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KODAMA'S (NEW) WORLD

これらの権利について主張がなされる--親の選択する権利、 最低限の遺伝子的相続の権利、障害者が等しい尊重を受ける権利。 これらの権利が--もし存在すればだが--衝突しうるということは、 十分に明白である。 権利モデルはあまりに単純すぎるかもしれない。 おそらくわれわれはさまざまの重要な諸価値と向かいあっており、 それらの諸価値はすべていくらかの重みを与えられるべきであり、 そうすることは権利を用いて考えた場合には困難なのである。

---Jonathan Glover, `How to think about who should be born', in The Independent.


昨日 / 明日 / 2013年2月 / 最新 / はてな

この日の出来事


25/Feb/2013 (Monday/lundi/Montag)

京都へ、某オンライン研究会

今日一番印象に残ったのは某オンライン研究会の準備もあって、疫学研究倫理 指針の勉強をしたことか。人生いろいろ勉強すべきことがある。

昨晩は娘がむせたついでに一度吐いていた。どうやら風邪ではなく、寝ている と涎が気管に入るのか、それで咳込むようだ。定時起床して髭剃り、朝食、朝 刊。食器を洗ってから娘を保育園に送る。今日も寒い。

朝、東京駅から京都へ。車内では疫学研究倫理指針の勉強。駅弁を食べてから お昼に京都へ。

お昼すぎ、地下鉄を乗り継いで某区役所に行くが、同一市内であれば転出届を 出す必要はないことに行ってから気付く。泣きながら地下鉄とバスを乗り継い で研究室へ。

昼下がり、たまっていた雑用を片付け、某翻訳作業もして、某勉強会の準備。

夕方から夜にかけて某オンライン勉強会。わたしが報告だったが、準備不足で あれだった。しかしまあ何をすべきかはわかったので助かった。それから中央 食堂で夕食。食べすぎる。

夜中、研究室で雑用をしたり新聞を読んだり。真夜中になる前にバスで帰宅。 明日から大変なので早めに寝よう。


25/Feb/2012 (Saturday/samedi/Sonnabend)

帰京、某退職記念パーティー

朝、なんとか起床。シャワー、メール。朝食をとり、休む間もなくチェックアウト。

札幌駅の某百貨店で「冬底」使用の靴を一足購入。もう今年は東京で雪は降ら ないかもしれないが、こないだ雪が降った日に娘を抱えて保育園に行ったとき に「北海道に行ったら絶対に買おう」と思ったため。ちゃんと過去の選好を充 足させた。

それから空港に行き、狂ったようにおみやげを買い、海鮮居酒屋で昼食。本当 は寿司屋に行きたかったのだが、並んでいたので泣く泣くあきらめた。今回は 北海道で食い倒れツアーのつもりだったのに、あまりおいしいものを食べるこ とができなかった(おいしいお好み焼きとたこ焼きは食べたけど)。

フライトは少し遅れたが昼下がりに無事に出て、夕方に羽田に着いた。それか ら神保町に行き、某妻の父親の退職記念パーティーに出る。とてもよい会だっ た。ワインも少し飲む。

