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KODAMA'S (NEW) WORLD

他人の意見に対してれわれが提出する異論に彼の耳を傾けさせるには、 「前には私も同じ意見をもっていたのだが……」 という言い方ほど適切なものはない。

---ショーペンハウエル『知性について 他四篇』

「論文は、水虫や痔などのタチの悪い病気と似ていて、 なかなか人に見せにくい。 だから、〆切ギリギリに人に見せに行くと、たいていの場合、 『なんでこんなになるまで相談にこなかったのか』とか、 『残念ながらすでに手遅れです』とか、 『残念ながらすでにお亡くなりになってます』 とかいうことになります。 早期に発見していれば簡単に治療できていた誤りも、 〆切まぎわまでほっておくと論文のいたるところに広がっているために、 とりかえしのつかないことになっていることがしばしばです。 そこで肝心なのは、 たとえ恥ずかしくても早目早目に人に見てもらうことだと言えます」

---『リンリー教授講演集』より


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この日の出来事


08/Nov/2016 (Tuesday)

夜中

少し早めに起床。某予習。シャワー、朝食、朝刊。週アス。

朝、娘を保育園に送り、大学へ。午前中は某予習など。

お昼すぎ、某会議。そのあと、購買部でパンを買って研究室でもそもそ。 それからもう少し某予習。

昼下がり、某演習。バラエティ番組の倫理。

夕方、某講義。功利主義。

夜、雨のなか娘を保育園に迎えに行き、帰宅。夕食。 いろいろあり、あまり喉を通らず。少し新聞など。

夜中、娘と風呂。もう寝るべし。時間がほしい。


08/Nov/2013 (Friday/vendredi/Freitag)

某授業、某研究会など

定時起床。髭剃り、朝食、朝刊。

午前中は某英文講読。ラッセル。

お昼、出町柳のあたりで弁当を買ってから帰宅。お昼すぎ、自宅で某打ち合わせ。

昼下がり、某府警で研究会。夕方まで。

夜、近くの料理屋で懇親会。いろいろ。ビール。

夜中、二次会で焼きそば。そのあと、タクシーで帰宅。酔っぱらい。

真夜中、いろいろメールの返事など。吉報一件。


08/Nov/2012 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

某講義、倫理学研究室のtwitterアカウントなど

定時起床。娘とFaceTimeしながらシリアル、朝刊、洗濯、シャワー。

午前中は研究室で新聞、某翻訳作業、某校正など。倫理学研究室のtwitterのア カウントを取得(@ethicskyoto)。

お昼すぎ、遅めの昼食。

昼下がり、雑用と某講義の準備。夕方、某講義。少人数だったが、久しぶりの 授業のせいか、某先生がいらしたせいか、緊張して疲れた。

夜、八坂神社の近くの雰囲気のあるレストランで某妻の御両親と食事。ご馳走になる。

夜中に帰宅。眠いので今日こそはさっさと寝よう。


08/Nov/2011 (Tuesday/mardi/Dienstag)

