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  10月号


秋到来

学1 加藤

 朝夕がめっきり寒くなり、そろそろ半袖ではうろうろできない季節がやってきました。 こういった季節の変わり目は、体調を崩しやすいので十分に注意しましょう。 風邪でバドができない、遊べない、勉強?ができないというのは最悪ですからね。
 さて今回は、練習における態度や決まりごと、部費のシステムの改正についてお話するので、しっかり読むようにして下さい。

1.遅刻、早退に関して
 遅刻は何らかの理由があってするものなので、全てが悪いとは言えません。 むしろ遅刻してでもクラブに来るという態度をかいます。 しかし、アップ抜きですぐシャトルを打つのは危険なので、遅刻したらまず10周走るように。 ただし体操のときに間に合えば、その必要はありません。また遅刻、早退する場合にはまずキャプテンまで言いにくること。

2.練習中の態度について
 練習中に体育館内で座らない、壁にもたれない、だらだらしないことを義務づけます。 そういった態度は周りの雰囲気に悪影響を及ぼすだけでなく、個人の怪我のもとにもなるので注意するように。

3.集合のときは
 当然ですが、集合はダッシュでするように。歩いて集合するのは時間の無駄です。また集合のときの私語は慎むように。

4.挨拶の励行
 練習前、練習後には体育館の方などにきちんと挨拶をするように。 自分達だけでバドミントンはできません。 ですから体育館内で飲食をしないという決まりは守らなければならないし、自分が飲んだあとの空き缶はきちんと捨てることも忘れてはいけません。 またいうまでもないですが、先輩にあったときも挨拶をするように。社会人になるものとして当然のことです。

 さて部費のシステム改正の話です。
 今回、以下のような理由から、部費のシステムを変更せざるを得ない状況になったので、この場を借りて、その旨をみなさんにお伝えしたいと思います。

部費のシステム変更に踏み切る理由

A) 

月曜の吹田での練習が月3回から月2回に減ってしまい (吹田育館の使用を希望する団体が新たに1つ増えた為) その分、構外での練習が、月に1回増えることとなった。

B) 

月曜日は東淀川体育館など(ここが一番安い)が休館日(ご存知の通り、吹田体育館のみ使用料は0円です)であるため、今のところ、吹田の代わりに千里・庄内などの豊中市の体育館を使用することを検討中である。

C) 

千里体育館、庄内体育館の使用料が値上がりした。
    例) 土曜午前6面が5400円→7800円

D) 

試合球(いつもラブオールで購入している方のシャトルです)も値上がりした。

E) 

以上のことを踏まえ、クラブそのものが活動してゆく上でかかる費用(新聞、名簿、S-wing等の部内発行物にかかる費用、ホームページの維持費、団体戦のエントリー費、その他、備品の維持費・購入費など)を全部員で負担するという形で、上記の支出増加に対応したいと考えた。

F) 

クラブの練習回数は前幹部の時と同程度にするつもりである。


 以下、新システムの具体的な説明を行ないたいと思います。

1) 

クラブそのものが活動していく上でかかる費用(新聞、名簿、S-wing等の部内発行物にかかる費用、ホームページの維持費、団体戦のエントリー費、その他 備品の維持費・購入費など)全部員でまかなうという名目で、「部費」として、全ての部員から、月500円を徴収する。

2) 

但し、月2回以上、練習に参加した者からは、更に「活動費」として、月2500円を徴収する。

3) 

なお、教1(1回生)に関しては、従来通り、夏合宿まで(つまり4月から同年7月までの4ヶ月間)は部費・活動費を共に免除する。

4) 

また、学4(6回生)からは、 練習への参加回数の如何に拘わらず活動費を徴収しない。

5) 

更に学4(6回生)からは、夏合宿以降、部費を徴収しない。

6) 

つまり、徴収する金額は1ヶ月当たり以下のようになります。
  練習への参加回数 2回未満     2回以上  
教1の夏まで 0円     0円    
教1の夏〜学3の末 500円     3000円    
学4の初め〜学4の夏    500円     500円    
学4の夏〜 0円     0円    

