会長挨拶

北里大学医学部神経内科学 主任教授 西山 和利

第32回日本神経救急学会学術集会 会長
北里大学医学部神経内科学 主任教授
西山 和利

このたび、第32回日本神経救急学会学術集会を、きたる2018年6月30日(土)に開催させていただくことになりました。今回で32回を重ねることからもわかるように、この学術集会は歴史と伝統に裏打ちされた学究的企画であり、そのような学術集会の大会長に任じられたことを大変光栄に存じております。歴史を作ってこられた先達の御努力に恥じぬような大会にするべく、医局員一同、精進して準備にあたっております。

今回の学術集会のテーマは「多様化する神経救急学の可能性を究める」とさせていただきました。神経救急学は神経救急疾患や外傷などを中心に医療の標準化が早くから進んできた分野です。そして外科系救急医学としての神経救急が目立ってきた領域でもあります。しかし昨今では内科系神経救急も急速な広がりをみせており、脳卒中、てんかん、意識障害などの分野の発展は目覚ましいものがあります。神経領域の医療は救急疾患から神経難病まで大変に幅広い分野であり、これらすべての領域が救急医療との関係性を有し、その交差点が神経救急学です。小職の所属する北里大学は三次救急医療で有名な施設ですが、近年、脳卒中センターを発足させ急性期脳卒中診療が看板のひとつとなっております。一方で北里大学は神経難病に関する医療でも大きな歴史を有しているのですが、難病医療も神経救急と決して無関係ではありません。このように幅広い神経内科診療を担っている北里大学ならではのテーマとして、広範囲にわたり多様な神経救急学について、様々な角度からの議論を深められるような学術集会を提案したいと思います。

学術集会の会場となる「ユニコムプラザさがみはら」は神奈川県相模原市南区に位置しており、北里大学病院からは最寄り駅となる相模大野駅(小田急線)に近接した会議場施設です。東京都心の新宿からは小田急線で40分足らずの距離で、アクセスは悪くありません。決して絢爛豪華な会場とは申せませんが、清潔で心地よい会場です。質実剛健な本学会の趣旨を反映した会場選択をさせていただきました。

数多くの御演題を頂戴し、白熱した議論のために多くの先生方に御来神いただけることを心より願っております。