いつもの火曜日

定時起床。髭剃り、朝食。

娘を保育園に連れて行ってから、地下鉄で本郷三丁目。喫茶店行こうと思った が、今日は某図書館で勉強することに。午前中いっぱいは図書館でいろいろ考 え事。

お昼はランチョンセミナー。ミシシッピーの人格法案についてなど。

お昼過ぎからしばらく雑用。昼下がり某ミーティング、某研究会、某ミーティ ング。卒論生の発表を聞く。

夕方、研究室でしばらく雑用。

夜、帰宅して夕食。それから娘を風呂に入れ、食器を洗う。週刊アスキーも読む。

今日はちょっと体調が悪くなりそうなので、早めに寝よう。寒くなってきたの で気をつけないといけない。しかし、学会発表の準備は今日もできなかった。 まずい。


08/Nov/2010 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

昨晩は夜明け前まで某原稿書き。 なんとか定時起床。シャワー、朝食。

定時出勤。終日雑用。

夜、某氏らと某モロッコ料理屋で夕食。 ワイン。楽しく飲む。

夜中に帰宅。ソファで死んだように寝る。起きたら日付が変わっていた…。

論文は早く人に見せないといけないというのは本当に真理だと思う。 早期発見早期治療。

学会であった怖い話は、本当に怖いな。 こないだも某学会でロールズの報告が続けてあったが、 そのときは大丈夫だった。


08/Nov/2009 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

今日も朝遅くに起きる。シリアル、シャワー。 コンピュータをいじりながら朝刊。

お昼すぎに大学へ。ときどきコンピュータをいじりつつも、夜まで功利主義アワー。

夜中に帰宅して夕食。そのあと、某妻博士に少し話を聞いてもらう。感謝。

明日から真面目に働かねば。早めに寝よう。


08/Nov/2008 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼前

朝、ゴミ出ししてから二度寝。朝遅くに起きる。シリアル、朝刊。

あれ、次期大統領首席補佐官のラーム・エマニュエルって、 あの生命倫理学者エゼキエル・エマニュエルの弟なのか。 すごい兄弟だな。

お昼すぎ

背骨の痛みが気になるので、シャワーを浴びてから近くの整形外科へ。 空いていたのですぐに診察してもらい、レントゲン撮影をしてもらう。 骨にはとくに問題なしで、運動後に筋肉か腱が炎症を起こしているのだろうとのこと。 とりあえず安心する。

精密検査を受けたければ別の診療所でMRIを撮ることもできますが、 とも言われたが、面倒なのでまた今度にすることに。 あとで考えると、良い機会だから、一度受けてみてもよかったか。 処方箋ももらったが、薬局には行かずに、とりあえずコーヒー豆を買って帰ってくる。

昼下がり、米屋で米を買ってから研究室へ。思想史の勉強。 すぐ日が暮れる。一日は短かい。

本当に思想史は読むべき本が腐るほどあるな。 あ、本当に本が腐れば(いや、屋外に晒しておけばそのうち腐るだろうけど)、 Lockean Provisoが適用されて、こんなに持つことは禁止されたはずなのに。

っていうか、読まなくてもよい本が多すぎる。 ミルもこういうことになるとわかっていたら、 みんな自由に本や論文を書いてよいとは言わなかったに違いない(うそ)。

夜中

夜、ジムで軽く筋トレ。自転車も漕ぐ。

それから帰宅して夕食、夕刊。眠いが少し勉強しないと。

真夜中

夜中、二階の勉強部屋で来週の勉強会の準備を少し。

それから、某妻が借りてきてくれた 『アイム・ノット・ゼア』を一緒に観る。 たしかにケイト・ブランシェット(とヒース・レジャー)は良いが、 内容は意味不明だ。音楽、映像はそれなりによい。C+


08/Nov/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

早朝に目覚める。どうも風邪気味だったので、葛根湯を飲んでまた寝る。

朝、ゴミ出し、シャワー、朝食。風邪の初期症状(鼻と喉)があるので、 PL顆粒とハイシー顆粒を飲む。

そういえば、非常勤を終えたころから体調が低下気味だったし、 昨晩も鼻がつまり気味で寝付きが悪かった。困ったなあ。 なるべく体力を温存するようにしよう。

う、ダウジョーンズ360ドル安。 日経平均も16000円台を割ってしまった。

真夜中

今日のこと。


08/Nov/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

朝、定時出勤して某非常勤の準備。 午前中は某教授と一緒に、某院生の発表の準備を手伝う。

お昼に飯田橋に移動して非常勤。母子保健法。今回はそれなり。 そういえば、自治体によって手続に違いがあるようだが、 妊娠の届出には特別な書類は必要とされないそうだ。 たとえば 成田市 のサイトでは、添付書類なし、 「申請は必ずしも本人でなくとも、家族でも可」とある。 ということは、 たとえば男性が虚偽の申請をして母子健康手帳をもらうことも可能というわけか。 なんでこういう形式にしてるんだろう?