7) 

また、学4(6回生)からは、 練習への参加回数の如何に拘わらず活動費を徴収しない。


 なお、学祭などの、所謂「臨時収入」により、幾らかの余裕が出てきた場合には、部費または活動費の一時的な値下げにより還元を図りたいと考えています。

 つまり今までとの変更点は練習に来てなかった人やその月に来た練習が1回の人からも部費500円を徴収するということです。 足りなくなったものは補わなければいけませんが、その不足した分というのは全部員で補うのが妥当と考え、以上のようなシステム改正に踏み切りました。 意見のある方は私まで言いに来て下さい。

さて10月の予定ですが、
10月9日(月)
10月15日(日) 近畿医歯薬バドミントン大会 at 京薬

 今回は阪大が主管です。当日は1、2回生にもお手伝いしてもらうかもしれませんが、よろしくお願いします。
阪大の強みである応援もフルに生かし、皆で勝利をもぎとりましょう。


お知らせ
 ※10月14日(土)の午後に練習したい人は、箕面の体育館が開放されています。

西医体団体壱戦の結果
(男子)
 2回戦  大阪大学 2−3 大分医科大学

(女子)
 2回戦  大阪大学 2−0 岡山大学
 3回戦  大阪大学 2−1 佐賀医科大学
 4回戦  大阪大学 1−2 徳島大学
(ベスト8)


