厚生省科学研究合同円卓会議(990329)資料
The Wide-Area Disaster Medical Information System in Japan
【スライド1】
私は日本の広域・災害救急医療情報システムとその新しい展開についてご紹介します。このシステムは阪神・淡路大震災の反省をもとに、1996年から厚生省とNTTデータ通信株式会社が整備しはじめました。その構想では、地域の日常的な救急医療情報センターを兼ねるサーバーを全都道府県に設置し、自治体、消防、病院などもこれに接続します。地域の情報センターに蓄積された情報は千葉市にあるバックアップセンターへ送られます。バックアップセンターは災害時に破壊された地域センターの機能を代行することができます。
このシステムはバックアップセンターを介してインターネットに接続され、政府の他のネットワーク、医師会、NGOなどのネットワーク、そして一般市民に対しても情報が提供されます。
関連資料:第4回日本集団災害医療研究会(1999年2月11〜12日)
ワークショップ 1 『災害拠点病院のあり方と問題点』より
(参考:広域災害・救急医療情報システム)
演者連絡先:厚生省健康政策局指導課 土居 弘幸先生