非常勤が終わったあと、春日で一服し、夕方に千石へ。 不動産屋に立ち寄ってもらい、大家さんからカギをいただく。 これで契約は完了。あとは引越しだけ…。 向こう三軒両隣(および、裏口の方の向こう三軒)に引越しのあいさつをして回る。

夜、春日の某ディスカウントストアを物色してから某定食屋で食事。ビール。 帰宅後、部屋の片付けを少し。明日中になんとか完了させなければ。

真夜中2

カップラーメン。スポーツヌードルの燃焼系。 こないだ、味が口に合わず一口も食べられなかった人がいたが、 たしかに一口目は変な感じだ。 しかし、まあ慣れると食べられないこともない。

困った話が一件。なんとかなるといいが…。


08/Nov/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

なんとか起きる。眠い。

新聞もニュースもたまっている…。

お昼前

メモ。帰結主義と非帰結主義。帰結主義は帰結だけを考慮に入れて、 行為者の意図を問題にしないというのはミスリーディングだ。 意図も、帰結に影響を与えるかぎりで、行為の評価に影響を与える。 たとえば、ベンタムのsecondary mischiefの話。

続き。本当の対立点はこうだと思われる。 非帰結主義者は、予見されてはいるが意図されていない帰結に関しては、 行為の評価にカウントされない(また、行為者の責任も問われない)と考えるのに対し、 帰結主義者は、予見しかされていない行為も、意図された帰結と同様、 行為の評価にカウントされると考える。だから、 オレが午前中を寝て過ごすと第三世界の貧困が悪化するなら、 オレは第三世界の貧困の悪化を予見はしていても意図していないが、 オレの行為は不正になる(しかし、どれだけ責任があるかとなると難しい。 非帰結主義の方が行為の評価と行為者の責任の関係が密接のように思われる)。 そこで、帰結主義はdemanding too muchと言われる。

なお、上の論点は、某『シジウィックと現代功利主義』にある、 「直観主義(義務論)は帰結を狭くとる」というくだりを先日読んで、 これまで以上に明らかに理解できるようになった(44頁から45頁のあたり。 誤読でないといいが)。

真夜中

今日のこと。

日付が変わるのでそろそろ帰ろう。 そういえば昨日、 Rod StewartのThanks for The Memory: The Great American Songbook Vol. IVが届いた。この人、10枚ぐらい出すつもりかな。

真夜中2

帰宅。

そういえば、科研費の書類に不備が見つかったらしく、 また作り直しを命じられた。

こないだの岡山のシンポジウムに関しては、 英文で抄録を書かないといけないそうだ。 めんどう。 知らないうちに、某学会の発表も迫っているし、 某事典の翻訳の〆切や、某事典の執筆の〆切も迫っている。

本当に、 無為(何もしない)という選択肢を取ったとしても、 あらゆるものは動いているので、 しかも大抵は悪い方に動いているので、 状況が刻々と変化していく。 部屋はほこりが積り、〆切は迫り来て、 人間関係は疎遠になるか悪化し、 哲学・倫理学界は少子化の一途を辿り、 新聞はたまる。

流れるプールのようなもので、 ぼーっとしていると掃き溜めへと流されてしまうので、 常に泳ぎ続けていないといけないわけだ。 最近同じことを何度も書いている気がするが、 書かないと忘れてしまうので (「毎日同じ主義綱領を語ったり、聴いたり、同時に日常底に用いたりするの でなければ、人は容易にその主義綱領を我物となし得るものではないというこ とを知らねばならない」エピクテートス)、 何度でも書くようにしよう。

土曜日のニュース。


08/Nov/2004 (Monday/lundi/Montag)

