J95 呼吸器機能障害
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呼吸は肺や気管支などの機能であり、酸素を取り込み、二酸化炭素を排泄する体内のエネルギー代謝の維持の基本的な機能である。肺疾患や肺手術等によりこの機能に障害が生じると、身体活動に必要な酸素の取り込みと二酸化炭素の排泄が困難となる。また、呼吸機能障害者は一般的に刺激ガス、冷気、乾燥の環境を避ける必要があり、風邪や肺炎に注意する必要がある。屋内の事務職であっても冷房の風に直接あたらない席を確保するなどきめ細かい配慮が必要となる。また、禁煙や分煙を実施すべきである。
サブタイプ
- 呼吸器機能障害 1級 酸素療法・携帯型人工呼吸器
呼吸機能障害者の1級で社会復帰をしようとする人は酸素療法(軽量透明の鼻チュープ装着)か人工呼吸器を装着する必要があり、音声でのコミュニケーションが不便になる場合がある。携帯型の酸素ボンベが使用可能であり、透明軽量の鼻チューブによって酸素療法を行うことができる。
- 呼吸器機能障害 1級 据置人工呼吸器適用
呼吸機能障害者の1級で社会復帰をしようとする人は酸素療法(軽量透明の鼻チュープ装着)か人工呼吸器を装着する必要があり、音声でのコミュニケーションが不便になる場合がある。人工呼吸器の大部分は病院あるいは自宅での据置型である。
- 呼吸器機能障害 3級
3級では、家庭内の極めて温和な日常生活活動には支障がないが、家庭内の通常の活動や極めて温和な社会生活に支障が生じる。
- 呼吸器機能障害 4級
4級は、家庭内の通常の活動や極めて温和な社会生活には支障がないが、それ以上では著しい制限があるため座業程度が限界である。