夜、某妻と娘と三人でタクシーで千石に戻ってくる。娘を風呂に入れる。もう 眠いので寝よう。


25/Feb/2011 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

年月は流れ、また一つ年を取った。

定時起床。髭剃り、朝食。早朝出勤。

某駒場で終日試験監督。つつがなく終了。 終了間際、30分間無言で耐える修行あり。 暖かい一日だった。

某氏と渋谷まで歩き、山手線で巣鴨へ。少し時間があったので、 漫画喫茶でchill outする。One Piece最新巻まで。

夜、帰宅してクリーニング屋にシャツを受けとりに行き、夕食。

夜中、ソファで死んだように寝る。 それから風呂。

真夜中、旅行用の荷造り。

少し風邪気味だな。たぶん悪化する気がする。


25/Feb/2010 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

早朝に起きる。某用事で駒場へ。夕方まで某監督作業。一応、無事に終了。

それから本郷へ移動。某面接など。某氏からお菓子をいただく。

夜、帰宅して夕食。某誕生日ということで、 某妻からケーキやプレゼントをいただく。

夜中、ソファで死んだように寝る。

真夜中、ついまたPHSで遊んでしまう。いかん。


25/Feb/2009 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夕方

朝、定時起床。シャワー、朝食。雨なので電車で出勤(少し遅刻)。 入試のため、赤門からしか入られず。

午前中は某勉強会。今年度はこれにて終了。

お昼、某氏と帰国中の某氏の三人で昼食。歓談。

お昼すぎ、少し寝袋。そのあと、今年度の業績をまとめて落ち込む作業。 今年度は(公式な)研究会での発表はまったくなかったのか。 来年度もなるべく隠れて生きよう。

35歳になったようだ。某氏からケーキをいただく。感謝。

真夜中

日が落ちるころまで、いろいろ雑用。シラバス作成など。

夜、本三で卒論生の予餞会。3時間、楽しく飲む。 いろいろ誕生日祝いをもらってしまう。感謝。

一次会で帰宅。明日は早いので、さっさと寝よう。

それにしても、時間に余裕がないな。心にも余裕がない。


25/Feb/2008 (Monday/lundi/Montag)

朝、なかなか起きられず、布団の中でウトウトしていると、 自転車で大きな坂道を下っていく夢を見る。 これからは人生下り坂ということか。ついに34歳になった。

シャワー、朝食、朝刊。 今日の東京新聞の占い欄には 「とら年--青春は美しきもの。大切にして悔い残らぬようにせよ」とある…。

お昼すぎ

午前中は自宅の勉強部屋で某仕事。一段落したので、 弁当を家で食べてから大学へ。天気が良い。

真夜中

今日のこと。


25/Feb/2007 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼前

よく寝て少し遅めに起きる。33歳になった。中年。 某妻から春物のセーターをもらう。感謝。

夜中、ちょっと風邪気味だったので葛根湯を飲んでおく。 風邪を引きそうで引かない状態が続いているような…。

真夜中

お昼前に某妻と出かける。三田線の御成門で降り、 東京タワーを間近に見ながら移動、某ホテルの最上階のレストランへ。 昼間から高いシャンパンを飲みながら食事。スノッブ気分を満喫。 店員の言動が微妙に変でおもしろかった。

それから歩いて日の出桟橋へ行き、水上バスに乗って隅田川を遡上し、 浅草へ。某犬印の鞄屋 (京都で言えば一澤帆布のようなところ)でブリーフケースサイズの鞄を 購入してしまう。いかん、今月も赤字になりそうだ…。

しばらく浅草をうろうろしてから、バスで千石に戻ってくる。途中、よく寝る。

夜、夕食後、結婚式当日の進行について某妻と二人で思考実験をする。 すると、いろいろと決めるべき事柄や仕事があることがわかる。 さっそく方々に伝書鳩を飛ばして、手伝いを要請する。

真夜中2

風呂。

厚労省が「新型インフルエンザ対策ガイドライン(フェーズ4以降)(案)」への意見募集についてというのをやっているようだ。要チェック。


25/Feb/2006 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

朝遅くまでよく寝る。8時間睡眠を取ると良いようだが、 睡眠の質をもっと良くすれば睡眠の量は減らせるんだろうか。 いずれにせよ、起きている時間を有効に使うことも考えねば。

お昼は某スタバで。しばらく功利主義関係の本を読む。

メモ。「個々の意思決定においては功利主義的思考は用いない」 という間接功利主義だと、保守的になってしまわないのかな。 そうでもないのかな。 「功利主義的なimpartialな思考を十分にできる状況でないと使わない」 という格律はたしかに功利主義的に正当化されそうだ。 あ、格律(maxim)という言葉がいいな。功利主義的にはどのような格律を 持つことが正当化されるか。この発想で自分の生活を見直すこと。