お昼すぎ

お昼前まで寝てしまう。洗濯(昨晩もした。 除湿機があるとよく乾くのですばらしい)。

起きてからシャワーを浴びていると、 ホテルにヒゲ剃りを忘れてきたことに気付く。 愛用のものだったのでホテルに電話したら、 送ってくれるとのこと。また助けられた。

さて、学校に行って仕事をしないと。

お昼すぎ2

大学へ。

本当にあった恐い話。 昨日の学会で他の人の発表を聞いているとき、 質疑応答の時にいきなり某司会者に当てられて、 質問をするようにと言われたので、 マイクを持って質問を始めると、 会場の他の人々から「それは前の発表者の話っ」と注意される。

なんと、発表を聞かずにレジュメの方を読んでいたら、 そのレジュメは一つ前の発表者のものだったのだ。 前の発表者もその次の発表者もロールズがテーマだったので、 すっかり勘違いしていた。 非常に恥ずかしい思いをする。というか、 発表者に失礼なことをしてしまった。

教訓: 質問するときには、 発表者の演題とレジュメのタイトルが一致しているか確認してから質問すること。

夜中

夕方まで某論文提出用の書類作り。 夕方から某勉強会。 マルクス主義(社会民主主義と自由民主主義の違いの話)と、 共同体主義(自己理解の話)。勉強になる。 終わってからみなで某居酒屋に行き、夕食。 ビール一杯。

というわけで、今日もジムに行けなかった。残念。

今日やること


08/Nov/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夕暮れ

早寝早起き。某氏と1時間半ほど昨日の授業の復習をする。 クーゼさんから電話がかかってきて、 明日ウィリアムズタウンの自宅に遊びに行くことになる。

10時半に某氏と一緒にホテルを出て、 ヴィクトリア通りを歩いてクイーン・ヴィクトリア・マーケットへ。 ここは巨大な市場で、魚や肉類や野菜や果物だけでなく、 衣服やCDといったものまで小さな店が五万とある。 りんご(フジ)を1キロ買う。 8個で2ドル20セント(約200円)だからかなり安い。

それからメルボルン動物園に向かって歩く。 途中、親子連れに道を聞くと、 ついでだから自動車に乗せて動物園まで連れてってあげると言われる。 たいへん親切だ。別れぎわに子どもにリンゴを一つあげる。

動物園ではゴリラ、ゾウ、チョウ、鳥、カンガルー、コアラ、 ウォンバットなどを見る。コアラはユーカリの木に隠れてよく見えず、 ウォンバットは暗がりに寝ていてあまり見えなかった。 むしろ、たくさんの美しいチョウのいる温室や、 鳥が放し飼いになっている大きなドームなどの方がおもしろかった。

そのあと、路面電車に乗って市内に戻り、 スワンストン通りをしばらく歩く。 古本屋があったので入ってみるが、高い。 CDは若干安いが、あえて買うほど安くはない。 DVDも同様。

昼下がりに一度ホテルに戻ってきて仮眠を取り、 そのあと一人でちょっと散歩する。 ふたたびスワンストン通りに行き、 コリンズ通りのあたりにある古本屋に入る。 ここはけっこう安かったので、 ブラントの『倫理学理論』(Richard Brandt, Ethical Theory)と ライアンの『社会科学の哲学』(Alan Ryan, The Philosophy of the Social Science)を購入。 荷物が増えるのでなるべく本は買うべきではないのだが…。

初日に空港で両替したオーストラリア・ドルも底をついてきた。 どうすべきか。

それからもう一度ホテルに戻り、 某氏と一緒に夕食を食べに出かける。 ライゴン通りに行くように勧められていたので、 行ってみると、イタリア料理を中心に、 すごい数のレストランが通りに沿って並んでいる。 イタリア料理屋では客引きがすごく、 危うく一軒のレストランに連れこまれる ところだったが(「いや、イタリア料理じゃなくて、 ギリシア料理が食べたいんだ」と言うと、 「うちはギリシア料理屋だ」と答えていた。イタリア人おそるべし)、 しばらく歩いた結果、ガースさんに勧められたベトナム料理に落ち着いた。 味はそこそこ。

