日本家庭医療学会について
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役員からのご挨拶
代表理事 山田 隆司
山田隆司代表理事 今回3期目の代表理事を務めさせていただくことになりました。これまで学会の法人化、家庭医療後期研修プログラムの認定作業、指導医養成等を学会の重要課題として進めてきましたが、会員の皆さんのご協力とご支援で何とか一定の成果をあげてこられました。
 今期の目標はご承知のとおり3学会合併の推進、これまで日本家庭医療学会が果たしてきた実績をふまえ、質の高い新学会の設立に貢献することだと考えています。単に学会や会員の利益を優先するための合併ではなく、国民に受け入れられる、国民に切望され信頼される家庭医を生み出す新しい学会作りに微力ながら力を注ぎたいと思っています。
副代表理事 竹村 洋典(ようすけ)
竹村洋典副代表理事 日本家庭医療学会発展の原動力は、市民のニーズにあると確信しております。したがって、日本家庭医療学会は市民の声を十分に聞き、それに応えるような活動をすべきと考えております。
 そのために、関連3学会の合併までにさらに一歩でも二歩でも進んで以下を達成したいと考えます。
1. 家庭医療のより効率的な発展を目指して、家庭医療の精神を維持しつつも柔軟に関連3学会の合同を達成し、さらに日本医師会との協働関係を可能な範囲で構築
2. 市民に良質で均一な家庭医を提供するために後期研修プログラムの質をさらに向上する事業
3. 市民に家庭医療の質を担保するために本学会認定後期研修プログラム修了者に対して家庭医療専門医を認定
4. 国民に家庭医療をさらに認知させるための事業の実施、および本学会が市民のニーズに応えうるものであるか否かを検証する活動
これらの達成は、多くの会員の発案と協力・参加がカギと考えます。国民が真に必要とするような家庭医療の実現が本学会の目的と考え、そのために、会員の皆様とともに精力的に学会 活動を行いたいと思っております。皆様のご指導、ご協力、どうかよろしくお願い申し上げます。
略歴 http://www.medic.mie-u.ac.jp/soshin/takemura.htm
副代表理事 葛西 龍樹
葛西龍樹副代表理事 「日本に住む人たちがより良い家庭医療を利用できるように」「日本で家庭医を目指す人たちがより良い教育を受けれるように」という私が家庭医療で最優先する「大きな目標」を学会として進めていけるように努力します。家庭医療のアカデミック面の振興にも取り組み、福島県立医科大学地域・家庭医療部が持つ日本最大の家庭医療国際ネットワークから得られるさまざまな交流やチャンスを学会のためにも役立てます。3学会合同や医療確保政策が進むいわば混沌とした状況にあっても、「大きな目標」を見失うことなく真の「グローバル・スタンダード」を目指して、良く訓練された質の高い家庭医を多数養成していきます。会員のみなさんのご理解ご協力、そして熱意を期待しています。どうぞよろしくお願いします。
理事 朝倉 健太郎
朝倉健太郎理事 第3期若手家庭医部会は、「学びや研修をサポートする」「日常的な悩みを解消する」「家庭医としてのやりがいを共有する」という3つのビジョンを持っています。「家庭医療」が徐々に日本に定着しつつある現在、その推進力となりうる若手家庭医が育つ教育の場も、今まさに整えられていく段階に入りました。3学会合同を迎えたターニングポイントでもあります。より充実した学びの場が作られるよう、これら3つのビジョンをもとに若手家庭医の意見を理事会に届けたいと思います。若手家庭医部会代表として若手家庭医のため、ひいては学会員、患者さま、日本のみなさまのお役に立てるように務めていきたいと思います。ご指導よろしくお願いいたします。
理事 雨森 正記
雨森正記理事 このたび指名理事に再任させていただきました滋賀県医療法人社団弓削メディカルクリニックの雨森正記です。平成21年5月には京都で日本プライマリ・ケア学会と日本総合診療医学会との合同学術会議が予定されており、私が本学会の責任者をさせていただいております。今後の3学会の発展に寄与できるような学会にしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
理事 内山 富士雄
内山富士雄理事 このたび新役員をお受けするにあたり抱負を述べさせていただきます。
 ここ数年本学会は学生や研修医を育てることに多くのエネルギーを割いてきましたが、これは是非とも急を要する課題でありその結果短期間で立派な研修プログラムが数多く整備されたことは大いに評価されるものです。その反面、ベテランにとっては“なんとなく居心地の悪い”学会になった、という声もよく聞きます。ベテランが生き生きとした姿を見せてこそ若手もその背中を観て育つのだと思います。
