第4回血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定試験および認定講習会を平成23年7月30日(土)から7月31日(日)に亘り神戸市で開催しますのでご案内いたします。
なお、認定試験受験者は認定講習会への出席が必須です。 (このときの講習会の認定・更新単位は付与されません)
認定講習会のみの出席希望の方はこちらをご覧下さい。
記
1.申請資格
(1) 診療放射線技師の免許を有すること。
(2)
通算3年以上の血管撮影に関する診療業務の経験を有すること。
(3)
過去3年間にインターベンション50症例以上の経験を有すること。
(4)
別表1に定める単位数を30単位以上取得していること。
(5)
別紙1に定める安全管理および品質管理に関する測定データを提出すること。
(6)
認定試験前日に開催される認定講習会を受講すること。
*上記、いずれの項目が欠落しても申請することはできません。
2.提出書類
認定試験受験者が対象となります。
(1)
認定試験受験申請書(様式1)
(2)
受験票(様式2)
(3)
業務経験年数証明書(様式3)
(4)
経験症例一覧表(様式4)
(5)
経験症例証明書(様式5)
(6)
単位取得証明書(様式6-1~6-8)(学術大会および講習会等への出席証明書またはネームカード、学会発表プログラム、論文などの写しを添付)
(7)
学術大会出席証明書(様式7)(学術大会および講習会等への出席証明書またはネームカードがない場合に提出)
(8)
血管撮影用X線装置の日常点検表1月分の写し
(9)
血管撮影用X線装置の過去1年間の定期点検実施記録(メーカの点検結果でも可)の写し
(10)
IVR基準点での線量率測定結果(様式8-1、8-2)
(11)
検査室の散乱X線量測定データと測定条件(様式9)
(12)
使用した線量計の校正結果の写し
(13)
診療放射線技師免許証の写し
(14)
認定試験受験料の払込票の写し
* (8)~(12)に関しては別紙1安全管理および品質管理に関する測定データで詳細を確認してください。
(様式はこちらからダウンロードできます)
*同一施設より複数の方が申請する場合は、(8)~(12)の提出書類は一部で結構です。
ただし、同一封筒に全ての申請者ごとの書類を同封してください。
3.申請受付期間
平成23年 5月1日(日)~ 5月31日(火)必着
*受験票は平成23年6月30日までに郵送いたします。
4.書類送付先
〒600-8107 京都市下京区五条通新町東入東錺屋町167
ビューフォート五条烏丸3階
社団法人 日本放射線技術学会事務局内
日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構宛
*提出書類は簡易書留でお送りください。
5.認定試験受験料振込先
郵便振替口座 : 02230-6-53520
加入者名 :日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構
受験料 : 20,000円(認定講習会受講料を含む。振込料は各自負担願います。)
*キャンセルされても一切返金いたしませんのでご注意ください。
6.認定通知
第4回血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定者通知は平成23年9月1日までに通知いたします。
*認定登録には登録申請書と登録料10,000円が必要です。
7.認定試験および認定講習会について
(1)期 日 : 平成23年7月30日(土)から7月31日(日)
(2)場 所 : 神戸市 ニチイ学館 神戸ポートアイランドセンター
〒650-0047 神戸市中央区港島南町7-1-5 ℡:078-304-5991
会場の最寄り駅は神戸ポートライナー「ポートアイランド南駅」ですが、2011年7月に「京コンピュータ前駅(けいコンピュータまええき)」に名称変更予定です。
(3)日 程 :
◎認定講習会:平成23年7月30日(土)
◎認定試験:平成23年7月31日(日)
認定講習会プログラム
8:00~ 8:30 |
受 付 |
|
8:30~ 8:40 |
オリエンテーション |
|
8:40~ 9:35 |