クーゼさんらに、イタリアのアイスクリームも勧められていたので、 ジェラート屋でアイスクリームを買い、食べながら帰途に就く。


08/Nov/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼すぎ

お昼前まで寝てしまう。新聞。シリアル。洗濯。

今日から中国共産党第16回大会が始まるそうだ。 関係者は遅刻しないで行くように。

それとは関係ないが、 某学会に出席するために愛媛は松山にホテルを予約。 四国に行くのは今回が初めてだと思う。

夕方

大学に行き、某授業に出る。発表はマリファナ合法化論について。

某所で休憩したあと、某ルネで新幹線と特急の切符を購入。 本も買う。

それから最近再開した某定食屋でカキフライ定食を食べる。C。

下宿に戻ってくる途中に、どこかで手袋を置いてきたことに気付く。またか。

真夜中

ブラックバーンの勉強。 ひさしぶりに抽象的で難しい思考が要求され、 脳でカロリーが大量に消費される。

机に向かっている時間…6.0hr
今日の勉強時間…3.5hr
マルクス係数…0


08/Nov/2001 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

昨夜はThe Guardian Weeklyを読んでいるとあっという間に 一日が終わってしまう。

そばを食べる必要があったので、キムチを使ってキムチそばを作る。 そこそこ。

「最近あまりに勉強していないので、頭がパーになりつつある気がします」

「まあいいんちゃうの、たまには」

「いや、アルジャーノンみたいに不可逆的だと困るんですけど」

「君は忙しくしてへんと良心の苛責を感じるワーカホリックなんやねんな。ほんまに。 ヒマなんやったらそれをありがとう思て、 美術館に行くなり小説を読むなりしたらええやんか」

「いや、読むべき本はたくさんあるんですよ。 買ったままつんどく状態になってる本やら、まだ読んでない必読文献やら」

「そういう義務感を持つからよけいに読めへんわけでさ。 まあそういうことは忘れて、小説二、三冊抱えて温泉にでも行ってきたら。 ヒマなのは恵まれてるんやから」

「いや、やっぱり勉強しないと」

「あかん、君は話にならんわ。どうせ締切がないと勉強せえへんくせに、 強迫観念的に勉強せんとあかんと思ってんねんから」

夕方

わ、半日寝てたっ。

夕方、某学相に行き、実哲研合評会用の部屋を予約し、 ちょっと研究室へ。

夜、某君の発表原稿の草稿を読ませてもらう。

うどん食べる。

Robbie Williamsが歌っている`She's the One'という曲は、 もともとWorld Partyというバンドの曲らしい。

夜2

ニーチェ研究者のRJ Hollingdaleが最近死んだそうだ。


08/Nov/2000 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

ブラジル料理

オクスフォード・ストリートとトテナムコート・ロードがぶつかるところから 西に50メートルほど行ったところに24時間営業のコンビニがある。 その中にひっそりとブラジル料理のホットフードコーナーがあるのだが、 ここのFeijao do Luisがたいへんおいしいのでときどき歩いて食べに行く。

ブラジル人の友人によると、 この料理はブラジルの一般的な家庭料理の一つで、 黒マメとポークとライスでできていて、 見た目はハヤシライスみたいな感じ。 黒豆が溶けているドロっとしたスープは下手をすると腹にもたれるが、 お腹が空いているときはとてもおいしい。

