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第17回 総会議事録

日時

平成28年7月2日(土)12時15分~13時44分

場所

日本赤十字北海道看護大学 講堂

出席

686名(会場出席者50名、委任状636名)

司会

若林稲美副理事長

議長

河口てる子学術集会長

議事録署名人・書記

古城門靖子(日本赤十字看護大学)、前田久美子(元日本赤十字社幹部看護師研修センター)

配布資料

  1. 平成27年度日本赤十字看護学会理事会報告(報告資料1-1)
  2. 第15回日本赤十字看護学会評議員会報告(報告資料1-2)
  3. 平成27年度庶務報告(報告資料2)
  4. 平成27年度編集委員会活動報告(報告資料3)
  5. 平成27年度広報委員会活動報告(報告資料4)
  6. 平成27年度研究活動委員会活動報告(報告資料5)
  7. 平成27年度臨床看護実践開発事業委員会活動報告(報告資料6)
  8. 平成27年度国際活動委員会活動報告(報告資料7)
  9. 平成27年度災害看護活動委員会活動報告(報告資料8)
  10. 平成27年度法人化検討委員会活動報告(報告資料9)
  11. 日本赤十字看護学会における利益相反に関する指針(報告資料10)
  12. 平成28年度一般社団法人日本看護系学会協議会総会式次第(報告資料11)
  13. 一般社団法人看護系学会等社会保険連合(看保連)(報告資料12)
  14. 平成27年度日本赤十字看護学会一般会計決算、特別会計決算(審議資料1)
  15. 平成28年度事業活動計画(案)(審議資料2)
  16. 平成28年度日本赤十字看護学会予算(案)(審議資料3)
  17. 日本学術会議課題別委員会設置提案書
  18. 第18回日本赤十字看護学会学術集会ポスター

開会

若林副理事長より、会場出席者50名、委任状636名、合計686名で、会則の第24条に基づき、会員数1219名で総会成立となる出席者121名以上であることが確認され、開会宣言がなされた。

