第6回血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定試験および認定講習会を平成25年7月27日(土)から7月28日(日)に亘り東京都で開催しますのでご案内いたします。
なお、認定試験受験者は認定講習会への出席が必須です。 (このときの講習会の認定・更新単位は付与されません)
認定講習会のみの出席希望の方はこちらをご覧下さい。
記
1.申請資格
(1) 診療放射線技師の免許を有すること。
(2) 通算3年以上の血管撮影に関する診療業務の経験を有すること。
(3) 過去3年間にインターベンション50例以上の経験を有すること。
(4) 別表1に定める単位数を30単位以上取得していること。 別表1はこちらです。(PDF)
単位が認定されている団体名や講習会名はこちらをご覧ください。
(5) 別紙1に定める安全管理および品質管理に関する測定データを提出すること。 別紙1はこちらです。(PDF)
(6) 認定試験前日に開催される認定講習会を受講すること。
*上記、いずれの項目が欠落しても申請することはできません。
2.提出書類
認定試験受験者が対象となります。
(1) 認定試験受験申請書(様式1) 様式1はこちらです。(excelファイル)
(2) 受験票(様式2) 様式2はこちらです。(excelファイル)
(3) 業務経験年数証明書(様式3) 様式3はこちらです。(excelファイル)
(4) 経験症例一覧表(様式4) 様式4はこちらです。(excelファイル)
(5) 経験症例証明書(様式5) 様式5はこちらです。(excelファイル)
(6) 単位取得証明書(様式6-1~6-8) 様式6はこちらです。(excelファイル)
学術大会および講習会等の学術集会名、日時が明確な出席証明書またはネームカード、学会発表プログラム、論文などの写しを添付
(7) 血管撮影用X線装置の日常点検表1か月分の写し
(8) 血管撮影用X線装置の過去1年間の定期点検実施記録(メーカの点検結果でも可)の写し
(9) IVR基準点での線量率測定結果(様式7-1、7-2) 様式7はこちらです。(excelファイル)
(10) 検査室の散乱X線量測定データと測定条件(様式8) 様式8はこちらです。(excelファイル)
(11) 使用した線量計の校正結果の写し
(12) 診療放射線技師免許証の写し
(13)認定試験受験料の払込票の写し
* (7)~(11)に関しては下記に示す(別紙1)で詳細を確認してください。 別紙1はこちらです。(PDF)
*同一施設より複数の方が申請する場合は、(7)~(11)の提出書類は一部で結構です。ただし、同一封筒に全ての申請者ごとの書類を同封してください。
*すべての様式(1~8)を一つにまとめたものはこちらからダウンロードできます。 様式集(様式1~8)はこちらです。(excelファイル)
3.申請受付期間
平成25年 5月1日(水)~ 5月31日(金)必着
*申請書類受付時には連絡先へメールにてお知らせいたします。
(6月上旬までにメール連絡がない場合はE-mail:hajimes@yamanashi.ac.jpまでお問い合わせ下さい。)
*受験票は平成25年7月上旬までに郵送いたします。
4.書類送付先
〒600-8107 京都市下京区五条通新町東入東錺屋町167
ビューフォート五条烏丸3階
公益社団法人 日本放射線技術学会事務局内
日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構宛
*提出書類は簡易書留でお送りください。
5.認定試験受験料振込先
郵便振替口座 : 02230-6-53520
加入者名 :日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構
受験料 : 20,000円(認定講習会受講料を含む。振込料は各自負担願います。)
*キャンセルされても一切返金いたしませんのでご注意ください。
7.認定試験および認定講習会について
(1)期 日 : 平成25年7月27日(土) から7月28日(日)
(2)場 所 : 首都大学東京 荒川キャンパス
〒116-8551 東京都荒川区東尾久7-2-10
(3)日 程 :
◎認定講習会:平成25年7月27日(土)
◎認定試験:平成25年7月28日(日)
認定講習会プログラム
認定講習会 |
講 義 項 目 |
|
08:30~09:10 | 受付 | |
09:15~09:25 | オリエンテーション | |
09:30~10:20 | IVRに必要な撮影技術 (3Dアンギオ、コーンビームCTなどを含む) |
