の健康増進を図り,がん検診を正しく理解していただくために,市民公開講座を開催する予定です。

 開催地つくば市は,都心から通勤圏内と近く,東京に宿泊しての学会参加も可能です。多くの会員の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

第56回日本消化器がん検診学会総会 
会 長  石川 勉 
(獨協医科大学 放射線医学講座)


第56回総会を開催するにあたって

このたび第56回日本消化器がん検診学会総会を、2017年6月23日(金)〜24日(土)の2日間、つくば国際会議場にて開催させていただくことになりました。伝統ある本学会を預かることとなり、大変光栄に存じますが、同時に責任の重さをひしと感じております。会員の皆様のご協力のもと、実りある学会となりますよう努力致したく、何卒ご支援のほど宜しくお願いいたします。

本学会の特徴は、医師会員だけでなく、放射線診療技師、臨床検査技師、その他検診事業に携わる多くの会員から成り立っている所にあります。本総会では職種の異なる参加者が同じ会場で、現在行われている正しい検診の知識を吸収し、問題点を改善すること、また、新たな検診事業への挑戦を目標にすることと考え、今回のテーマを「熱き心で正しい検診の継承と創造」と致しました。胃X線二重造影法による胃集団検診として始められた本学会ですが、科学的に検診の有効性が証明された胃X線検診・大腸癌検診システムを継続するためには、対象集団の変化や新たな機器・製品開発などに対応した多大な変化・改革が必要です。また、新たに科学的根拠が証明された内視鏡検診ですが、ピロリ菌除菌時代に対応した検診と診療を適格に区別したシステムを構築し、その成果を世界に発信していくという重要な仕事があります。この内視鏡検診やカテゴリー分類を使用した超音波検診のような新たな検診事業を開始するためには、システム構築という大きな課題を解決することが必要です。しかし、専門性・効率性が強くなると、組織は細分化し、情報が共有されず、思考は「サイロエフェクト」(ジリアン・テッド)に陥りやすいと思います。本総会で異なる職種が集まり、同じ目的を有する会員が有意義な討議を行うことにより、サイロエフェクトに陥ることなく将来、国民に還元できる立派な消化器がん検診事業が行えると思います。

開催地つくば市は、都心から通勤圏内と近く、東京に宿泊しての学会参加も可能です。多くの会員の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

JSGCS
© 2016- The 56th Annual Meeting of the Japanese Society of Gastrointestinal Cancer Screening