在校生の声

大学院に通う在校生のみなさんに入学の動機・在学中の印象・将来の夢などを聞きました。

博士前期課程[修士課程]

地球規模で母子保健を捉える助産師になりたい

企業にて接客業を3年間、法律事務所で秘書として5年間勤務後、看護大学へ進学しそのまま大学院に進学をしました。勤務経験から法律では解決できない人々の想いや苦しみを知り、正誤ではなく直接的な人との関わりの中で人々の想いや生き方の実現を支援したいと考えました。妊娠・出産は、誕生の大きな喜びと対照的な誕生死という過酷な現実もあります。助産師は、出産に深く携わると同時に、幅の広く女性に関わるところに魅力を感じています。看護大学在学中にタイ、バングラデシュ、タンザニアを訪問する機会にも恵まれ、経済格差に関わらずどの国でも人間の誕生を支援する助産師は必要とされることも痛感しています。現在は大学院にて、同じ女性として生き方、信念、姿勢に共感と同時に強い憧れと尊敬の念を抱く教授陣に囲まれ、広い視野で物事を考え判断できるよう日本だけに留まらず地球規模で母子保健の向上についての学習を深めています。

助産学上級実践コース:川野嘉子

 

 

助産師として疑問を抱く力・何かを成し遂げる力

奥の深い助産学をもっと学びたいと思い大学院への進学を決めました。今学びを共にしている仲間は、国際協力や臨床経験を積んだ人、学部からそのまま来た人など様々な背景がありますが、皆モチベーションの高い方ばかりです。授業はグループワークが多く、主体性が求められます。授業内のディスカッションはとても盛り上がり、頭はフル回転です。助産へのパッションがある仲間との熱い語り合いはとても楽しいと感じます。助産学以外にも研究法や看護管理学・教育学などを学ぶ中で、大学院では助産師になることが目標なのではなく、『助産師として疑問を抱く力・何かを成し遂げる力』を育むことが目標であることを実感します。大学院という恵まれた環境にいることで、「助産師として何を成し遂げるか」を具体的に考えられるきっかけが多々あります。助産師になってからもモチベーションの高いままでいられるように、この2年間で自分を磨いて行きたいと思います。

助産学上級実践コース:秋山奈菜

 

「自分の心と体をフルに使う」ための術を習得

いのちが誕生する瞬間に立ち会える仕事の素晴らしさと、自分の心と体をフルに使い働く姿に感銘を受け、「私のやりたいことはこれだ」と確信し、私は助産師を志しました。また、大好きな母校でより深く助産を学びたいと思い、産科病棟で3年働いた後の進学を決意しました。入学から現在まで猛ダッシュで駆け抜けるような忙しい日々が続いていますが、非常に濃密で充実した時間でもあります。授業もプレゼンテーションやディスカッションが主であり能動的な学びが求められますが、そのための環境も十分にそろっています。また、運命共同体とも言える同期の仲間にも恵まれていると感じます。苦楽を共に乗り越える仲間が、きっと学生生活で得られる1番の財産なのではないかと思います。この2年の学びで、「自分の心と体をフルに使う」ための術を習得していきたいと思います。

助産学上級実践コース:松岡彩香

 

他ではなかなか体験できない恵まれた環境

助産師として臨床経験6年を経て、自分の視野を広げたい、これから院卒の助産師が増えてくることを考え、自分もきちんと研究手法を学びたいという思いから大学院の進学を決めました。
 聖路加看護大学に入学して抱いた印象は、まず先生方の人数の多さ、院生の多さ、そして学生の向上心が高いことに驚いたことです。学習を深めていく過程で、学ぶ環境はいかに学生に影響を与えるかということを実感しました。学ぶことは誰にでも出来ますが、聖路加では他ではなかなか体験できない恵まれた環境が与えられ、それが私にとって新たな発見や大きな励みとなっています。例えば、授業内のディスカッションでは他領域で経験を積んだ方の意見を聞くことができ、自分の看護観を深められました。また、数ある授業それぞれが互いに関連していることが多く、学ぶこと意義を考えさせられます。プレゼン準備やレポートなど学生らしい忙しさはありますが、学ぶということがこんなにも面白いと思ったのは久しぶりで、充実した日々を送っています。  聖路加看護大学を卒業された先輩方が、いたるところで様々な活躍をされています。私もその一員となり、将来の看護界に貢献できるよう頑張りたいと思います。

助産学修士論文コース:麓杏奈

 

博士後期課程[博士課程]

誰かを支えることにつながると信じて

修士課程修了後は教育に携わってきましたが、実践に役立つ研究能力の向上と後輩への伝達の必要性を感じ、初めて聖路加の門を叩きました。格調高い入学式には驚きましたが、『求められるものは世界に通用する自律した研究者』の言葉に身が引き締まる思いでした。現在は研究を進めるうえで不可欠である理論や統計を学んでいます。自分は看護や研究をどう学んできたのか、大切にしてきたものは何か、自分は何のために学んでいるのかと、立ちどまっては考える日々を過ごしていますが、この過程はきっと臨床で感じた疑問を解決し、誰かを支えることにつながると信じて、日々の学修を進めています。様々な背景をもつ仲間や先輩、先生方から与えられる刺激を多くの学びに変えることができると思います。

 博士後期課程看護学専攻(ウィメンズヘルス):ア山 貴代

 

「学べる」恵まれた環境に感謝して

助産師として病棟勤務を続けた後、JICA青年海外協力隊でインドに2年間、助産師として派遣されました。そこでの経験を元に、修士・博士課程と続けて、聖路加フィールドであるタンザニアで助産の研究に携わっています。
 修士、博士を通して、聖路加は学生の人数が多く、本当に様々な看護経験や看護以外の経験を持つ人達が集まっています。同期の友達と日々いろんなことを話し合うことは私の一番の支えであり、尊敬できる先輩・教員の方々が多方面で活躍されている姿にはいつも刺激を受けています。タンザニアを始め、アメリカや諸外国からの招聘も多く世界中の看護師・助産師との出会いがあり、友人となることができ彼らから多くのことを学びました。常に誰かと看護や助産について語り合うことが出来る環境で、自分が歩んできた臨床の道を振り返ることはとても贅沢で貴重な時間であり、その大切さを噛みしめています。
 大学院は与えられる課題ではなく自ら何を学びたいのかを見つけていくところから始まるため、臨床とは違った勉学の苦しさが沢山あり、日々自分自身と向き合っています。しかし同時に、学ぶということがいかに素晴らしいかを感じます。世界には学びに飢えた国が沢山ある中、自分の恵まれた環境に感謝し、今後世の中に少しでも返していくことが出来ればと思います。

博士後期課程 看護学専攻(助産学):下田佳奈