ごあいさつ

日本テスト学会第17回大会を,2019年8月28日(水)・29日(木)に,名古屋大学で開催させて頂くことになりました。

開催をお引き受けしてまず考えたことは,学会員以外の方にも多数来て頂けるような大会にしようということでした。(ちなみに,2番目に考えたことは,懇親会をどこでやろうでした。大学近くの美味しいイタリアンのお店を予約しています。是非ご参加ください。)

学会員の皆さまは良くご存知の通り,日本におけるテスト研究の層や広がりは,薄くて不十分と言わざるを得ない状況です。にもかかわらず,学校や社会のいたるところでテストは用いられ,個人の進路や処遇だけでなく,教育施策全体に影響を与えるような使われ方もされています。その方法や内容に問題がある場合も多く,テストに関する研究知見を発信する本学会の役割は,とても大きいものと言えます。しかし,なにせ研究者の数が少ないため、テスト研究というものの存在すら,一般にはほとんど知られていないのが現状です。また,テスト研究の存在や必要性がなかなか理解されない別の原因として,テストがあまりにも身近なものであるため,個人的な経験や意見だけで,テストについて語られてしまっているということもあるでしょう。

テストが多く用いられる場所の1つはやはり学校です。また最近は,資格試験や検定試験など,テストを扱う団体や企業も増えてきました。そこで本大会では,学校や団体,企業等でテストの作成,実施,利用に携わっている方とテスト研究者が意見交換を行う公開シンポジウムを2つ企画しました。テスト研究というものがあるということ,そして,実際にテストの実施に携わっている方がテスト研究に望むことを,テスト研究者だけでなく多くの人達に知ってもらい(テスト研究の必要性の認識が広まり,テスト研究者が増え,テスト学会が繁栄し,…),学校や社会におけるテストが良くなっていくことを狙いとしています。

公開シンポジウムの他にも,項目反応理論,言語テスト,eテスティング等に関するシンポジウムやセッションを企画しています。また,学会員の皆さまに発表して頂く時間も,多数設けています。

ところで,本学会の大会を本学で開催するのは10年ぶり2回目となります。古くからいる会員の皆さまは覚えていらっしゃるかもしれませんが,名古屋の夏は暑いです。帽子,日傘などをご持参頂くとよいかと思います。

多くの皆さまのご参加を,心よりお待ちしております。

日本テスト学会第12回大会実行委員長
名古屋大学大学院教育発達科学研究科
石井 秀宗


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