透析医療
医薬品
血液
死体検案
インフルエンザ全国的に大流行の兆しがあったことから他府県からうがい薬、 マスクの供給を受ける
結核
保健栄養指導
〇一般医療
〇特定医療
〇避難所、仮設住宅
道路事情の悪化により緊急車両の通行が円滑に行なわれなかった。
待機していたヘリコプターの活用が十分でなかった。
これらのことから、大規模災害における傷病者の搬送システムは、早急に応援部隊を確保するすることや平素から、ヘリコプターなどの広域的な救急搬送体制を確立することがもとめられる。
特色としては各都道府県の区域ごとに部隊を編成した。
指揮支援部隊を編成し、指揮命令系統をあらかじめ確立した。
物資を輸送する目的で、後方支援部隊を編成した。
災害現場付近の選別場所におけるトリアージでは、現場救護所となる病院に搬送すべき負傷者の選別を行ない、軽症者は当該病院での治療のラインから外す。
また、負傷者が現場救護所となる病院に到着した場合には、救急医が再トリアージをおこなう。
なお、トリアージポストにおいて最重症者と判断したものは、ヘリコプターを活用し、後方医療機関に搬送する。
Crush Syndromeとは四肢の筋が比較的長時間持続的に圧迫を受けるような損傷(通常は解放創ではない)をCrush Injuryと呼び、その結果生じる代謝性アシドーシス、ミオグロビン血症、腎不全、凝固障害などの全身的な症状や異常を言う。
Crush Syndromeの病像はCrush Injury自体の重症度、受傷後の経過時間、合併損傷、初期治療(とくに輸液と減張切開)などにより大きく修飾を受ける。
<診断>
1)受傷機転(長時間筋肉が圧迫をうけた)
2)下肢の知覚、運動麻痺
3)ミオグロビン尿、時間尿量の減少
4)心電図でT波の増高
5)代謝性アシドーシス、血液濃縮
6)皮膚の外表損傷は必ずしも著しくない
7)足背動脈の脈拍は多くの場合触れる。
8)意識、バイタルサインは通常保たれている。
<検査所見>
筋細胞の損傷を反映してCPKは数万(U/L)以上の高値を示す。同様にミオグロビン値も数万(ng/ml)以上に達するが、CPKやミオグロビン値と重症度は必ずしも比例していない。
救出されるまでは元気であった患者がその後突然心停止に陥ることがあるが、これは下肢の血流再開に伴って急速に著明な高カリウム血症になったためと考えられる。
血清カルシウム値は急性期には低下し血清リン値は逆に上昇する。これはカルシウムは細胞外液から筋細胞内へ流入し、リン酸は損傷された筋細胞から流出するからである。カルシウムの細胞内への流入は虚血期間中よりも血流再開後に多い。血清カルシウム値はしだいに回復して数週間後にはむしろ高カルシウム血症を呈する場合がある。
<治療>
〇全身管理
大量の輸液(平均12L/day)を投与するとともに、ミオグロビンの腎毒性を軽減するために炭酸水素ナトリウム(平均240mEq/day)を用いて尿のPHを6.5以上に保ちながらマンニトール(平均160g/day)を投与して300ml/hr以上の尿量を確保することにより腎不全は予防可能であったと報告されている。
しかし十分な輸液のなされていない状態でのマンニトールの投与は脱水と腎不全を助長するためかえって危険である。
輸液量は皮膚の損傷面積の2から3倍の熱傷と同程度の輸液量を目安にする。
〇局所療法
ルイサイト(びらん剤):
ホスゲン:
サリン(神経ガス):
2. 他の毒ガスに対して
(2)初動
(3)医療、衛生活動
(4)浮き彫りにされた問題点
(2)制度や計画、活動内容のあらまし
(3)要請主義
<短所>
(2)活かされなかった能力
(3)能力を活かす方法
適切な時間内
適切な場所
適切な器材
(2)自治体職員を交えた指揮所演習
(3)地域防災会議の活性化
(4)GISシステムの導入及びその情報の共有
大規模災害時における傷病者搬送システム
猿渡知之、臨床外科 51: 1531-8, 1996(担当:普山)1 阪神、淡路大震災での教訓
2 教訓に鑑み講じられた対策
3 大規模災害時の搬送システムについて
Crush Syndrome
島津岳士ほか、救急医学 19: 1748-53, 1995(担当:小林)化学兵器の毒作用と治療
Antony T. Tu、日本救急医学会雑誌8: 91-102, 1997(担当:永井) 【はじめに】
【毒ガスの種類】
【毒ガスの生体に対する作用】
【症状】
【神経ガスに対する予防】
【治療】
【終わりに】
自衛隊の災害派遣の展望
小村隆史、日本集団災害医療研究会誌 1: 82-94, 1996(担当:井手)1.阪神・淡路大震災と自衛隊の活動
2.災害派遣の制度と特徴
3.自衛隊の持ち味を活かすために
4.今後検討すべき課題
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gochi@hypnos.m.ehime-u.ac.jp
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