心臓疾患(成人)の解剖と診療 |
田村俊寛 (天理よろづ相談所病院) |
9:40~10:35 |
先天性心疾患の解剖と撮影技術 |
武田和也 (榊原記念病院) |
10:35~10:45 |
休 憩 |
|
10:45~11:40 |
脳血管障害の解剖と撮影技術 |
山田雅亘 (国立循環器病研究センター) |
11:40~12:20 |
ランチョンセミナー 造影剤について ~ 造影剤リスクマネジメントと等浸透圧造影剤 ~ |
千早正光 (第一三共株式会社) |
12:20~13:15 |
腹部・末梢疾患の解剖と撮影技術 |
市田隆雄 (大阪市立大学病院) |
13:20~13:50 |
血管撮影に必要な法令 |
粟井一夫 (榊原記念病院) |
13:50~14:00 |
休 憩 |
|
14:00~15:00 |
血管撮影装置について |
才田壽一 (奈良県立奈良病院) |
15:05~16:00 |
インターベンションに使用する機器 |
松村光章 (神戸赤十字病院) |
16:00~16:10 |
休 憩 |
|
16:10~17:00 |
血管撮影における線量管理 |
坂本 肇 (山梨大学病院) |
17:05~17:55 |
血管撮影装置・関連機器の品質管理 |
松本一真 (兵庫医科大学病院) |
17:55~18:00 |
連絡事項 |
|
認定試験プログラム
8:15~8:45 |
受付 |
8:45~9:00 |
試験説明 |
9:05~11:00 |
試験Ⅰ(臨床概論) |
11:10~12:50 |
試験Ⅱ(医用機器、放射線防護) |
*試験項目は下記のガイドライン(別紙2)をご参照ください。
問合先:山梨大学医学部附属病院 放射線部 坂本 肇
E-mail:hajimes@yamanashi.ac.jp
*お問い合わせ頂く場合には、必ず電子メールにてお願いいたします。電話によるお問い合わせはご遠慮ください。
以上。
別紙1
安全管理および品質管理に関する測定データ
資格認定の申請の際には、以下の測定記録を提出する。なお、血管撮影用X線装置を複数所有有する施設においては全ての装置のデータを提出する。
1.血管撮影用X線装置の品質管理に関する記録
(1) 日常点検記録1月分の写し。
(2) 過去1年間の定期点検実施記録(メーカの点検結果でも可)の写し。
2.IVR基準点での線量率測定データ
(1) 医療放射線防護連絡協議会『IVRに伴う放射線皮膚障害の防止に関するガイドライン』の“IVRにおける患者皮膚線量の測定マニュアル』”を参考にして、透視・撮影時におけるIVR基準点での線量率を測定し、その測定データを提出する。
(3) 測定結果および測定条件は「様式8-1、8-2」に記入して提出する。
(4)
線量計の校正結果の写し。
3.透視時の室内散乱X線量測定データと測定条件
(1) 室内散乱X線量の測定方法は定めない。ただし、新たに測定する場合は、下記の条件で行うこと。
① 被写体:IVR基準点での線量率測定に準ずる。
②図1に示す点の散乱X線量を測定する。ただし、アーム支持装置やカテーテルテーブル、モニタなどによって測定できない場所は除く。
③X線照射方向:P-A(垂直方向)
④床面から測定点までの高さ:1.0mと1.5m
⑤散乱X線量測定図には通常の術者位置を記入する。
(2)
測定条件は「様式9」に記入して提出する。
(3)
線量計の校正結果の写し。
図1 室内散乱X線量の測定点(平面図)
別紙2
試験項目のガイドライン
Ⅰ.臨床概論
1.心臓
(1)解剖・生理
①解剖
②心電図
③心機能
(2)インターベンション
2.脳
(1)解剖と灌流領域
(2)インターベンション
3.腹部および末梢血管
(1)解剖
(2)インターベンション
4.造影剤
5.画像診断
Ⅱ.医用機器
1.X線装置
(1)X線装置に関する知識
①発生装置
②受像系
③モニタ
④DR・DSAについて
(2)装置の性能評価
(3)品質管理・保守点検
(4)画像処理
(5)他検査装置(CT・MR・RI・超音波)との比較および相補性
2.画像処理・画像再構成装置
3.カテラボ装置
4.血管内超音波装置
5.ネットワーク,他医用機器
Ⅲ.放射線防護
1.放射線生物学
2.放射線物理学
3.放射線計測
4.防護法
別表1
認定・更新単位表