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家庭医療学研究会会報 第38号 |
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第14回家庭医療学研究会ワークショップ開催される |
今年の家庭医療学研究会は、昨年同様に東京の大手町にある三菱総合研究所ビルの部屋をお借りして、去る11月6日午後より7日午後まで開催されました。 昨年より会員には発表の詳録が事前に配られており、今年はさらに最終原稿が私たちの機関誌に載ると言うことですので、総会の発表の細かな内容については、割愛させていただきます。 |
プログラム 【11月6日】
【11月7日】
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大会長の基調講演は、大滝氏がこれまで取り組んでこられ、また転換期を迎えて動きのある「家庭医養成と卒後研修」について考えを述べられ、引き続いて秋の大会では初めての試みであるワークショップ形式で、グループに分かれてこの問題について話し合いの時を持ちました。グループの中で活発な討論がなされ、現在の卒後研修の改善点や、実現できそうな建設的な意見が沢山発表されました。 また家庭医療学研究会で進めている「外来におけるEBMの実践」「外来診療教育」「在宅診療」の3つのワーキンググループの中間報告の発表がありました。どれも私たちの診療にとって興味深く必要性の高い内容で、来年に最終的な報告がされる予定です。確立された方法論のない分野なので一石が投じられ、これがきっかけとなってより良いものができるように発展して行けばと思います。 一日目の最後は例によって懇親会で終わりました。会場は1階2階に分かれ、合わせると昨年よりも大きなスペースでしたが、参加者が予想以上に多く、恒例となっている自己紹介などの時間が持てませんでした。でも雰囲気は例年通り和気あいあいとしたもので、新しく参加された方、古くからの先生方とのゆったりとした交流の時間が持てました。 二日目の昼前の時間に初めての試みとしてポスターセッションがもたれた。参加人数と共に発表数も増え、時間内に消化しきずそのために発表の機会が失われないようにと考えられた試みでした。会議室の外に設けられたボードに一般演題、研修プログラムの紹介あわせて19のポスターが掲げられ、ポスターの前では活発な討論がなされました。 二日目の午後の最後には、ミシガン大学の家庭医療学の教授で来日されている Prof. Thomas L. Schwenk が「Family Medicine As An Academic Discipline」と題して、家庭医療学がどうあるべきか、他の専門医療とどう違うかを熱心に語りかけ、私たちの家庭医療に対する思いはさらに熱くなりました。 今回の大会で嬉しいことがもうひとつありました。それは二日目の昼食の時間に、家庭医療学研究会の学生部会の集まりが持たれたことです。学生たちの間に家庭医療に関心を寄せる人達が増え、このような企画が自分たちの内から生み出されてきたのは頼もしい限りです。秋のこの大会に、例年になく学生たちの数が多かったのもこのような動きがあったからでしょう。この動きを温かい目で見守り、支え育てて行きたく思います。 |
第8回「春のワークショップ」のご案内 |
家庭医療学研究会では毎年3月に、家庭医の生涯教育を目的としたワークショップを開催しています。このワークショップでは、日常診療の中で日頃必要とする知識や技術を診療に生かせる形でリフレッシュできるよう企画しています。「もう少し理解が深ければ」「何か”こつ”がつかめたら」、などと思ったりしたことはありませんか? そのままになってしまった疑問やこだわりを取り上げて、講師の先生を囲んで家庭的な雰囲気の中でワイワイと学びたいと思います。
詳細は下記のとおりです。
詳しい内容に関しては、別紙をご覧下さい。 また、家庭医療学研究会のホームページ(http://www.kawasaki-m.ac.jp/family/)に載せていますので、覗いてみてください。 |
当研究会メーリングリスト開設のお知らせ |
平成10年11月15日の総会で会員から要望のありましたメーリングリストを開設しました。 以下省略 |
家庭医療学研究会世話人会議事録 (11/6/99)
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