 中堅ないしベテランの方々の意見を役員会において代弁し、若手との融合を推進する役割を果たせればと私は考えています。そのような場面で私を御利用いただければ幸いです。
理事 大西 弘高
大西弘高理事 理事として二期連続で選んでいただきました。2010年春には3学会合併を控え、難しい舵取りが必要となっている時期かと思いますが、教育や研究に関してよりシステマティックな形のアプローチを取っていけるよう働きかけていきたいと考えております。個人的にはジェネラルな診療、医学教育全般、患者医師関係などのテーマと共に、最近は国際協力事業にも関与するようになっておりますが、国際的なレベルに肩を並べつつも、日本の文化に合わせた家庭医療のあるべき姿を追求すべく、貢献したい所存です。
理事 大橋 博樹
大橋博樹理事 この度理事にご指名頂きました、川崎市立多摩病院の大橋博樹です。私達の研修時代はプログラムがまだ少なく、不安を抱えながら家庭医をめざしました。その後、理事の皆様のご尽力もあり、若手家庭医部会の創設や家庭医療後期研修プログラムの認定など、家庭医をめざす環境はめざましい進歩をとげました。現在、私自身は川崎市立多摩病院にて家庭医療後期研修医の教育に従事しており、診療とともに教育のやりがいと楽しさを日々実感しています。今後は3学会合併など重要な事案が山積しておりますが、「にっぽんの家庭医」になりたい学生さんや研修医が、普通に家庭医になれる・夢をもって研修できる環境作りに微力ながら貢献したいと考えております。また、「家庭医療研修の質」についてもこだわってまいります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
理事 草場 鉄周
草場鉄周理事 医療提供システムが大きく揺らぎ、患者のニーズがますます多様となるこれからの日本では、家庭医療に求められ る社会的な役割はますます高まるでしょう。そのとき、当学会が率先して展開してきた「若き家庭医の養成」という事業が持つインパクトは極めて大きく、日本の医療を 変える原動力になる可能性も秘めていると感じています。
 理事として、この事業の推進に向けて貢献すると同時に、3学会合併後にも当学会の持つ若い エネルギーを注ぎ込むために、微力ながら2年間働いていきたいと思っております。会員の皆さんの積極的な支援を心よりお願いいたします。
理事 小林 裕幸
小林裕幸理事 指名理事に任命されました小林と申します。しっかりとした認定研修プログラムのもと、患者さんに満足される家 庭医(総合診療医)を増やすことが、家庭医療学会を含む3学会発展の最短の道と考えています。微力ではありますが、3学会が合併を迎えるジェネラリストの歴史的転換 点にて、何か尽力できればと考えています。
 また、今後は、自転車競技のチームドクターの経験を生かして家庭医療の後期研修後のsubspeciality の一つとして、スポーツ医学fellowship等を発展できればと考えています。スポーツドクターは広い臨床能力、問題解決能力が必要とされ、米国では、老年医学と並ぶ家庭 医療をベースにした後期研修後の専門性として認知されています。
 皆様のご指導、ご鞭撻、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
理事 長 純一
長 純一理事 このたび初めて理事に選ばれました長と申します。今春より3年前まで6年間勤めた診療所に再赴任となり、診療以外に学生や研修医あるいは メディアの受け入れなどあわただしく過ごしております。理事としては未熟で、まずはご迷惑をおかけしないように自分が学ぶことが先かと考えています。一方で、私が農村医療・地域医 療の視点で関心を持ち、また指導に力を入れてきた、在宅医療、看取り、介護・福祉、認知症、19地域づくり、社会医学(医療経済や社会保障政策)などは、今後世界に類をみない高齢社会になっ た日本においてはますます重要になる分野と考えられ、農村の第一線診療所にいる立場と合わせ、微力ながら学会に貢献できればと考えております。
理事 西村 真紀
西村真紀理事 前期は倫理委員会で女性の立場で発言、集会での託児所担当、研修プログラムにおける産休、育休に関して発言を してきました。今期も引き続き上記の仕事を行っていくほか、女性医師のみならず出産、育児、介護、また個々の理由で仕事を中断した方を応援したいです。具体的には 学会認定プログラムやその他のプログラムにおいて再研修制度、ワークシェアリングを実現できるよう積極的に援助したいと思います。