ポークが入っているので本来ベジタリアンが食べるべき料理ではないのだが、 おれは破戒ベジなのでどうしても食べたくなるとつい下山して食べに行ってしまう。

ついでにヴァージンメガストアでU2の新譜とBlurのベストアルバムを購入。

法哲学の勉強

昨日見つけた本は、 第2章以降はまじめにかつ簡潔に書かれてあるので最後まで読んでみることにした。 今日はオースティン、ハート、自然法思想のところ。

(追記) とても良い本なのでアマゾンで昨日注文したところ、 去年第二版が出たところらしい。 今日寮に戻ったらさっそく着いていた。


11/08/99 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

研究室のソファで毛布かぶって三時間近く寝てしまう。 すいません。 余裕がないのです。


まじめに勉強中。まじめすぎて恐いくらいだ。


某コンビニで1リットルの牛乳を買ってくる。 紅茶に牛乳をガバガバ注いで飲む用。 牛乳その他で900円ちょい。


夜明け

わあ。また夜が明けてしまった。

重要なトゥワイニングの論文をまだ読んでなかったことに気付く。 あれえ。以前に一度読んだものとばかり思ってたんだけど。


18世紀末、みんな「自然権! 自然権!」って叫んでたときに、 ベンタムのように「自然権なんかバカげている。ナンセンスだ」 って言うのは勇気が要ったろうなあ。 ガリレオほど大変じゃなかっただろうけど。

フランス革命を熱狂的に支持したプリーストリ(イギリス人)は、 反動的な群衆によって家やら研究室やら教会やらを破壊されたらしい。 結果的にプリーストリは米国に移民することになった。

ベンタムはフランス革命の理論を攻撃して保守反動化していたし、 なにより人権宣言を徹底的に批判した「無政府主義的誤謬」 が英語で出たのは彼の死後だったから、 そういうひどい目に遭うことはなかったわけだけど、 それにしてもそれまで政治思想において主流であった自然権論の流れを 立ち切ろうとしたのは、成功したかどうかは別にしても、すごい。 コペルニクスになぞらえるのは行きすぎだろうが、 しかし程度は違うにせよ同じ種類のすごさを感じる。

あ。ほめちぎってる場合じゃない。勉強勉強。


勉強中。集中力が失なわれて、1分おきにWEBに気がいってしまう。

どうでもいいが、ちょっと誤変換してみよう。 権利昇天、権利商店、権利笑点。権利選言。 誤変換は同音異義語の勉強になるのでどんどんやるべきだと思う。 (しかしSKKの辞書は自分で増やしていかないと語彙数が貧弱なので、 あまりこの遊びができない)


「政府に対する抵抗権」なんていう考え方は、 今ではちょっと容易には理解できない気がする。 そう思うのは以下の理由による。

この考え方はおそらく、 「政府に反抗することが正しいということは、 絶対にありえない」 という考え方に対するアンチテーゼだったのだろう。 「ひどい悪政に対しては抵抗することが正当化されることもある」 と主張しなければならなかった背景には、 このような対立項があったに違いない。

しかし、 親や政府に反抗することは当然だと思われている今日においては、 なぜわざわざ「抵抗」 などと主張しなくてはいけなかったのか理解しがたい。 「ひどい悪政に対しては抵抗することが正当化されることもある」 なんて当たり前の話ではないか、というわけである。


うう。明日の発表に間に合うんだろうか。


ひい。もうこんな時間。

朝、附属図書館に行って本の検索をしたり、 書庫に入って本を借りたりする。 どうやらD1になってから一度も附属で本を借りてなかったらしく、 なにやら書類を書かされる。

附属でカード検索したところ、 W. StarkのJeremy Bentham's Economic Writingsは 農経にあることがわかった(1371505)。 また、D.D. RaphaelのPolitical Theory and the Rights of man は、法学部図書室にあるようだ(AIII/8-3/R7)。

それから某喫茶店でモーニング。ジャンプ。

下宿に戻って洗濯をし、日が暮れるまで寝る。 起きてからシャワーを浴び、大学へ。 しばらく勉強したあと、 某所でエビフライとクリームコロッケ定食。 腹がふくれる。

それからまた研究室へ。眠いが勉強せねば。


真夜中

そういえば、大野晋は「〜のである」 という表現をなるべく使わないようにと指導しているのである。 その理由は、この表現は、読者に対して「こんなこと知らなかっただろう」 と偉そうに語りかけているように思われるからなのである。 彼は、いっとき、自分で書いた文章を推敲するさいに、 すべての「〜のである」を消していたそうなのである。

子曰く、 「歯を磨いて口をゆすぐときに三三七拍子にならないように気をつけること」

(え、おれだけ?)


