M3 膠原病(詳細不明)

collagen diseases

(検索用語句: リウマチ  リューマチ  )

慢性の自己免疫疾患で、さまざまな部位に炎症を起こします。人間の免疫系は、通常、ウイルスや細菌などの異物 (抗原と呼ばれます) から体を守るために、抗体と呼ばれる蛋白質を作ります。膠原病等の自己免疫疾患に罹ると、免疫系は異物と自分自身の細胞や組織を見分ける能力を失います。そのため、免疫系は「自分自身の細胞」を標的にした抗体を作ってしまいます。この抗体を「自己抗体」と呼び、標的の細胞と反応して免疫複合体を形成します。さらに、抗体の生産も過剰になります。免疫複合体は体内に蓄積され、炎症、組織の損傷などを引き起こし、自分自身の細胞 (とくに皮膚、関節、血液細胞、腎臓など) を攻撃して痛みを引き起こします。 膠原病等とは、免疫のメカニズムが過剰に機能して、自分自身を攻撃してしまう疾患といえます。膠原病等の患者は1,400,000人から2,000,000人いると見積もられており、アメリカ人185人のうち1人は膠原病等に罹っていることになります。 膠原病等に罹っているという診断を受ける患者のほとんどは、20歳から40歳までの年齢です。 (SOARホームページを参照)


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