老人介護施設で働いている知的障害のある人の一例のICFの構成要素による分析 |
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健康状態 |
心身機能 |
活動 |
参加 |
環境因子 |
個人因子 |
能力 |
実行状況 |
ダウン症候群による軽度精神遅滞 |
知的機能(軽度障害;IQによる) |
技能の習得(他の知的障害のある人と同程度) |
技能の習得(問題なし) |
職業準備(作業所での職業準備で4年間を過ごす) |
作業マニュアル(簡単なマニュアルを新たに作成) |
年齢(23歳) |
運動耐容能(軽度障害) |
日課の遂行(遅刻なく6時間働ける) |
注意の集中(問題なし) |
求職活動(福祉施設職員同伴で何度かハローワーク訪問をしていた) |
機器の表示(図や色で分かりやすくした) |
性別(女性) |
心室中隔欠損(手術済) |
心室(軽度障害) |
細かな手の使用(ボールペン組立成績普通) |
読むこと、書くこと(簡単なものはできる) |
就職(職業センターでの支援によって老人介護施設に就職) |
家族(職業センターに同伴) |
福祉施設入所歴4年 |
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問題解決、判断(現場の簡単なことはできるようになってきた) |
仕事の継続(1年間仕事継続中) |
福祉関係者(施設で4年間職業準備と求職支援) |
職業興味(福祉関係への興味) |
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課題の遂行(「戦力」になっている) |
報酬のある仕事(最低賃金を超える賃金を得ている。) |
職リハカウンセラー(評価と支援計画の策定) |
性格(明るくて人懐っこい) |
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日課の遂行(残業はなしで8時間働けている) |
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ジョブコーチ(仕事内容の段階的教示、職場側の改善支援) |
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ストレスへの対処(ストレスなく働いている) |
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職場の上司(声かけや作業面の配慮) |
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言葉の理解と表現(上長の指示が当初わからなかったが、次第にわかるようになった) |
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職場の同僚(必要に応じた手助けや作業確認ができるようになった) |
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会話(昼食時などの会話ができる) |
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通勤寮(新たに利用を開始した) |
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立ち姿勢の維持(問題なし) |
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職場での毎日の健康チェック(朝礼時に行うことにした) |
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通勤(問題なし) |
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分かりやすい作業指示(ジョブコーチの指導でできるようになった) |
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運搬(やや遅い) |
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時間をかけたコミュニケーション(職場側にジョブコーチが指導した) |
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健康管理(最近、疲れているようだ) |
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マンツーマン指導(当初、ジョブコーチが行った) |
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家庭生活面(身なりは清潔である) |
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作業内容の簡略化(ジョブコーチが提案) |
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職場の上下関係への対処(問題なし) |
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障害者雇用助成金(施設改善に活用) |
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職場での人付き合い(一部いざこざあり) |
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雇用率制度(雇用枠での雇用) |
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