某スタバが混んできたので、研究室へ。今日は二次試験の一日目のようだ。

昼下がり2

真面目に勉強中。

USBメモリが行方不明。困った。

夕方

真面目に勉強。

あれ、今度は某図書室のカギが見当たらない。困った。

真夜中

上のUSBメモリとカギは無事に見つかった。

夕方、地方から上京してきた:-)倫理学関係の人たち数名と水道橋のあたりで飲む。 ワイン。 なかなかフルボディでザラっとした舌ざわりの赤ワインには出会えない。 フランスでワインについても勉強してこよう。

誕生日だというので花をいただく。 いろいろな方々からもメールをいただく。感謝。 記憶が確かなら、32才になったはず。とりあえずあと8年は全力で生きよう。

真夜中2

寝ようかと思ったが、腹が少し減ったので、 春日でラーメンを食べてしまう。

明日は早起きして勉強すること。

今日のニュース


25/Feb/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

早起き。雪。

31周目。あと何周走れるか。

真夜中

今日は朝から夕方まで某監督。 教員を総動員するよりも、 「パノプティコン型受験施設」を作ればいいんじゃないかとか考えたり。 論文を読んで時間をつぶす。 2ちゃんねるで爆破予告騒ぎがあったようだが、無事に終わった。

夜、同僚のみなさんとたまたま北大から来ていた某先輩に、 31周目の祝いをしてもらう。31周目もがんばろう。


25/Feb/2004 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

早起き。

ついに30才になった。もう`I hope I die before I get old'と歌ってないで、 社会的責任を果たせる人間にならねば。

お昼

某監督。

真夜中

お昼からも某監督。つつがなく終わる。

それから某教授とちょっと相談したあと、 書籍部に行って科研費をほぼ使い切る。 それから某フォレスト本郷でちょっと豪華な夕食をいただき、 帰宅。

Amazonから、Hilary ClintonのLiving HistoryのCD版と『ぼのぼの』 の第23巻が届いていた。Living Historyは省略版だが、 ヒラリー・クリントン自身が読んでるし、CD6枚でこの値段はお得だ。 リスニングの勉強にも向いているかもしれない。 ぼのぼのは惰性で買ってしまった。

眠いが新聞を読む。あ、家賃も払っておいた。


25/Feb/2003 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

ん、29になってしまった。 あと一年で成人式か…(ウソ)。

お昼すぎ

お昼まで寝てしまった。激しく自己嫌悪(ウツウツ)。 聖人どころか成人になるのもまだまだ先だ…。

新聞。「そもそも男らしさ、女らしさというのは生まれつきのもので、 それを伸ばしてやるのが人格教育である。社会的後天的な性差、 すなわちジェンダーは存在しない」(投書)。 この人はどうやってこのことがわかったんだろうか。

夕方

ノラ・ジョーンズを聴きながら勉強中。

ネットで家賃を振り込む。うまくいったかどうか、明日確認すること。

真夜中

夕方、某東急ストアに行き、買物。マグロを買ってきてネギトロ丼を作る。

そういえば、こないだ産経で、 胡麻斑アザラシという漢字があるのにゴマフアザラシと書くのはけしからん、 漢字で書け、という主張があったが、当の産経は「産経新聞はハッキリモノを いうシンブンです」なんて宣伝をしている。けしからん。


25/Feb/2002 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

信じがたいことだが、28才になってしまった。驚きだ。

年をどのように(wie)取るか、 ということが神秘的なのではない。
年を取る、ということ(daß)が神秘的なのである。

ん、29才だったかな? いや、まだ28才のようだ。よかった。ふう。めでたい。

…いや、 あいかわらず学成り難しなのでめでたいのかどうかわからんが。 とにかく今年もがんばろう。え、29才? いやいや、28才のはずです。 よく調べてください。 とにかく、対話する、愚問する、平明に書く、時事に通じる。がんばろう。

