デンマーク アンブ社製

アンブ エアウェイチェッカ

バルブモデル

取扱説明書

2004.3.5-036-02


画面に乱れがある場合は MS-Wordファイル(284kb)をダウンロードしてみて下さい。

 

未滅菌。1人の患者さん用です。ディスポーザブルです。クリーニングや滅菌はできません。使用前に以下の取扱方法をよく読んでください。

 

用途

本装置をお使いいただくことで、気管チューブの挿入位置を知る手助けとなります。但し、大体の位置を知ることはできますが、その位置を100%まで特定することはできません。位置の特定は医学的判断に基づいて行ってください。

 

取扱方法

1.         リークテストを実施(バルブを押し、親指で接続部分を塞ぎ、バルブを離してください)。リークが見つかった場合、廃棄してください。

 

2.         気管チューブを挿管し、その深さをチェックしてください。

3.         換気する前にバルブを押し、気管チューブに接続し、バルブから手を離してください。

  注:このテストは換気を行う前に実施してください。

 

4.         バルブが自力で膨らむことを確認してください。

a)エアーが戻り、バルブが急に膨らむ(5秒以内)場合、気管チューブは気管に入っています。他の臨床所見から位置を確認し、気管チューブを固定してください。

b)エアーがゆっくり戻り、バルブがゆっくり膨らむ(530秒)場合、気管チューブの位置を慎重に調べてください。疑問が見られる場合、喉頭鏡などによって視覚的に位置を確認してください。再挿管あるいは他の方法による換気が必要です。

c)エアーが戻らず、バルブが膨らまない、あるいは嘔吐が見られる場合、気管チューブは食道に入っています。再挿管あるいは他の方法による換気が必要です。

 

警告

A.気管チューブの閉塞、病的な肥満、肺水腫、主気管支への挿管、重篤な気管支痙攣、閉塞性肺疾患の場合、バルブが膨らむために使えるエアーが減少しています。内視鏡などにより気管チューブの位置を確認してください。

B.咽頭挿管の場合、本装置での評価に間違いが出る可能性があります。挿管時にその深さをモニターしてください。経鼻挿管などのようにチューブのキンク(折れ曲がり)が懸念されるような場合、特によく注意してモニターしてください。

C.保管時の温度が0℃に近い場合、使用には注意してください。寒さのため本装置が充分に機能しない、膨らまないことがあります。

D.5才以下、20kg以下の患者さんには使用しないでください。

E.本装置を使用する前に気管チューブを通して積極的な換気をしている場合、本装置は慎重に使用してください。

F.妊婦さんには使用しないでください。

 

注意

包装から取り出した時は、必ず、リークテストを実施し、正常に機能することを確認ください。

 

仕様

適合規格:医療用具についてのCouncil Directive 93/42/EEC

サイズ:83(長)×59(直径)mm

重量:45g

接続部径:内径15mm

保管温度:−40+60

原典:492 2513 40 04/2003 Version 1.1.0