理事長挨拶

高田早苗理事長より挨拶が述べられた。

報告事項

  1. 平成27年度理事会および評議員会報告(報告資料1-1・1-2)
    田中理事より、平成27年度理事会及び、第15回評議員会について、資料の通り報告された。 
  2. 平成27年度庶務報告(報告資料2)
    田中理事より、資料の通り、平成27年度入会者数133名、脱会者数123名、平成28年3月31日会員総数1208名(正会員1207名、賛助会員1名)と報告がなされた。
    会場より、地区別正会員数表の「不明者」とはどういうカテゴリかの質問があり、所在不明、退会手続きが済んでいないものであることの説明がなされた。また、表現を変えたらどうかとの意見があり、標記の検討を今後行うこととなった。
  3. 平成27年度編集委員会報告(報告資料3)
    本田理事より、平成27年度の活動として次の5点が報告された。まず、学会誌第16巻第1号の編集および発行について報告された。また、学会誌第17巻第1号の査読および編集に報告がなされた。続いて、学会誌投稿規程改定に関して倫理的配慮や利益相反に関して追加したことついて報告があった。査読ガイドライン改変については、査読の手続き、査読時の留意事項の明文化がなされていることが報告された。最後に、学会誌掲載論文のオープンアクセス方針の作成に関して、本学会の学会誌に掲載された論文に関して各大学の機関リポジトリに掲載する場合に手続き無く掲載が出来るという方針を定めHPに掲載したことが報告された。
  4. 平成27年度広報委員会報告(報告資料4)
    西片理事より、報告に先立ち資料の誤字訂正2か所(誤:山田律→正:山田里津、誤:惣万加代子→正:惣万佳代子)がなされた。報告としては、ニュースレター13巻の発行では送付先に全国の赤十字病院と赤十字看護専門学校を追加したこと、ホームページの管理・運営では各委員会から要請のあった内容について迅速に掲載したこと、英語版のホームページを更新したこと、利用状況把握のための閲覧者数のカウントを3か月間行ったことが報告された。
  5. 平成27年度研究活動委員会報告(報告資料5)
    武井委員長欠席の為、代理で田中理事より、平成28年度研究助成の選考を行い1件に対し28万円の助成を決定したこと、研究助成に関する規程と関係書類等を改訂したこと、平成29年度研究助成募集要項を作成したこと、平成30年度以降の研究助成スケジュールを申請者が助成金を使いやすいよう改訂を行ったことが報告された。また、第16回学術集会にて平成27年6月27日に看護研究セミナーを開催し54名の参加者があったことが報告された。最後に、平成28年度研究奨励賞の選考を、編集委員4名と研究活動委員4名からなる選考委員会にて行い、1名に授与が決定したことが報告された。
  6. 平成27年度臨床看護実践開発事業委員会報告(報告資料6)
    守田理事より、度第16回学術集会に実施した交流集会で委員会活動成果としてまとめられた書籍「認知症高齢者の世界」(2015年、看護協会出版会)の発刊と学会ホームページでの広報、「急性期病院における認知症の予防や対応」に焦点を当てた委員会での検討について報告された。
  7. 平成27年度国際活動委員会報告(報告資料7)
    小山理事より、英文ホームページの更新、平成28年度第17回学術集会における講演会「日本とフィリピンとの赤十字国際協力開始にあたって~両国の災害看護教育の現状と課題~」の企画、第2回赤十字・赤新月国際看護学会の開催地について検討、平成27年10月に世界看護科学学会の理事会に設立時学会の一員として出席したことが報告された。
  8. 平成27年度災害看護活動委員会報告(報告資料8)
    浦田理事より、平成27年度第16回学術集会に実施した交流セッションと示説発表、災害支援活動として平成27年12月22日に行った長野県神城断層地震災害支援、平成27年11月23・24日に行った茨城県常総市に設置された避難所2か所での支援、平成28年3月6日に開催された災害セミナーについて、報告がなされた。また、平成28年5月の熊本県での地震への支援についての報告がなされた。
  9. 平成27年度法人化検討委員会報告(報告資料9)
    河口理事より、学会の法人格取得に向けての課題と方向性についての報告がなされた。
    会場の参加者より、法人化に関して今回の総会では報告事項であり、審議事項でないのは理事会として今後具体的に取り上げないということかと質問があり、河口理事より平成28年度事業活動計画で法人化の検討をあげており、総会で承認を得るのは1年後くらいと考えていると回答された。また、会場の参加者より法人化したあとの理事任期が全員一緒に交代だと事業継続上問題となることがあるため、法人化後の理事選挙では約半数を残せる形で検討したほうがよいとの意見があった。理事長より、法人化の検討とともに、役員交代の選挙をいつするのか、選挙規定も合わせて検討したいと考えていると回答がなされた。
  10. 利益相反に関する指針について(報告資料10)
    西村理事より、報告に先立ち2か所の資料訂正がなされた。日本赤十字看護学会における利益相反に関する指針について報告がなされた。
  11. 日本看護系学会協議会について(報告資料11)
    守田理事より、平成28年6月29日に開催された日本看護系学会協議会総会に関して、資料に基づいて報告がなされた。上記総会の審議事項議案2の災害看護支援に関しては、44学会からなる日本看護系学会協議会(JANA)において災害看護支援や研究を行う団体に支援できるよう規程が承認されたことが報告された。また、今後のJANAの活動のあり方について、加入学会にJANA委員会事業への協力者を募ることや、その際の会議参加に係る交通費を学会側で負担することの提案があり、各学会で検討することになったと報告された。また、学術会議会長が課題別委員会設置提案書を学術会議に提出したことを受け、日本看護系協議会としても意見をまとめ、発信していく意向であることが確認されたことが報告された。
    高田理事長より、追加してJANAが災害看護支援や研究を行う団体への支援を行うこととなった経緯、および日本看護系協議会意向の説明がなされた。加えて、課題別委員会設置提案書においても理事会、評議会で協議し、8月までに意見をまとめHP上で発表し、会員の意見を集約していきたいと考えていることが報告された。
    質疑応答で、会場より日本看護系学会協議会での課題別委員会設置提案書に関する報告内容が詳細であったことについて、日本看護系学会協議会の報告としてとらえていいのか、課題別委員会設置提案書への意見を求めているのか、日本赤十字看護学会の活動報告なのか確認したい、また、説明をいただきたいとの質問があった。理事長より、日本看護系学会協議会総会の報告であり、加えてJANAからの呼びかけに対して日本赤十字看護学会がそれをうけて意見をまとめていくことを理事会および評議会で賛同を得られたことを報告した。
  12. 看護系学会等社会保険連合について(報告資料12)
    若林副理事長より、資料に基づき、報告がなされた。