真夜中2 (午前)

昨日の朝日の書評にも載っていたセンの『貧困の克服』を読んでいる。

女性の教育水準が高くなると自然と出生率が下がる(30-1頁)。ということは、 日本の出生率を上げる一つの方法は、 女性の教育水準を下げればよいということになる。 ひょっとしたらすでに文科省はこの方針を採用しつつあるのかもしれないが。

「またまた女性の怒りを買うことを書く」

「じゃあ男性の教育水準を下げたらどうなるんでしょうかね」

「ワールドカップで優勝するんじゃないの」

「あっ。さ、差別だ。スポーツ差別だ。スポーツ選手に対する侮辱だ。ゆ、許せん。 袋だたきだ。殺せ、殺してしまえ。こここ、この運動オンチが」

「フ、フーリガン反対」

昼下がり

またお昼すぎに起きてしまった。人非人。偽人間。

「お昼のニュースです。 茨木県浜崎町にまたクジラが漂着しました。 海からの贈り物ですので、近所の方はお早めにどうぞ」

「アナウンサーっ。 日本人がクジラを食べることはワールドカップ前は極秘事項だっ」

「失礼しました。死亡したクジラは埋められるという話です。 近所の方はナイフと皿を持って埋葬に参加してください」

「アナウンサーっ」

「それではわたしもこれにて失礼します。タクシーっ。 大至急、茨木県浜崎町へやってくれ」

Yasser Arafat demeure confiné à Ramallah
(ヤサー・アラファト、ラマラに監禁されて生活)

Les élus israéliens étaient divisés sur la question de la levées des restrictions imposées au président de l'Autorité palestinienne.
(from Le Monde)

イスラエルの議員たちは、 パレスチナ政権の長に対して課されている制限を解除するかどうかという問題を めぐって、意見が分かれていた。

(demeurerは住む。éluはélire(vote)の過去分詞形。 étaientはêtreの三人称複数過去形)

夕方

誕生日プレゼントやらカードやらが届く。感謝感激。

ジョージ・ハリソンの`My Sweet Lord'のシングルCDをもらったので、 さっそくコピーしてみる。 難しいところがあったのでついカンニングしてしまった。 なるほど、D7か。

そばの某建物に入っている某たこ焼屋でセットを購入し、 若干の女子高生に囲まれて勉強。 昨日と同様、勉強がはかどるので2時間以上いた。 あの場所をサン・ジェルマン・デ・プレ界隈と命名し、 これからしばらく通うことにしよう。

ひさしぶりにギターを弾いたせいか、 左手が痛くて握力が戻らない。 FバーとかGmバーとかのせいだ。

電話代が大変なことになっている。とくに国際電話料金が…。 う〜む。

そういえば、文閲からも電話がかかって来て、 期日が過ぎた本を返せと催促が来た。 厳しくなったなあ。 ベンタム全集なんか修士のときはずっと借りっぱなしだったのに。

夜2

バイトの某翻訳を始める。割と自由に訳してもいいと言われたせいか、 筆のすべりがいい。

今日の勉強時間…5hr


25/Feb/2001 (Sunday/dimanche/Sonntag)

記載なし。


25/Feb/2000 (Friday/vendredi/Freitag)

今日のニュース


書評: 松川俊夫『「なぜ」から学ぶ生命倫理学』(医学芸術社、2000年)

加藤先生の東北大時代の弟子の一人である松川氏による生命倫理学の本。 医学芸術社から出ている『ナーシングカレッジ』 という雑誌に筆者が連載していたものが元になっている。

