Date: Thu, 6 Feb 1997 20:54:24 +0900 From: kaz@keiko.arch.kobe-u.ac.jp (Kazuyoshi OHNISHI) Subject: 人的被害研究会シンポジウムについて 以下の通り人的被害に関する学際シンンポジウムを開催しますのでご案内します。 正式の案内文は、MS-WORD で書類添付しています。 ------------------------------------------------------------- 地震時死傷者問題に関する学際シンポジウム 阪神・淡路大震災は、死者6千人、負傷者3万 人を越える戦後最大の人的被害をも たらしました。尊い犠牲に報い、今後の災害に備えるためにも、その死傷原因を組織 的にかつ科学的に明らかにしなければなりません。私達は震災後に、地震学、地震工 学、建築構造、都市計画、住宅計画、防災計画、救急医療、法医学など地震時死傷問 題に関わる様々な分野の専門家の集まりとしての〈人的被害研究会〉を発足させまし た。しかし、人間の命を守るという課題の重要さからすれば、私たちの力だけで被災 の全容を解明しきれるものではありません。第1に様々な専門家の学際的協力が欠か せません。死傷の解明はできるだけ幅広くとらえる必要があるからです。第2に、過 去の地震等の人的被害研究に関わる先駆的専門家との連携、協力が欠かせません。過 去の知見との比較検討の中から、地震時死傷軽減の有益な成果が得られると思われ ます。 そこで昨年12月には共同研究集会(於:大阪)を開いて外部専門家との意見交換の 場を持ち、議論を重ねました。今回はより広く公開シンポジウムを開催し、様々な分 野の学際的な討論を踏まえて、人的被害研究の内容的な飛躍と組織的なひろがりを獲 得することができれば、と考えています。関心のある皆さんの積極的なご参加をお待 ちしています。 なお、参加登録を希望される方は2月末までに以下の要領でお願いします。 人的被害研究会(地震時死傷に関心のある研究者が集まった会) 学際シンポジウム実行委員会(委員長/室崎益輝) 平成9年2月 日 時:1997年3月28日(金) 9時〜17時30分 (懇親会18時〜) 場 所:神戸大学工学部教室棟LR501室(神戸市灘区六甲台町1-1 エ078-881-1 212代) (阪急六甲駅またはJR六甲道駅より36系統市バスにて「本部工学部前」下車5分) 参加費:6,000円(予稿集 5,000円を含む)、懇親会 2,000円、(定員:約300人) 登 録 用 紙 FAX の場合 06-231-3788(大津宛)、このまま記入してお送り下さい E-mail の場合 kaz@arch.kobe-u.ac.jp(大西宛) 1. 参加申し込み等(あてはまるものに、○印) ( ) シンポに参加(参加費6000円、予稿集代を含む、当日参加費と引き替え) ( ) 懇親会に出席(会費2000円) ( ) 別途、予稿集のみ購入したい(頒価5000円、送料共) 参加者の氏名 所属・部署 住所 〒 TEL( ) − FAX( ) − E-mal 「地震時死傷問題に関する学際シンポジウム」 日時:1997年3月28日(金) 9時〜17時30分 (懇親会18時〜20時) 場所:神戸大学工学部教室棟LR501室 (神戸市灘区六甲台町1-1、TEL 078-881-1212代) (阪急六甲駅またはJR六甲道駅より36系統市バスにて「本部工学部前」下車5分) 参加費:6,000円(予稿集 5,000円を含む)、 懇親会 2,000円 定員:約300人 主催:人的被害研究会 (震災を契機に地震時死傷に関心のある研究者等が自主的に 集まった研究会) 後援:日本法医学会、日本建築学会近畿支部(予定)、日本都市計画学会関西支部( 予定)、地域安全学会(予定)、日本集団災害医療研究会(予定)、国連地域開発セ ンター(予定)、木南会(神戸大学建築系同窓会) 協賛: 建設技術研究所 概要: 1)基調講演(各30分 9:00〜10:40) 1. 世界の地震と人的被害……塩野計司 (長岡高等工業専門学校) 2. 集団災害と救急医療 ……鵜飼 卓 (大阪市立総合医療センター救命救急 センター) 2)テーマ別報告・討論(各部門5名による報告と討議、10分/人) 第1部……何が起きたのか(被害の実態)(10:45〜12:15) (地震動と家屋倒壊/死者発生状況の全体像/死者と住宅形式の関係/ 建物倒壊と死因) -----------------------------------------(昼 食)----------------------------------------- 第2部……何が生死を分けたのか(被害の原因)(1:30〜3:00) (建物被害と死傷の関係/建物の崩壊パターンと死傷/ クラッシュ症候群/応急救助の実態と活動) 第3部……どうすれば死傷を軽減できるか(予防と事後対応)(3:15〜4:45) (住宅の耐震補強/住み方作法の改善/防災福祉コミュニティと自助体制/ 救急医療体制の整備/地域医療資源の最適化モデル) 3)総括と今後の展望 「シンポで語られたこと語られなかったこと」(4:50〜5:30) ◆シンポジウム実行委員会事務局 大津俊雄(シティコード研究所)TEL 06-231-0188 FAX 06-231-3788 大阪市中央区 平野町3-3-10 大西一嘉(神戸大学工学部) E-mail : kaz@arch.kobe-u.ac.jp