審議事項

  1. 平成27年度決算報告(審議資料1)
    江本理事より、平成27年度の一般会計報告、特別会計(評議員・理事選挙積立決算、学術集会基金決算、研究助成基金)決算について、資料の通り報告がなされた。
  2. 平成27年度会計監査
    烏監事より、平成27年度一般会計の決算報告について、平成28年5月12日に監査を行い、会計帳簿・証書等を照合調査した結果、記述の通り相違ないことの報告がなされた。また、特別会計の評議員・理事選挙積立決算、学術集会基金決算、研究助成基金決算について、平成28年4月17日に監査を行い、会計帳簿・証書等を照合調査した結果、記述の通り相違ないことの報告がなされた。特に質問はなく、会計監査報告の後、平成27年度決算は承認された。
  3. 平成28年度事業活動計画案(審議資料2)
    高田理事長より、平成28年度の事業活動計画案について、資料の1)から7)までは、従来の活動を継続すること、8)法人化の検討は、定款案等を含めて検討を進め、次年度もしくは遅くとも再来年くらいには法人化についての審議をすること、新しい事業として9)赤十字の歴史に関する新事業を立ち上げたいこと、の提案がなされた。
    赤十字の歴史に関する新事業については、これまで歴史学会等はあるが、赤十字の本学会の中に歴史を取り上げる事業が必要ではないかということで、理事会、評議員会で賛同を得て提案した。総会で通ったならば、新事業については、担当を西村ユミ理事としたい旨の説明がなされた。
    特に質問はなく、平成28年度事業活動計画案は承認された。
  4. 平成28年度予算(案)(審議資料3)
    江本理事より、資料の記載で、期間は平成28年4月1日~平成29年3月31日、支出の部の差異は(H28予算-H27決算)の訂正がなされた。
    江本理事より、平成28年度日本赤十字看護学会予算(案)について、資料の通り、提案がなされた。新事業に係る委員会費用は10万円、予備費20万円の中から日本看護系学会の災害看護に関する支援として10万円を寄付したい。収入の部の小計と支出の部の小計で、約150万円ほど支出が多くなっているが、新規事業を立ち上げていること、国際赤十字看護との連携、法人化に係る費用などを含めて、繰越金より切り崩し予算を立てた旨の説明がなされた。
    新規事業に関連する動議があり、下記の質疑応答の後、平成28年度予算(案)については、特に質問はなく、承認された。
  5. 質疑応答

