第111回日本小児科学会学術集会

会頭挨拶

会頭 福永慶隆

  この度、第111回日本小児科学会学術集会を開催させていただく機会を得ましたことを誠に光栄に存じております。学会員の皆様方、関係諸氏に心より御礼申し上げます。
  今学術集会は、「小児医学・医療の進歩と社会への調和をめざして」をテーマとして、2008年4月25日(金)、26日(土)、27日(日)の3日間、東京国際フォーラムにおきまして開催することになりました。
  小児医学・医療の進歩は、多くの疾病において治療成績の向上と予後の改善、さらに患児の生活の質(QOL)の向上に寄与してきています。しかし、患児・家族のQOLの対策は必ずしも十分ではありません。患児・家族のQOLの向上には、患児・家族のみならず医療者そして社会全体が一緒に取り組むことが重要になってきています。また、社会環境や医療情勢の変化により、小児医療に対する社会からのニーズも多様化してきています。
  それらに対応するために、小児医学・医療の進歩をふまえた小児医学教育体制と小児医療体制の改革とともに小児医療従事者の勤務環境改善などが必要であり、さらに小児医療や子どもの成育について社会の支援・役割もさらに一層重要となってきております。また、小児医療(者)と社会との協調による新しい小児の医療・成育の枠組みを構築しなくてはならないと考えております。
  このような観点から、総合シンポジウム、国際シンポジウム、分野別シンポジウム、教育講演などにおいて、プログラムを作成しております。
  今回の学術集会企画が小児医学・医療の進歩そして子どもたちに優しい医療と社会へ向けて役立つことを期待しております。

第111回日本小児科学会学術集会会頭
日本医科大学小児科
福永 慶隆