一読して明らかなように、 本書は加藤先生が定式化した生命倫理学の原則を基礎に置いている。 すなわち、 「(1)成人で判断能力のある者は、 (2)身体と生命の室を含む「自己のもの」について、 (3)他人に危害を加えない限り、 (4)たとえ当人にとって理性的にみて不合理な結果になろうとも、 (5)自己決定の権利を持ち、自己決定に必要な情報の告知を受ける権利がある」 という原則である。 ただし、本書はこの原則を金科玉条にしているわけではない。 この原則とパターナリズムの原則との衝突、 あるいは公共の利益との衝突というテーマが、 各論においてくりかえしくりかえし問題にされている。

本書は25章からなり、 ケアとQOL、人工妊娠中絶、医療制度の問題、 インフォームドコンセント、 医学実験、代理同意、ゲノム解析、 臓器移植、安楽死など、 生命倫理学の主要な問題がほぼ押えられている。 あえて言えば、エイズや出生前診断に関する記述が欠けているが、 本書の特色は、 生命倫理学で問題になる事柄を幅広く扱っているという点よりもむしろ、 その取り扱い方のわかりやすさにあると言える。

本書では、本文がとてもわかりやすく書かれているだけでなく、 各章にはかならずQuestionというコラムが一つ以上もうけられており、 そこでは具体的な問題が提示され、 答としていくつかの選択肢が用意されている (選択肢がないものも多少ある)。 読者は一人で考えることもできるし、 授業中であればこれを元にディスカッションをすることも できるように工夫されている。 また、 生命倫理学で現在どのようなことが問題になっているのかを てっとりばやく知りたければ、 本書にあるQuestionをざっと読めばよい。

Questionを二つほど引用しておこう。 たとえば、人工妊娠中絶の章には次のようなQuestionがある(70頁)。

選択的人工妊娠中絶

あなたが中絶を選択してもよいと思う胎児はどれ?

  1. いかなる胎児も選択的に中絶してはならない
  2. 出産後、すぐに死んでしまう胎児は中絶してもよい。
  3. 障害を持ち、育てるためには両親に激しい負担をかけるであろう胎児は、 中絶してもよい。
  4. 両親が望まない性質をもっている胎児は中絶してもよい。 たとえば、男の子がほしいのに、胎児が女だったら中絶してもよい。 金髪の子どもがほしかったのに、胎児が黒髪だったら中絶してもよい。

また、尊厳死・安楽死の章では次のようなQuestionがある(268頁)。

死について語り合う

あなたにとって大切な人と「安楽死」について話し合った。 その人は「身体的な苦痛も精神的な苦痛もいや。 癌にかかったりしてもう助からないとわかったところで、 積極的安楽死したい」と語った。 あなたならどうする。

  1. 「そうしなさい」と賛成する。
  2. 積極的安楽死ではなく、消極的安楽死を選ぶように説得する。
  3. どんなに苦しくても生きられる間は生きて、と頼む。

本書は生命倫理学の入門書として、 大学や看護学校の学生、 あるいは生命倫理学に興味を持つ一般の人が力を抜いて読めるように工夫されている。 トゥーリーだのシンガーだの著名な研究者の名前は挙がっていないが、 EBM(Evidence Based Medicine 過去の臨床研究に関する巨大なデータベースを駆使する医療) などごく最近の話題も取り扱っているので、 生命倫理学の研究者も書棚に一冊置いておいて損はないだろう。

蛇足だが、 本書は加藤先生が推薦文を書いている。 推薦文では絶賛するのが当然なのかもしれないが、 本の帯には、 「生命倫理の基本問題から最新の状況までを、 非常に分かりやすく説明している。時代の大きな流れと、 具体的な状況での判断の指針とを同時に、 これほど印象的に理解できる書物は他にないと思う」 とまで書かれている。

なお、これまた蛇足だが、 著者の奇人ぶりは本文にはあまり表に出ていないが、 本書の「はじめに」と「おわりに」によく示されているので、 一読あれ。


★著者から本を贈呈してもらったので、書評を書いておいた。 わたしに贈呈された本は、ほぼ確実にこの場で宣伝されるので、 これからもどんどん贈呈してほしい。高い本ほど宣伝される:-)