    • Q:
      予算案に関係することである。新規事業の予算案なので、先程、新規事業は承認で進んだ。先 程の質問で看護系学会協議会の提案の学術会議に対する答申を本学会はどうするのかということが報告事項なのか審議事項なのかがそのままになって進んだ。できたら、総会で看護系学会協議会の呼びかけを受けて、本学会として何らかの検討をして応えるということを総会の審議で認めた上で、それを今度の新規事業の歴史の委員会の10万円の中にそのことを含めて入れ込むとすれば如何か。
    • A:
      総会で審議というところまで考えていなかった。理事会・評議員会で賛同を得て、総会でそのことを報告し、特段意見もなければ、会員の意見を頂く機会は、ホームページ等で見て頂いてということで如何かと思っていた。ただ、その方がよいという声が具体的に上がっているので、今からでも審議をできればお願いしたい。ただ、それを新しい歴史の委員会でということは委員長の引き受けがあるかではあるが。
    • 動議:日本赤十字看護学会として学術会議に向けて声明を出す
    • A:
      看護系学会協議会として意見を出すということに関しては、総会で確認されたという 報告で終わりである。日本赤十字看護学会として学術会議に向けて声明を出す方向で案を練るということに賛同いただけるかの審議である。本学会としては、学術会議に向けて直接出すことになると思う。学術会議に看護の分科会委員もいるので、看護の委員は委員として出すと思う。学術会議の中で、それぞれの学会が学術会議に認められるということは重要なことというふうに、看護系学会協議会の中で看護系学会の会員として認められるという時には、学術会議との関係というのは相当意識されている。看護系学会としての意見表明は、学術会議に出してもおかしくないことである。それをばらばらに出すのか、取りまとめて出すのかについては検討したい。
    • Q:
      ホームページ上で意見を集めるというのは、その意見を集めたものはどこに持って行くのか。
    • A:
      ホームページ上で意見を集めるのではなく、最初は理事会でと思っていたが、新しくできる歴史の委員会の最初の仕事としてはどうかと先ほど提案があったので、歴史に関する委員会の設置が認められたら、そこで取りまとめ、理事会もバックアップし、そこである程度の案がまとまったところで、ホームページに掲載して、そこで会員の皆様からそれに関する意見をいただき、修正等をしていくという意味である。
    • Q:
      歴史というのは過去のことを振り返るのではなくで、自分たちが今、何をしたかと一緒になっ ていく。学術会議会長の声明にもあるが、今まで、70年間一貫して医学の領域では平和を守るということを2回も3回も学術会議会長の名で声明を発信している。それが今大きく変わろうとしている分岐点ということがある。看護は命と暮らしを守る専門職であるので、平和が前提にある。特に赤十字は人道と平和は昔からずっと貫いている。戦争で防ぎきれなかったことを反省しながら、今、私たちが何をするかということが、歴史の一つの中にあるので、歴史の委員会に入ってもおかしくないのではないのか、先程はそれをどこで検討するのかわからなかったので、責任の場所を明らかにして、予算を10万円で少ないかもしれないが、歴史の委員会で組み込んだ方が納得できると思った。
    • A:
      当初は、どこにというのも難しいと思って、理事会の中で意見を取りまとめて、それについて会員の方の意見を聞き機会を作って、学術会議に向けて意見を出していく、どういう形で学術会議の会長の所に持って行くのか等については今の段階では言えないが、学術会議に向けてと考えていた。
    • A:
      新事業で委員会の名称や委員も決まっていない状態である。今回の学術会議の提案書に対して、即座に、委員会が提案をするための下地をつくるところまでもっていけるかどうかは現実的かどうかわからない。今回の提案の下地を作るということ、今後の提案に対して継続的に応答していけるための情報収集と何らかの責任ある応答を本学会にしていかなければならない提案を継続して考えていくというようなことを考えている。委員会の仕事については、今後、提案させていただきたい。
    • Q:
      課題別委員会設置提案書はどういうものかはっきりわからない。提案者、学術会議の会長が会長宛に文書を出すとはどういうことなのかという点と設置期間は、幹事会承認日から平成29年9月30日まで期間はまだある。その間に一学会から学術会議会長宛、あるいは委員会委員長宛に提案書を出すということがそういうルートが開いているのかどうかということがこの文書だとよくわからない。審議事項は、必ずしも戦争反対とか賛成とかではなくて、研究的な視点が多いので、そういう審議事項に関わることを日本赤十字看護学会が、どのくらい委員会組織として加わり、提案していくことができるのかという、色々な疑問がわいてきている。今日出された意見を参考に理事会で十分審議して頂き、このような大きな転換期を迎えている日本学術会議の方向性に本学会として何らかの意見を出すということを前提に具体的な事を理事会は審議して頂ければいいのではないか。今日、唐突にどの委員会が何をすると決めるのは、この文書自体わからないところがあるので、少し検討して頂くといいかと思う。
    • A:
      もともとの考え方としては、井部先生の発言に最も近い。学術会議の会長が会長宛にというあり方についても学術会議では問題視する委員達もいたようだ。ただ、一つの看護学会として、直接、この委員会に対して何かを言えるということではない。学術会議のあり方について懸念を表明するというふうなことになるかと思う。しかし、ニュアンスや持って行き方については、現在、明確に定めているとか、こういうふうにという具体的な提案ではないので、審議事項として持ち上げることは、今回は難しいと考えた。ただ、こういう重大な時期に差しかかっていることの共有化と、本学会としても何らかの意見表明の方向で考えたいと理事会としても考えていることでご理解いただきたいというのがそもそもの主旨である。どのような文面になるのか等、具体的にどういう風に向けてとなるのかについては検討を重ねて、具体的な提案ができる段階で、ホームページ等で会員の皆様の意見をいただく。場合によっては、評議員の方々の意見は個別に伺う機会を何らかの形で設けたいと考えている。

    質疑応答の後、「日本赤十字看護学会として学術会議に声明を出す」ことの動議が承認された。

  6. 第19回日本赤十字看護学会学術集会長の承認について
    高田理事長より、第19回日本赤十字看護学会学術集会長として、広島赤十字看護大学 小山眞理子氏を推薦することの説明があり、承認された。

研究奨励賞の授与

高田理事長より、木村美香氏の「一般病棟において終末期肺がん患者に関与する看護師の戸惑い」に研究奨励賞を授与することが紹介された。

挨拶

  1. 第18回日本赤十字看護学会学術集会長挨拶
    第18回学術集会長 浦田喜久子氏(前日本赤十字九州国際看護大学学長)より、「ひとりを看 る目、その目を世界へ-赤十字看護の原点を見つめて-」をテーマに、2017年6月24日・25日、北九州国際会議場(北九州市小倉北区)にて学術集会開催の準備を進めている旨の案内があった。

閉会

若林副理事長より閉会の挨拶があり、閉会した。