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歴史ある日本生体磁気学会の開催は本年で 35 回を迎えました。本会は名古屋で初めての開催となります。大会運営の任を仰せつかり、微力ながら会員の皆様のお力添えを頂き準備に努めたいと思います。
生体と磁気の関係を扱う本学会は、微小な生体磁気の計測からその利用まで、生体科学と工学の英知を合わせて進んできた学会です。近年の情報科学の発展は生体における電磁気利用を飛躍的に進歩させ、ヒトの理解や医療への応用、生活や人生の豊かさを築く技術として発展しつつあります。第
35 回大会では、テーマを 「生体と磁気 −どう測る・どう活かす−」 といたしました。脳磁計などに代表される生体磁気計測器が実用化され 30
余年が経ち、生体と磁気に関する計算技術や関連機器の進歩とともに、得られた情報や技術をICT社会の発展の中でどのように活用していくか、本学会が示していく課題でもあります。本学会の活動が、会員の皆様のご活躍を通じて国内外に貢献するものでありますよう願っております。
本会の開催にあたり、ご支援を賜りました多くの学会内外の皆様および企業の皆様に厚く感謝申し上げます。
第 35 回 日本生体磁気学会大会 大会長 寳珠山 稔
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