02/25/99 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

昼下がり

うっ。ついにおっさんになってしまった。

昨日、某所で古CDを買ってしまう。CDを買うのは久しぶり。

ネムイネムイ病が再発しつつあるらしく、半日以上寝てしまった。 今日は勉強せねば。


フランス語奮闘記11: 比較、人称代名詞

ええと、「今日は天気です」は。Il fait beau aujourd'hui. ええと、「昨日は雨でした」は。あ。まだ過去形を習ってなかった。


うっ。文閲が閉まっていた。そうだった。 今日明日は大学入試で閉館なのだった。


夕方

中央食堂で遅い昼ごはん。 外に出ると、試験を終えた受験生がちょうど帰るところだった。 ま、せいぜいがんばってくれたまえ:-)


BMOR読書会のまとめ。

ああ、忙しい。おれを過労死させる陰謀が進んでいるのではなかろうか。


某所1で某お好み焼きを食べる。この店はオーナーが代わったようだが、 お世辞にもおいしいとはいえないので早晩つぶれるだろう。 やはりお好み焼きは某所2か某所3に限る。

注: 本文中に登場する「某所1、2、3」の場所が知りたい人は、 メイルにてその旨お知らせください。


02/25/98(Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

うわっ。いつのまにか次の日になっちゃった。やばい。勉強勉強。

(といいつつ)さっき古本屋で買った本。


遠方より仕事来たる。また悲しからずや。


う。急いで読むものを読んで論文を書かねば。
読む、鬱、書く。
読む、鬱、書く。
読む、鬱、書く。
…これが学究生活の基本か。


昼前

ほんとに言葉の用い方には気を付けなければならない。 いや、人に失礼になる言葉の用い方という意味じゃなくて、 議論や論文における言葉の使い方なんだけど。

フランシス・ベーコン先生も思考が混乱する原因の一つに 「市場のイドラ」を挙げてるように、 言葉の使い方には常に気を付けておかないと、 いつまでたっても不毛な議論を続けるはめになってしまう。

某師匠も「フリー」という語の多義性に関して書かれていたが、 「真の」とか「正しい」とか「正当な」とかいう形容詞や、 「正義」や「公平」や「自由」や「平等」や「正」や「善」や「文明」や 「応報」等々といった名詞を用いるときにはくれぐれも注意する必要がある。


夕方

新居に戻って風呂、洗濯。本棚を組み立てたりする。 徐々に生活が始まってきた。


夜中

倫理学研究室な人々と一緒に晩餐。田舎自慢など。 某師匠にごちそうになる。

むむむ。しかし時間が。時間が。た、助けてドラえも〜んっ。


倫理学入門書読書会の予習。今夜はこれでつぶれてしまうな。


02/25/97(火)

・朝・

朝からフリーマーケット。寒かった。しかしほとんど何も買ってこなかった。 何しに行ったのやら...

今からバンドの練習。またくる。


・昼・

へろへろになりながら、コーラスなどを録音。おんちっ。

窓の下を見るとわらわらわらと、わかものたちがうごめいている。そいえば今 日は大学入試の日なのである。珍しく雪は降っていない。ぼくの知る限りこの 日はだいたい大雪になるのだが。

また一つ年を取ってしまった。齢(よわい)23才。まだまだ悩み多き年頃である。 とかいって。...あと何年生きられるかな?


リンクの整理のために以前の『こだまの世界』を読み直していたのだが、その こわいもの知らずの書きっぷりに、恥ずかしいというよりはむしろ恐れ入って しまう。それに比べると、最近はめっきり丸くなったものである。

ごはんを食べて帰ります。ではまた明日。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Tue Apr 2 23:51:57 JST 2013