シンポジウム
以下のシンポジウム・セッションに参加するには,大会参加費が必要です。
大会実行委員会企画シンポジウム
「テストの実務家は項目反応理論をどう捉えているか」
8月28日(水) 13:00~15:00 於・経済学部カンファレンスホール
項目反応理論(IRT)は,テストを標準化する手法として,日本においても広く用いられるようになってきた。しかし,問題文公開や同時刻全受験者一斉受験といった「日本的テスト文化」は,いまだに根強い。IRTを用いると,項目バンクを用いた項目管理や年複数回実施といった付加価値をテストにつけることができる一方で,日本的テスト文化にそぐわない,テスト問題を非公開にするなどの処置をとる必要が生じる。本シンポジウムではテストの実務(テスト・アドミニストレーションやテスト・ディベロップメントなど)に精通した者にとってIRTがどのように見えているのかを通じて,IRTの研究者とテストの実務家がどのように関わりあっていくのかについて討議する。
- 話題提供者:
上松 慮生(プロメトリック株式会社)
舛田 博之(株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)
仁田 善雄(医療系大学間共用試験実施評価機構)
光永 悠彦(名古屋大学)
日本テスト学会研究委員会 企画セッション
「can-doリストの開発と実践」
8月28日(水)15:30:~17:30 於・教育学部棟大講義室
企画・司会:川端 一光(明治学院大学)
この数年の間に、学習到達度の評価基準や尺度得点解釈の基準として、can-do リストを作成し、受検者に参照させるケースが増えている。同時にcan-doリストの開発法や妥当性検証について国内外で多数報告がなされるようになってきている。本企画では特に国内の実務家・研究者より、can-doリスト開発の実際について報告をしてもらう予定である。can-doリストの開発を迫られている様々な立場の評価者の参加を期待する。
- 話題提供者:
仲村 圭太(公益財団法人日本英語検定協会)「TEAPフィードバックにおける能力記述文の作成」
葦原 恭子(琉球大学)「高度外国人材に求められるビジネス日本語能力の評価―ビジネス日本語Can-do statemtentsからビジネス日本語フレームワーク構築へ―」
小林 夏子・山野井 真児(株式会社教育測定研究所)「CASECにおける尺度得点解釈の基準:Can-Doリストの開発と実践」
藤森 弘子(東京外国語大学)「アカデミック日本語Can-doリストの開発と実践」
大会実行委員会 企画セッション1
「eテスティングの最先端技術」
8月28日(水)9:30~11:30 於・教育学部棟大講義室
企画・司会:植野 真臣(電気通信大学)
- 話題提供者及び発表題目:
植野 真臣(電気通信大学)「eテスティングとその問題」
宮澤 芳光(大学入試センター)「項目暴露率を考慮した適応型テスト」
堤 瑛美子(電気通信大学)「隠れマルコフ項目反応理論」
木下 涼(電気通信大学)「ディープラーニングを用いたテスト理論」
宇都 雅輝(電気通信大学)「項目反応理論と機械学習技術を用いた小論文評価手法」
※発表題目は変更されることがあります
大会実行委員会 企画セッション2
「言語能力測定」
8月28日(水)15:30:~17:30 於・教育学部棟第3講義室
企画・司会:野口 裕之(名古屋大学 名誉教授)
- 話題提供者及び発表題目:
島田 めぐみ(日本大学)「日本語聴解認知診断テストの開発」
堀 恵子(筑波大学)「ACTFL日本語OPIと教育への応用」
櫻井 千穂(広島大学)「文化言語の多様な子どもの言語能力の測定ー対話型アセスメントDLAの開発と妥当性検証プロセス」
野口 裕之(名古屋大学 名誉教授)「CEFRの日本語への適用可能性―受容的能力の場合―」
※発表題目は変更されることがあります
一般研究発表
一般研究発表に参加するには,大会参加費が必要です。
- 発表形式:
- 発表は口頭発表によります。発表時間は,原則として質疑応答5分間を含む20分間の予定です。
- 発表のための資料として,抄録集以外に補足資料を利用されるときは,配布用プリント約50部を用意してください。
- 発表会場にはプロジェクタを用意しておきます。その他の発表用機器の使用を希望される場合は,抄録原稿送付時に第17回大会事務局までご相談ください。
- 発表要件:
- 「発表者のうち少なくとも1名は本学会会員」「発表論文抄録集への論文掲載」「口頭発表」という3つの条件をすべて満たすことによって,公式発表として認められます。
懇親会
8月28日(水)18:50より,懇親会を行います。
懇親会会場:「グランピアット 山手通り店」
https://granpiatto.gorp.jp/
大会会場から徒歩5分です。
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