細川聖記認定技師 (和歌山医大) |
10:25〜11:05 | 心臓疾患(成人)の解剖と診療 | 田村俊寛先生 (天理よろづ相談所病院) |
11:10~11:50 | 腹部疾患の解剖と診療 | 古川 顕先生 (首都大学東京) |
11:55~13:30 | 昼食 | |
13:35~14:15 | 脳血管障害の解剖と診療 | 松丸祐司先生 (虎ノ門病院) |
14:20~15:10 | X線装置の構造(FPD含め)と品質管理 | 佐藤久弥認定技師 (昭和大学病院) |
15:15~16:05 | 血管撮影における画質に影響を及ぼす因子とその評価法 |
本田道隆先生 (国立香川高等専門学校) |
16:10〜17:00 | 放射線防護 (患者及び医療スタッフ、装置による被ばく低減、患者被ばく線量の測定法を含めて) |
水谷 宏認定技師 (松山赤十字病院) |
17:00 | 修了式 閉会 |
認定試験プログラム
試 験 科 目 |
|
08:15~08:45 | 受付 |
08:45~08:55 | オリエンテーション |
09:00~11:20 | 試験 Ⅰ 臨床概論 (100問) |
11:30~12:40 | 試験 Ⅱ 医用機器 (25問) Ⅲ 放射線防護 (25問) |
*試験項目は下記に示す試験項目のガイドライン(別紙2)をご参照ください。 別紙2はこちらです。(PDF)
問い合わせ先:山梨大学医学部附属病院 放射線部 坂本 肇
E-mail:hajimes@yamanashi.ac.jp
*お問い合わせ頂く場合には、必ず電子メールにてお願いいたします。電話によるお問い合わせはご遠慮ください。
以上。
別紙1
安全管理および品質管理に関する測定データ
資格認定の申請の際には、以下の測定記録を提出する。なお、血管撮影用X線装置を複数所有有する施設においては全ての装置のデータを提出する。
1.血管撮影用X線装置の品質管理に関する記録
(1) 日常点検記録1月分の写し。
(2) 過去1年間の定期点検実施記録(メーカの点検結果でも可)の写し。
2.IVR基準点での線量率測定データ
(1) 医療放射線防護連絡協議会『IVRに伴う放射線皮膚障害の防止に関するガイドライン』の“IVRにおける患者皮膚線量の測定マニュアル』”を参考にして、透視・撮影時におけるIVR基準点での線量率を測定し、その測定データを提出する。
(3) 測定結果および測定条件は「様式7-1、7-2」に記入して提出する。
(4)
線量計の校正結果の写し。
3.透視時の室内散乱X線量測定データと測定条件
(1) 室内散乱X線量の測定方法は定めない。ただし、新たに測定する場合は、下記の条件で行うこと。
① 被写体:IVR基準点での線量率測定に準ずる。
②図1に示す点の散乱X線量を測定する。ただし、アーム支持装置やカテーテルテーブル、モニタなどによって測定できない場所は除く。
③X線照射方向:P-A(垂直方向)
④床面から測定点までの高さ:1.0mと1.5m
⑤散乱X線量測定図には通常の術者位置を記入する。
(2)
測定条件は「様式8」に記入して提出する。
(3)
線量計の校正結果の写し。
4.X線装置の総濾過、付加フィルタについて
「様式7-1、7-2」、「様式8」での総濾過、付加フィルタの記入方法を示す。
(1)総濾過は、X線管装置の固有濾過とX線可動絞りのミラーや選択可能な付加フィルタ(装置が自動で挿入するフィルタ)などを含む付加濾過の合計を記載下さい。
例、3.2mmAl+0.2mmCu+1.0mmAl 、 2.6mmAl+0.06mmTa など
(2)付加フィルタの記入欄には各施設で独自に装置へ装着しているフィルタの材質や厚さを記載下さい。
例、0.1mmCu+1.0mmAl など
図1 室内散乱X線量の測定点(平面図)
別紙2
試験項目のガイドライン
Ⅰ.臨床概論
1.心臓
(1) 解剖・整理
① 解剖
②心電図
③ 心機能
(2) インターベンション
2.脳
(1) 解剖と灌流領域
(2) インターベンション
3.腹部および末梢血管
(1) 解剖
(2) インターベンション
4.造影剤
5.画像診断
Ⅱ.医用機器
1.X線装置
(1)X線装置に関する知識
①発生装置
②受像系
③モニタ
④DR・DSAについて
(2)装置の性能評価
(3)品質管理・保守点検
(4)画像処理
(5)他検査装置(CT・MR・RI・超音波)との比較および相補性
2.画像処理・画像再構成装置
3.カテラボ装置
4.血管内超音波装置
5.ネットワーク,他医用機器
Ⅲ.放射線防護
1.放射線生物学
2.放射線物理学
3.放射線計測
4.防護法
別表1
認定・更新単位表