11/08/98(Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

勉強もせずにひたすら睡眠。眠いよう。


オースティンは命令の概念が「法学と道徳学への」である と述べた。 そして道徳判断を「命令的」ないし「指令的」 発話として説明しようとする現代の試みは、 この意欲的な主張を反映している。
H. L. A. Hart, `Positivism and the Separation of Law and Morals' (1958), in Philosophy of Law (ed. by R. M. Dworkin, Oxford UP), p. 18.

う〜ん、道徳判断は本当に命令なんだろうか。 また、ベンタム(やオースティン)はどのように考えていたのだろうか。 もう一度よ〜く考えてみなければ。


11/08/97(Saturday/samedi/Sonnabend)

・真夜中・

・最近、英語を読むスピードが遅い。音読する上に、2度ずつ読むからだ。

・内容をしっかり理解するには、2度読むに越したことはない。また、だれも いないと、つい音読をしたくなる。その方が楽しいからだ。むむむ。仕方ない か。音読していれば何か良いことがあるかも知れない。(天からお金が降って 来るとか)


・そろそろ下宿に戻って寝る。


・昼下がり・

・寝坊。バンドの練習があるので少し練習しとかねば。


・夜・

・自転車の前輪がパンク。つかん。タイヤを替える必要有り。かかか、金がっ。

・ディンウィディ読書会のレジメを少し作成。これから高槻へ帰る。また明日。


・↑と思ったが、もう遅くなったので明日帰ることにする。


・真夜中・

・お腹を壊した。しかし少しお腹を壊してるくらいの体調の方がぼくにとって は通常のような気がする。

・というわけで、文学部新館のトイレの個室に入って静かに本を読んでい ると、見回りに来た用務員の人に電気を全部消される。むむむ。口笛でも吹い てそれとなく存在を知らせるべきだったか。


11/08/96

朝。昨日は寝た寝た。例によってどのくらい寝たのかというと、細野不二彦の ガンモのごとく、ぐー......いや、みなまで言うまい。

これこれ、たわけたことをのたまわっている場合ではありません。今日はニー チェがあたってます。これは哲閲の閲覧室へ行って勉強せねばならないに違い ないっ。

昼過ぎ。ぐわっ。時間がなくて予習が済まなかったっ。ど うやって言い訳しようか。「すいません、時計がちょうど12時間ほど遅れてた もので...。」

昼下がり。雨が多少降っている。ニーチェは予習をしたところまでで都合よく 終わったので一安心。あなうれし。なんて古語はないか。今からバンドの練習 まで今夜のベンタム読書会の準備。江口さん、首を洗って(ついでに体も洗っ て)待ってなさいよ。ククククク...。

(あっという間に)夜。そろそろバンドの練習。蔵田さん、小林さんがお見えになる。

さらに夜。バンドの練習終わり。おもしろかった。ところで、「静かな」とか 「さわやかな」に見られる「な」は形容動詞の活用語尾である。(他に「大き な」とか「あんな」という連体詞もあるが。)そうすると、「ベンタムな後輩」 とか「ベンタムな人」はどういう意味か。論理現象言語倫理生物学的見地から すると、「ベンタムである後輩」「ベンタムである人」ということになり、わ たしをベンタムと同一視する、非常に名誉あるまくらことばと言えなくもなく はないかもしれないに違いない。しかし一方、コンピュータ国際文化人類総合 人間学的見地からすると、......いや、みなまで言うまい(注・単に思いつか なかっただけです)。

そういえば昨日の帰りの電車で 「リンリー教授」 と久しぶりに出会った。一年ほど前に何度か会ったことがあっ たのだが、さすがにもう忘れているだろうと思って油断していたら、わたしの ことをしっかり覚えていて、あせった。参りました。

もっと夜。一カ月でカウンターが300人(このうちぼくが見た回数が250回ぐら いと思われる)。とほほ。

死ぬほど深夜。江口さんとのベ ンタム読書会終了。にぇむい。にぇむい。もうにぇるわい。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
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Last modified: Sun Nov 27 16:46:51 JST 2016