ロシア紀行

学2 福本

 8月13日、新潟空港発ウラジオストック行きのウラジオストック航空に乗る。 満席なのだがお盆にも関わらず観光客っぽい人がほとんどいない。 サラリーマンばっかりでどうもこの飛行機は商業ベースのようだ。飛行機はかなりぼろい。 機内食は食えるしろものじゃない、先がおもいやられた。ウラジオストックまではたった2時間半だった。 町並みは西洋そのものだ。シベリアはアジア文化が色濃く残っているのじゃないかと思っていたがまるでなかった。 この町は人口70万人の極東最大の町なのだが見所はほとんどない。海軍と戦艦が近くで見れたくらいかなあ。 しかし物価は安いし物はなんでもそろうので買い物をしていると結構いそがしかった。 あまりに物価が安いのでウラジオストック一といわれているロシア料理のレストランに行ってみる。 ボルシチ、カツレツ、ピロシキ、ペリメニと有名どころを注文しまくったが一人たった600円しかしなかった。 味も最高!!今回で一番満足できた料理だった。
 ここからイルクーツクまで3泊4日のシベリア鉄道が始まる。値段は二等(四人部屋)でほぼ一万円。 4日も乗ることを考えたら格安だろう。部屋の中は日本の寝台車と同じ感じだ。 違うのはお湯が無料で供給されることとレストランカーがあることぐらいだろうか。 4日も列車に乗り続けてさぞ退屈だと人は思うだろう。それが意外と飽きないものであった。 まず11時頃起床して(毎日ウォッカを飲みまくるのでこうなる)朝食。 ここでは途中駅で購入したトマトやきゅうり、ピロシキですました。(これが素朴な味でうまい!) その後、隣の部屋の10歳位の子供とけんだまや折り紙で遊ぶ。 2時頃になればレストランカーで昼食。味は「くじらや」ぐらい。値段も400円程度。 それでも平均月収8000円のロシア人には高すぎるようでほとんど観光客しかいなかった。 その後昼寝をしたり停車駅で買い物をして過ごす。将棋やチェスもやる。 そうこうしていると夜になるので日本から持ってきたラーメンやレトルト食品を食べる。 ウォッカを取り出して同部屋のロシア人に見せてニヤッと笑えば言葉は何一つ通じなくても宴会が始まる。 ALDHの違いで日本人は先につぶれて気がつけば昼前になっている。この繰り返しであった。 汽車で移動するというよりはロシア家庭にホームステイしている感じだった。
 イルクーツクは東シベリアの中心地で人口60万人。しかし見所はたいしてなく、バイカル湖観光の玄関口になっている。 バイカル湖は世界一の淡水湖で琵琶湖の50倍の大きさである。 どうがんばっても水平線より向こうは見えないのだから世界一の大きさを実感することはできなかったが、透明度がとても高いので琵琶湖とは比較にならないほど奇麗だった。 この湖にはオームリという魚が生息している。 これはバイカル湖にしかいない鮭の一種でこの地方の名物なのだが、フライにしたらたんなるアジフライだった。
 イルクーツクに一泊しただけでまた汽車の旅に戻る。モスクワまでの3泊4日である。 前と同じような生活が続く。 ウラジオストックから9000キロ以上も離れているのに風景は全然かわらない、、、さすがに最終日は飽きてきた。
 こうして日本を出発してから9日目、やっとモスクワに着いた。モスクワは人口850万人。 全然知られていないがヨーロッパ一の大都市である。駅はすごい人だった。例えるなら日曜の渋谷かなあ。 大阪では考えられないような人の多さに圧倒された。 いままで地方都市を見てきてやはりロシアは貧しいなあという印象を受けてきたが、この町にきてロシアのイメージががらっとかわった。 今やモスクワは西側諸国の町と何ら変わりない。 町にはシャネルやグッチなどのブランド店があふれ、人々の服装もイタリアなどとかわらなかった。 旅行用にみすぼらしい姿をしている自分が恥ずかしくなるくらいだった。 後で知ったのだが、このような首都の繁栄は地方から金をまきあげることで成り立っているらしい。 そのへんがやはり元共産主義の国だからだろう。
 モスクワはかなり魅力的な町だ。私が行ったヨーロッパの町では一番おもしろかった。 日本では「ソ連」という暗いイメージがあるせいか観光客はほとんど来ない。 しかしモスクワはこの前までワシントンと並んで世界をひっぱってきただけでなく、長年ロシア帝国の首都でもあったのだ。 ギリシャ教の聖地でもある。たった3日間ではこの町をすべて見ることはできなかった。
 いろんな見所があるが一番はクレムリンだろう。ここは基本的には周囲2キロ位の城壁に囲まれた普通の城である。 しかし中には宮殿の他に大会宮殿(日本の国会議事堂)、5つの教会、ロシア帝国時代の財宝の博物館などが所狭しとあり見物は一日がかりになる。 私はロシアやロシア正教に関してはほとんど知識がなかったがそれでも十分楽しめた。 ちなみにここは西欧からの観光客が大変多く、入場切符を買うだけでも30分以上並んだ。 クレムリンの横には赤の広場がある。ここにはレーニンの墓があり、中には遺体が保存してあって見物することができた。 ちなみに解剖のご遺体というよりは蝋人形に近い感じである。
 そして最後にサンクトペテルブルグに行った。ここはロシアの古都であり有名なエルミタージュ美術館がある。 エルミタージュは大英博物館やルーブル美術館にも劣らない美術館だけあって、部屋だけで400もあった。 しかもピカソやゴッホ、ルノワールなどの有名品ばかりである。あまりの絵画の多さにほとんど覚えていません。 すべての展示品の前をすどおりするだけで丸一日かかった。
 こうしてロシアを横断してきました。 シベリア鉄道に乗ることを目的で行ったのであまり観光は期待していなかったのですが、予想以上におもしろかったです。 日本人も少ないので穴場といえるでしょう。 しかし元々共産主義国だけあってビザの取得などはかなりめんどくさいです。治安もあまりよくなありません。 実は泥棒が多いというよりは悪徳警官が多いのです。私も警官にだまされて50ドルの賄賂を要求されました。 物価は安いのですが、国家をあげて観光客から金をぶんだくろうとしているので意外と金がかかります。 行くならツアーがいいでしょう。



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Last updated: 2002/06/30 23:01
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