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家庭医療学研究会会報 第35号 |
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第13回家庭医療学研究会開催される |
去る11月14・15日、ここ数回ご厚意により毎年会場を提供していただいている東京三菱総合研究所において、第13回家庭医療学研究会が開催された。 |
プログラム
11月14日(土) 11月15日(日) |
【一日目】 この会の代表世話人、川崎医科大学総合臨床医学教室の津田氏の挨拶で、開会となった。 一般演題Tは北海道家庭医療学センターの葛西氏の司会で、外来診療に対するアンケート調査や市中病院での総合診療部門新設の報告、世界の家庭医からのメッセージと多彩な演題であった。 医療機関利用状況や年齢によって、患者の医療に対するイメージが変化すると言う東京都老人総合研究所政策科部門の長谷川氏の報告や、山口大学4年の猪熊氏の医療者に対して患者が期待する内容の調査など、私たち医療者が外来でいかに患者に接するべきか考えさせるものであった。また、筑波メディカルセンターという市中病院での新しい総合診療部門の前野氏の活気ある報告も、私たちに元気を与えるものであった。葛西氏はインターネットを使った世界の家庭医のトップクラスの「座談会」の報告で、これからの方向性について示唆を示された。 特別講演は、21世紀の日本の医療制度の未来を厚生省がどのように考えているのか、医療コンサルタントの三原氏が解説された。急性期医療と慢性期医療の分化、包括医療、チーム医療への移行など、どんどんと変化する医療環境への的確な対処の必要性を熱く語っていただいた。 ワーキンググループの報告は、昨年より活動を始めた3つのグループの現在の状況をそれぞれの担当チーフより説明があった。外来診療、在宅診療、外来におけるEBMと、専門分化の進んだ現在の学会が手をつけていなくて大切な領域について、家庭医でしか持てない視点から研究されている状況を伝えていただいた。 ※報告内容は当研究会のホームページでご覧ください。 一般演題Uでは、東葛病院の下氏の司会で、医学生を福祉系学生を混合したユニークな合同セミナーの試みでそれぞれが患者を違った視点で見ることのできる利点を高屋敷氏が報告された。また、次第に多く採用され始めた医療面接実習の問題点やその展望を、下氏と小豆沢病院の錦織氏が実際に教育されている経験から話してくださった。川崎医大の矢部氏は、延命治療に対する見解の違いを指摘されたが、これから確立して行くべき医療倫理の問題で大切な分野である。 【二日目】 |
'99年家庭医療学研究会春のワークショップへのお誘い 春のワークショップのお知らせです。
今年は精神神経疾患、神経内科領域にポイントを絞ってワークショップを企画する予定です。どのようなワークショップになるかワクワクしていますが、日ごろ多用しない神経学所見の取り方をリフレッシュし、うつ症状や神経症、痴呆、頭痛やめまいなど、日常見られる病気や症状を中心にそれぞれの先生方に診療のポイントを伝授していただきたいと思います。 |
当研究会メーリングリスト開設のお知らせ |
平成10年11月15日の総会で会員から要望のありましたメーリングリストを開設しました。 以下省略 |
家庭医療学研究会世話人会議事録 (11/14/98)
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♪♪♪ お知らせ ♪♪♪ <<会費納入のお願い>> 会員の皆様の中で会費の納入をお忘れになっていらっしゃる方はいませんか。 <<入会手続きについて>> 当研究会では会員を募集中です。学生会員も大歓迎です。 <<「家庭医療」誌編集委員会より>> 「家庭医療」誌への投稿が少なく、発行に至りません。 <<会報への投稿のお願い>> 会報への投稿をお願い致します。家庭医療学に関する様々な情報をお待ちしています。
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