10月号
学2 加藤
とうとう十月、馬肥ゆる秋となりました。長袖、長ズボンを着ると、いよいよ秋の大会が近づいてきたという感を受けます。
我われは今年も男女同会場でできるという幸せに恵まれています。試合にでる者は、阪大を代表する者として、存分に力を発揮してください。
また応援してくれる人たちも例年の様に最強の応援でもってサポートしてくれると信じています。そして一つでも多く勝利をもぎとりましょう。
さて今年の十月は大会だけではなく、下旬に追いコンがあるかもしれません。正確な日程が決まり次第、連絡します。
<今月の予定>
10月7日、14日・・・秋のリーグ戦 at 大医
教2 神谷
急に秋らしくなってきましたね。本格的に秋を感じるとともに、吹田に移るということで、楽しみと不安のいりまじった気分になっています。
今回はそんな私を元気付けてくれている、ストローを紹介したいと思います。
うちにはストローがたくさん、1万本以上あります。実に多種多様で、太さは直径3mmから12mm、身長も大小あり、原色の派手なのからさわやかなパステルカラーまでいる。
日本では食品衛生法のために、ストローはけっこう地味ですが、海外のはずいぶんカラフルなんですよ。
ついでに居場所もばらばらで、箱にきちんと整頓されているのもあれば、床に寝そべっているやつ、多面体になって天井から吊り下げられているやつ、
笛になって壁にはりついているやつ、といった調子です。
何のこっちゃ?と思われるかもしれません。実はこれ、父の仕事道具なのです。私の父はストローで笛を作り、演奏しています。
そもそもリコーダー奏者(小学校で吹くあのリコーダーです)で、ストローで笛を作るのは遊びだったそうですが、ストローがどんどん発展していくうちに、
いまではどちらが本職かわからないほどになりました。
一曲ごとに専用の楽器があって、その曲に合わせたネタを仕込んだストローは、見た目に楽しく、クラシックよりうけやすいらしいのです。
たとえば、しゃ〜ぼん玉とんだ♪とともにほんとにしゃぼん玉が飛んだり、ぶんぶんぶんハチが飛ぶ♪でハチ(らしきもの)が旋回したりします。
ドラえもんでは竹コプターがまわり、カタツムリは角を出すし、しまいめにはゴジラが火をふく始末。
毎年そのレパートリーは増え続け、現在50曲ほどになります。
その中には行事に合わせたストローもあり、クリスマスにはジングルベル、披露宴は越天楽、誕生日にはハッピーバースデー。
今の季節なら赤とんぼに虫の声、といったところでしょう。
このストローの笛がうまれたのは20年前です。
何でもとりあえず吹いてみるというリコーダー奏者らしい癖から、ストローの端をつぶして吹いてみたところ、ベーベーと音が鳴ったのがきっかけでした。
普通ならすぐに飽きるところですが、人並みはずれたしつこさで、練習していたそうです。
そうするうちに、楽器らしくなり、現在の華やかな形につながっていった。
そんなストローは私にとって、一緒に育った兄弟のような存在です。
新しい楽器ができたりすると、嬉しいと同時に、こっちも負けていられないと、こっそりライバル心を燃やしています。
秋はストローの活躍する季節。ストローにつられて、バドミントンがんばっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
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