当院から約400mで徒歩5分強のところにある
靖国神社。訪れると、静寂の中に厳粛な雰囲気
を感じる。首相の参拝が取りざたされる一方で、
実際に訪れてはじめて実感するものが多くあることも
事実である。「日本人」の自覚を改めて意識させて
くれる場所だと思う。
遊蹴館は表面的には靖国神社内の博物館的な
存在であるが、実際に中を見学すると、そこには
とてつもなく日本人の心を揺さぶる、歴史の重さと
英霊たちの心の声を聞くことになる。
戦争で、祖国を守るために「日本人」として命を
落としていった若者たちの、何部屋をも埋め尽くす
数え切れない数の遺影や、家族に宛てた無数の
手紙類、「人間魚雷」回天一型の脇にある、
出陣前に吹き込まれた青年の生の声の中に
「日本人、日本人」と繰り返す、強い日本人の意識
に接すると、現在の日本があるのも彼らの強い
愛国心に支えられて作られたものと、感謝の気持ち
を感じざるを得ない。深く考えさせられる。
首相の参拝や国交を論じる際には、必ずここを
訪れてから議論を交えるべきと思われる。
まずは訪問者を出迎えてくれる
靖国神社の'正面玄関'とも言える
大鳥居。日本最大級の鳥居。
mkouno-nsu@umin.ac.jp
神門とその手前の第2の鳥居。
神門の扉にはこのページのトップ
に置いた菊の御紋章が輝く。
拝殿と第3の鳥居である中門鳥居。
拝殿。この奥に御本殿がある。