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人類活動に伴って発生する猛毒ダイオキシン類は、今や大きな社会問題になってきました。毒性の全 容と汚染の実態について、現時点での状況を報告したい。
古泉真理、川口秀二、関 啓輔、相引眞幸、木下順弘、飴野 清1、井尻 巌1
木下博之、古泉真理1、井尻 巖、飴野節子、田中直康、張 霞、辻中正壮、関 啓輔1、木 下順弘1、小栗顕二1、組橋 充2、芝山貴幸2、宮内 博2、飴野 清
クロム化合物を経口摂取後死亡した中毒例の剖検およびクロム濃度の測定を行ったので報告する。
【中毒学的検査】吐物および剖検時の血液より高濃度のクロム(20μg/g、0.1μg/g)を検出した。
河村宜克、鶴田良介、井上健、山下久幾、小田泰崇、本田真広 定光大海、前川剛志
爆発で飛散した溶鋼に曝露され、経過とともに血清鉄が上昇した症例を経験した。
守屋文夫、橋本良明
5 低コリンエステラーゼ血症と縮瞳により有機リン中毒が疑われた一症例
池宗啓蔵、平賀徳人、坪田信三、渡辺敏光
【考察】年間多数 の心肺停止が搬入される救急センターでは、その場で死因をはっきり特定できない事例も多い。薬物 中毒のより正確な診断を自己完結的に行えると言う意味では、毒劇物分析機器導入は評価できた。
平賀徳人、池宗啓蔵、坪田信三、渡辺敏光
今回我々は、受傷後早期に著明な出血傾向を来たした1症例を経験したので報告する。
8 中毒メーリングリストを通じたカンボジア洪水後の蛇毒血清入手のための情報支援
越智元郎、朝日茂樹1、鳥羽 通久2、屋敷幹雄3、田原憲一、前川聡一、山口佳昭、 白川洋一
インターネットを用いた中毒情報ネットワークである
ml-poisonによる情報支援が、カンボジア洪水後の蛇毒血清入手の活動に寄与した。
9 Diaminodiphenyl sulphone(DDS)内服により重篤な肝障害をきたした一例
林 經堯 、岩崎泰昌、芳原敬士、山野上敬夫、岡林清司、大谷美奈子
DDSは皮膚科領域において、癩をはじめとするさまざまな疾患に広く用いられている。今回私たちは
DDS内服により重篤な副作用である肝障害をきたした一例を経験したので報告する。
奥村徹、鈴木幸一郎、山根一和、木村文彦、宮軒将、熊田恵介、福田充宏、青木光広、藤井 千穂、小濱啓次
11 三環系抗うつ薬を含む多種類の薬物による中毒患者の治 療経験
津野信輔、竹吉 悟
【既往歴】20歳虫垂炎、23歳うつ病、23歳10ヶ月薬物中毒
12 急性覚醒剤中毒により急性腎不全と壊死性腸炎を来した一例
飯富貴之、荒瀬友子、黒田泰弘、阿部 正1、福田 靖、岸 史子、佐藤由美子1、 大西芳明、大下修造1
急性覚醒剤中毒により急性腎不全と壊死性腸炎を来した症例を経験した。
【考察】急性覚醒剤中毒では、高体温、代謝亢進により循環血液量低下を 来す。本例では脱水、DICが原因となって、虚血により壊死性腸炎を来したと考えられた。