  また、私自身が医師一人の診療所で働いてい る立場から、小さい医療機関でお勤めの会員の皆様のニーズをとりいれた実用的で楽しい生涯教育に取り組みたいです。
  会員の皆様にはお気軽にご意見、ご要望をお寄せいただきますようお願い申し上げます。
理事 伴 信太郎
伴信太郎理事 日本の医学・医療の改善のためには、ジェネラリストの専門性の確立が極めて大切であると考えています。そのた めに重要なステップとして現在3学会の合同への準備が進行中ですが、役員としてはこの合同を無事離陸させることが最も重要な仕事だと考えています。そのためには、 家庭医療学会がこれまで積み上げてきた事業(認定プログラム制度、若手向けの夏季セミナー、生涯教育セミナー等)の足場をしっかりと固めて、合同後もこれらの事業が継続されるように 道筋をつけることが大切だと考えています。
理事 藤沼 康樹
藤沼康樹理事1.全国の家庭医療後期専門研修プログラムの質的向上を援助すること
2.指導医が学び成長できる場を創造すること
3.家庭医療学の確立のために、家庭医療の現場における研究を推進すること
4.質の高い、妥当性のある認定試験制度を確立すること
 以上のことに粉骨砕身取り組もうと思います。皆様のご支援、ご鞭撻よろしくお願いいたします。
理事 前野 哲博
前野哲博理事 最近、家庭医療に対する注目が集まり、一般の報道でも家庭医という言葉をよく耳にするようになりました。しか しながら、医療界での認知度はまだ十分ではなく、家庭医療に興味を持つ学生・研修医は格段に増えてはいるものの、進路として家庭医を選ぶ人はまだまだ少数にとど まっているのが現状です。今後、家庭医療の発展のためには、専門医制度を含めたキャリアパスをより明確にして、身近なロールモデルを増やしていく必要があり、学会として果たすべき 役割も大きいと思います。3学会合併を控え、家庭医療学会としては最後の任期になりますが、家庭医療の発展に微力ながら貢献できるよう、がんばりたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
理事 松下 明
松下 明理事 「こころやさしく頼りになる家庭医」を数多く生み出すことに貢献したいです。学会の合併に際して、家庭医療後期研修システムの確立 (現在の3年間プログラムと終了後の3学会合同専門医試験)を最優先課題として取り組んでいきたいと思います。また、日本式家庭医の育成においては米国でいうところの行動科学の教育を「患者中心の医療」「家族志向のケア」領域の教育に置き換えて、 日本全国でこの領域の教育がスムースに行われる努力をしていきたいと考えています。
理事 横谷 省治
横谷省治理事 三重大学医学部附属病院総合診療部の横谷省治です。この度、指名を受けて理事に任命されました。3学会合併が視野に入ったこの時期に務めさ せていただくこととなり、身の引き締まる思いをしております。本学会認定の家庭医療研修プログラムが整備され、全国で家庭医療後期研修医の受入れが可能となってきました。この研修 プログラムをより質の高いものとしていくことや、市民のニーズに応える専門医制度の確立が喫緊の課題となっております。3学会合併が円滑なスタートを切れるよう、これらの課題に取り組んでいきたいと思います。
 また、ベテランも若手も切磋琢磨していけるこの学会の特色を、グレードアップしていければという希望を抱いています。皆様のご指導を賜りたく、よろしくお願いいたします。
監事 亀谷 学
亀谷 学理事 今、まさに日本にGeneralPracticeの専門医制度が誕生しようとしています。日本家庭医療学会は認定後期研修プログラム制度を確立し、日本 プライマリ・ケア学会は専門医試験を実施し、日本総合診療医学会は病院総合医構想を掲げ、平成22年の三学会合併が現実味を帯びています。また、日本医師会は生涯教育カリキュラム(案) を提示しています。
 この大切な時期に、家庭医の質にこだわり、医学部卒前教育・初期後期臨床研修・生涯教育を通じて、家庭医になりたい人が満足のいく教育を受けられるように、指導医育成も充実させ指導医がhappyに教育に携わることができるように、その結果、国民が求める家庭医・国際的に通用する家庭医であるように、“名称に拘るより家庭医の実を生かした専門医制度”を確立することに尽力する所存です。
監事 山本 和利
山本和利理事 家庭医療を推進するものの一人として、地域医療や病院医療の担い手を養成し地域の現場に一人でも多くの医師を送り出すことに関わってゆきたいと思っています。
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