平成30年度 公開講座の案内
- 第一クラス(※新入会の方は、原則として第一クラスから受講して下さい。)
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- 鶯谷教室(18名)
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内経を理解するための基礎的な力をつける講座です。
- 「訓読講座」林孝信講師
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『素問』『霊枢』から1篇を選び、10回で、経文と歴代の注釈を訓読します。
訓点・返り点のある文章から始めて、白文を読むことまでが目標です。
同じ文章を繰り返し読むことで、訓読する能力を養ってゆきます。 - 「輪読会」講師なし
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龍伯堅著 丸山敏秋訳『黄帝内経概論』を読みます。
※時間が前後しますが、会員自由参加で午前10時から12時に座談勉強会を行ってます。
内経を大づかみに読む「粗読(あらどく)」です。
『素問』を6年かけて終えまして、今年度から『霊枢』に入ります。
興味ある方はとりあえずご参加ください。
- 第二クラス
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- 北里教室(35名)
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おなじみの継続講座と、今年度からの新規講座があります。
- 「教養講座」
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松田博公講師(『黄帝内経』の思想)5 回
左合昌美講師(異体字入門) 3 回
天野陽介講師(出土医書の紹介) 2 回 - 「素問講義」米谷和輝講師
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『素問』を継続して講義しています。
「評熱病論三十三」を継続してすすめます。 - 「霊枢講義」宮川浩也講師
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『霊枢』を継続して講義しています。
本年度は「邪客第七十一」から読み始めます。
- 受講費
- 講座の目的
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目的の第一は漢字・漢文に馴れることです。短い期間の中で、多方面の知識を体得するのはとても困難であります。したがって、この講座の中で、漢字・漢文に触れ、古典の香り、雰囲気を味わってもらうことを重視したいと思います。したがって、内容がわからなくても、何度も聞いていれば自然にわかりだすこともありますので、是非、休まずに出席してください。
目的の第二は基礎知識の修得です。実はこれが古典を読む近道であります。ただし、初めての事柄ばかりなので、これを突き進むのは難事であります。この学問に相性が良ければ2年くらいで突破できますが、通常は5年~10年を要します。
臨床をある程度積んでくると、古典を読みたくなります。「漢文が読める」ようになりたいという人も多くいます。経営が安定してからやろうとしても、その時はもう若くはないですから、もうなかなか知識が身につきません。古典を読むのは一種の語学ですから、若いうちに、時間のあるうちに、下地をつくっておくのが最良です。
一応、ある程度読めるようになるまでに10年かかると思ってください。漢文に相性のいい人だとしても、要領を得れば3年かもしれませんが、普通の人は10年です。本講座は、その要領を教えるところです。スポーツでも、なんでも同じことです。自分で前向きに練習する、そのときにコツを教わっていれば、上手くなるのも早いはずです。
講座は大人の世界ですので、あれこれ面倒をみません。必要なものはこちらから用意しますが、そのほかは自分でご用意ください。忘れ物しやすい人は、早めにきて、コンビニでコピーするなりして準備してください。