阪神・淡路大震災は、死者6千人、負傷者3万人を越える戦後最大の人的被害をも たらしました。科学技術や救急医療が進歩した現代において、なぜこれほどまでに多 大な犠牲を被らなければならなかったのか。今後の災害に備えるためにも、この死傷 の原因を科学的に明らかにすることが求められます。
私たちは、地震時死傷をより組織的にかつ科学的に明らかにすることが必要と考え て、地震学、地震工学、建築構造、都市計画、住宅設計、防災計画、救急医療、法医 学など様々な分野の専門家が集まり、{人的被害研究会}を発足させました。しかし 、地震における人間の命を守るという課題の重要さからすれば、私たちの力だけで被 災の全容を解明しきれるものではなく、より広く専門家の英知と情熱を集めなければ なりません。また、阪神・淡路大震災の実態のみで、人的被害研究の全貌が語れるわ けでもありません。
今回の研究集会では、人的被害の構造を総合的に議論することで、地震時における 死傷の防止をはかり、人的被害の総合的な解明をはかるための大きなステップにした いと考えています 。関心のある専門家の皆さんのご参加をお待ちしています。
日時/平成8年12月26日(木)午後2時〜7時
〒530大阪市北区梅田1-1-3-1700
電話(06)344ー5425
定員/当日先着順 約30名
資料代:1000円
■プログラム 司会/大西一嘉、副司会/宮野道雄
(テーマ別報告)
1.強震動域の震度分布 中川康一(大阪市立大学)
2.過去の地震での人的被害との接点を探る 村上ひとみ(札幌工専)
3.人々はどんな住宅で亡くなったのか? 村上雅英(近畿大学)
4.生と死をわけたものは何か? 石井 昇(神戸大学付属病院)
5.大災害時の医療機関はどうあるべきか? 今泉恭一(鹿島建設)
6.大地震にも生き残る木造住宅にするために? 鈴木 有(金沢工業大学)
7.死ななくて済む住まい方を 室崎益輝(神戸大学)
(総合討論)
「阪神・淡路大震災からわれわれが学ぶべき事は何か?」 太田 裕(山口大学)
・問い合わせ先/(078)803ー1017神戸大学建築系教室(大西)
(06)605ー2834 大阪市立大学生活科学部(宮野)
人的被害研究会事務局 大津俊雄(シティーコード研究所)
TEL 06-231-0188 FAX 06-231-3788 〒541 大阪市中央区平野町3-3-10浅野ビル
(※当研究集会の実施にあたっては、京都大学防災研究所の助成を受けています。)
当日の参加旅費のご都合がつかない方は下記までお申し出いただければ、予算の範囲 内で旅費をご用意させていただきます。
京都大学防災研究所(FAX:0774ー38ー4039)
旅費精算事務担当秘書 宛
旅費計算のため必要ですので下記の事項についてお知らせ下さい。事前にそれぞれの 所属長の承認印が必要となります。できるだけお早めに申請して下さい。 折り返し申請書類を送付させていただきます。必要事項を記入、捺印の上、所属長の 承認印をもらっていただき、ご返送下さい。
日 程 平成( )年( )月( )日
〜( )月( )日 ( )泊
フリガナ
お名前 ( )
勤務先(詳しく) ( )
職名(( )内には適当な言葉または数字をご記入下さい)
1.大学関係・官公庁の方( ) (教授、課長補佐、主任研究員
など)
--号俸( )号( )級
平成( )年( )月( )日発令
2.企業その他の方( ) (社長、部長、主任研究員など)
--自宅住所( )
振込口座 銀行名( )支店名( )
(普通・当座) 口座番号( )
電話番号( )_____ー____________ 内線( )
FAX ( )_____ー____________ (fax専用・tel兼用)
E−mail( @ )
旅費申請についてのお問い合わせは、エ0774ー38ー4039まで
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村上 ひとみ Hitomi Murakami
札幌市立高等専門学校 札幌市南区芸術の森1丁目 〒005
Tel: 011-592-5396 Fax: 011-592-5377